環境・建築学部 環境土木工学科

本田秀行 研究室

HONDA HIDEYUKI
LABORATORY

環境にやさしい木橋の研究─構造から環境までを考える

世界最大の吊り橋・明石海峡大橋やトラス橋、鉄道橋、歩道橋など、橋にはさまざまな形式がある。さらに橋は、周辺環境に美しい景観を演出しており、景観設計も重要だ。研究室では「橋」をテーマに、その力学的性質、設計法、耐久性に関する研究を展開。特に木製の橋を使った環境調和型の橋への取り組みなど、独自の研究も進めている。

キーワード

  • 環境
  • 木材
  • 構造工学
  • 維持管理工学

ニュース&トピックス

NEWS & TOPICS

研究紹介

RESEARCH

近代木橋の耐久設計法および維持管理に関する研究

研究内容

丸太橋や製材橋および集成材木橋(近代木橋)の耐久性は、いかにして雨水等が構造部材に侵入することを防いで遮断するかが最も重要な点である。すなわち、水の遮断によって部材内部の含水率の増加を防ぎ、木材を腐らせる白色腐朽菌の増殖を防ぐことになる。わが国の近代木橋は約22 年前から建設が始まり、歴史は非常に浅い。このため、いかにして近代木橋を長持ちさせるかの技術論に対しては、50 年以上の歴史がある欧米諸国の技術論に後れを取っているのが現状である。近代木橋の技術開発は施工会社の努力に負う所が多いが、18 年以上に亘る実橋実験と構造解析による知見を基に、新設および既存の近代木橋の耐用性を増大する耐久設計法とその維持管理法の構築を検討している。

橋梁構造物の振動特性と設計法に関する研究

波型鋼腹板桁の静的・動的挙動と設計法に関する研究

集成材を使用した木製橋梁の力学的挙動に関する研究

教員紹介

TEACHERS

本田秀行  教授・工学博士

青森県弘前南高校出身

略歴

金沢工業大学土木工学科卒。金沢大学大学院工学研究科修士課程(土木工学)修了。1975年本学助手就任、講師、助教授を経て、1992年現職。1988年3月~1989年6月ドイツ国のA・V・フンボルト財団の客員教授としてミュンヘン工科大学留学。

専門分野

専門:橋梁工学、土木振動工学
論文・著書:論文に「集成材等を用いた木橋の現状と実験に基づく振動特性」ほか、著書に「橋梁振動の計測と解析」、「基礎から学ぶ構造力学」ほか。
受賞:PC技術協会論文賞(PC技術協会)、木橋技術シンポジウム優秀賞(土木学会)、木橋技術功績賞(土木学会)
その他専門情報:木橋アドバイザー(木橋技術協会)

横顔

自動車の走行によって橋は揺れる。この揺れ(振動)に対する性質の分析、設計法、防振など橋の揺れ問題を解析と実験の両面から研究している。実橋実験では教えられる事が多いので、ダンプトラック車2、3台を使った橋梁実験を全国的に行っている。

趣味

ゴルフ、創作ステンドグラス、スキー

近況

わが国の集成材を使用した近代木橋は欧米に40年程遅く始まったが、急激な進歩をとげている。環境と調和し、木の温もりがある木橋はすばらしい。土木学会・木材工学委員会(委員長)や各種の団体で、近代木橋の技術開発や普及および木材の利活用に努力している。17年前から弘前市の岩木山ふるさと大使。

オリジナルコンテンツ

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