工学部 機械工学科

加藤秀治 研究室

KATO HIDEHARU
LABORATORY

人工心臓の部品などの小型化を実現させるヒトと環境に優しい微細加工技術と新素材を開発

携帯電話などの機器は急速に小型化し、その部品加工には微細な加工技術が求められている。医療分野でも人工心臓の部品など小物部品には高い精度が要求される。研究室では、高速かつ高精度で部品供給を可能とする加工技術の構築をめざし、工具材料の開発、新しい加工法の開発、さらに新規工具材料を用いた微細加工技術の研究を推進している。

キーワード

  • 切削加工
  • 高能率・高精度
  • 新素材
  • 微細加工技術

研究紹介

RESEARCH

超硬質材料を対象とした高精度・高能率磨き加工法の開発

研究内容

超硬合金工具を用いてポリベンズイミダゾール材料の高速加工を行った場合に工具が急速摩耗することに着目し、逆転の発想でポリベンズイミダゾール材料を研磨工具として超硬合金材料の高精度・高能率表面仕上げ法の可能性を検討してきた。ポリベンズイミダゾール材料と超硬合金材料を17m/s 以上の条件で高速摺動させることにより、超硬合金材料の高精度・高能率表面仕上げが可能である(図1 参照)。また、この特異な現象はポリベンズイミダゾール材料の分子構造の一部が切れ、数十ナノオーダーの微細な摩耗粉が生じることと、分子構造の一部が切れた際に摩耗粉が活性状態になることと、高速摺動による発熱に伴う化学的な作用が付加され高能率な研磨が実現されている。今後はポリベンズイミダゾール材料を用いた超硬合金金型の研磨条件の最適化と応用(図2 参照)を目指している。

鋳鉄材料の高速切削加工に関する研究

難削材の高能率加工に関する研究

セラミックス素地体の高能率加工に関する研究

教員紹介

TEACHERS

加藤秀治  教授・博士(工学)

岐阜県益田南高校出身

略歴

金沢工業大学機械工学科卒。同大学大学院工学研究科博士課程(機械工学)修了。住友電気工業(株)ダイヤ製品事業部に勤務。1995年本学助手就任。講師、助教授を経て、2009年現職。2005年3月~2006年3月ドイツ・アーヘン工科大学WZL客員研究員。

専門分野

専門:切削工学、微細加工
論文・著書:Cutting Performance of a Binder-less Sintered Cubic Boron Nitride Tool in the High-Speed Milling of Gray Cast Iron、他
受賞:1999年工作機械技術振興賞(論文賞)、2001,
2003,2005,2008,2009,2013年工作機械技術振興賞(奨励賞)

横顔

本学機械工学科20期生。一見、気難しく、こわそうに思われがちですが、根はやさしい。学生の面倒見が良く、親身になって相談に応じてくれる。

趣味

スキー、ゴルフ、旅行。

近況

我が子の成長の早さと吸収力にあらためて驚かされている毎日です。私も負けないようにドイツでの留学経験を生かし、新しい研究領域にチャレンジしていきたいと思っています。

オリジナルコンテンツ

ORIGINAL CONTENTS