情報フロンティア学部 メディア情報学科

永瀬宏 研究室

NAGASE HIROSHI
LABORATORY

医療、教育、文化など実社会の諸問題をVR・AR、IT・Webの最新技術を活用して、解決する

近年、メディア情報学の分野ではVR・AR技術、IT・Web技術の進展が著しい。この背景を踏まえ、医療現場でニーズの高い人体形状と臓器の3次元同時可視化技術の開発、教育分野では新人技術者向けにプログラムスキル評価基準の策定、並びに評価支援プログラムの開発、さらには文化面では、臨場感のある火災避難訓練シミュレータとフィギュアスケートの体験ゲームの制作、文化財データの解説と保存などを研究している。

キーワード

  • 人体内部・臓器のVR可視化
  • VR・ARゲーム
  • プログラミングスキル評価
  • 地域文化財のディジタルアーカイブズ
  • 出版物の著作権管理システム

ニュース&トピックス

NEWS & TOPICS

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研究紹介

RESEARCH

CT・MRIと人体形状測定器を利用した人体内部の3次元可視化

研究内容

医療現場で測定したCT・MRI画像は市販のビューワでも臓器の3次元可視化はある程度可能である。しかし患者に全身のCT・MRI撮影することは稀であり、全身の臓器表現には何らかの補完技術が必要である。本研究ではまずCT・MRI画像から臓器の3次元データを半自動で作成する。次に高精度3次元人体形状測定器で測定した3次元ポリゴンデータに、すでに制作した3次元臓器データを埋め込み、位置補正をする。CT・MRI画像が入手できない部分は、医療データベースから臓器の3次元データを取り込む。こうしてできた人体内部データを最新のVR表示ツールで表示し、臓器の形状を理解できるようにする。このシステムは医療機関の監修のもとで制作中であり、医学生の解剖学教育などへの応用を検討している。

VR・ARゲームの制作

研究内容

現在、3次元可視化表示のためのツールはスマートフォンの利用から、専用機器に至るまで数多い。本研究室ではこれらの機器を使って、①火災現場の3次元避難訓練シミュレータ、②フィギュアスケートのシミュレータを並行して開発中である。このうち火災シミュレータでは火が燃え広がっていく様子を疑似的に再現できているが、構造物の爆発、落下、炭化などのより現実感のある再現技術が課題となっている。一方、フィギュアスケートではスケータから見える視界の表現は可能であるが、スケーティングの動作を疑似表現する技術が課題になっている。

プログラミングスキル評価システムの設計

研究内容

プログラミングの経験の浅い技術者を主たる対象として、プログラマのスキルを体系的に評価するための評価基準の策定と、評価支援システムの設計を行っている。策定中の評価基準はスキルレベルを階層化しており、下位階層は目的通りに正しく動作するプログラムを書けるかどうかの判定、中位階層は理解しやすく保守性の高いプログラムを書けるかどうか、また上位階層は各種の開発ツールを使って効率よく開発できるかどうかの判定を行うことにしている。この基準に従って、現在、スキル判定プログラムを開発中である。この中にはコードスメル(ソフトウェアの特徴パラメータ)の評価などが含まれている。

地域文化財のディジタルアーカイブズ構築

研究内容

地域の博物館・個人が所蔵する文化財は数多く、それらの目録や解説を整備することは文化財保護や教育のために有益と考えられる。本研究では墨書で作成されている古文書に着目し、そのスキャンデータに一定の配置ルールに従った解説を加える、ディジタルコンテンツの開発に取り組んでいる。

ディジタルコンテンツの著作権管理システム

研究内容

教育職に従事する人は、日常的に電子書籍、Webコンテンツ、スライドデータなどのディジタルコンテンツを作成・出版している。これらのコンテンツ作成段階で様々な既存の書籍、コンテンツを参考にするケースは多いと考えられ、その著作権管理が注目されている。本研究では参考資料となる文献の書誌情報、著作権情報をデータベースに登録し、いつでも参照可能なデータベース連携システムを開発している。

教員紹介

TEACHERS

永瀬宏  教授・工学博士

東京都青山高校出身

略歴

慶応義塾大学理工学部計測工学科卒。同大学大学院工学研究科博士課程(電気工学)修了。日本電信電話公社入社、同社横須賀電気通信研究所基幹伝送研究部加入者系伝送研究室研究専門調査員、NTT新規事業開発室担当課長として、(株)ATR通信システム研究所通信ソフトウェア研究室主任研究員(出向)を経て、1991年本学助教授就任、1993年現職。

専門分野

専門:服装情報処理、電子書籍、屋内位置推定、医療情報工学、情報セキュリティ
論文・著書:無線LAN機器を用いた院内位置推定システムの提案
その他専門情報:電子書籍の教育への応用、個人体型に合わせた服装デザインCAD、屋内位置推定、最新のセンサデバイスを利用した医療診断支援に取り組んでいる。

横顔

HTML5、Node.js、.NETなどWebアプリケーションの動向をチェックして、大学院の講義に取り入れています。

趣味

万葉集~王朝文学を読むこと、またその写本の調査。
リトグラフの蒐集。

近況

サブジェクトライブラリアン(SL)・専門基礎教育部委員として専門リテラシーパスポートの運用に尽力しています。

オリジナルコンテンツ

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