バイオ・化学部 応用バイオ学科

袴田佳宏 研究室

HAKAMADA YOSHIHIRO
LABORATORY

納豆菌・海洋性細菌・極限環境微生物を人のために!あなたの知らない微生物の世界。

おいしい納豆をつくる納豆菌の開発や、化粧品や医薬分野に応用できる納豆菌由来の有用物質を探索する。海洋性細菌を利用して、遺伝子工学技術によりコンブからバイオエタノールを直接つくる技術を開発する。極限環境微生物の特殊能力を利用した化学品・医薬品原材料の大量生産技術の開発を行う。納豆菌に関して独自の遺伝子組換え技術を開発する。

キーワード

  • 納豆菌
  • 海洋性微生物
  • 極限環境微生物
  • 遺伝子工学
  • 食糧・環境・エネルギー・医薬

ニュース&トピックス

NEWS & TOPICS

研究紹介

RESEARCH

納豆菌の有用物質の探索研究

研究内容

納豆は日本人が1000年来食してきた発酵食品である。しかし、納豆をつくる納豆菌に関してはあまり研究がされてこなかった。そこで本研究では、納豆菌由来の新規な有用物質を探索し、食品や化粧品、医療分野で利用する技術開発を行う。対象としては、美白成分や抗がん作用を示す酵素、化合物などを探索し、その生産技術を遺伝子組換え技術も利用して開発する。

海洋性微生物によるバイオエタノール生産に関する研究

研究内容

食糧とともにエネルギー問題も日本にとって重要な事項である。石油の使用量を減らし、二酸化炭素の排出量を抑制するとともに、再生可能なエネルギー生産を目指す必要がある。食糧と競合しない海藻、特に大量に発生するコンブに着目した。コンブ分解菌を探索し、分解に関わる酵素群の遺伝子をクローニングする。得られた組換え酵素を用いて酵素カクテルを構築し、酵素によるコンブ分解を行う。分解により得られた糖を発酵原料としてアルコール発酵でバイオエタノールを生産する技術を構築する。日本は海洋国家であり、これからの日本を支えていくためにも海洋資源の有効活用は必須となってくる。そのための技術開発を遺伝子工学を中心に開発していく。

生分解性ポリーマー生産のための極限環境微生物を利用した材料供給に関する研究

研究内容

人類の発展は、化学原料の元を石油とした製品開発で成り立ってきた。しかし、石油から作られる製品は難分解性で100年以上も環境に存在し、その汚染は人類が到達できない1万メートルを超える深海にまで既に及んでいる。人類によって作られた化学物質が検出できない場所は既に地球上には存在しないと言われている。また、石油に依存するあまり、環境破壊とともにエネルギー枯渇の問題も生じている。そこで、この研究では、化学製品の基幹化合物を極限微生物に生産させることで、石油への依存を減らし、環境負荷を低減させることを目的としている。

教員紹介

TEACHERS

袴田佳宏  教授・博士(工学)

三重県神戸高校出身

略歴

三重大学農学部農芸化学科卒。同大学大学院農学研究科修士課程(農芸化学)修了。花王(株)入社、生物科学研究所配属、この間、信州大学にて学位取得(工学)。主任研究員を経て、2006年本学助教授就任。2011年教授就任。

専門分野

専門:微生物利用学、酵素学、遺伝子工学。自然界から有用微生物のスクリーニングおよび有用酵素の利用。新規素材開発など。
論文・著書:「好アルカリBacillus sp.KSM-64株由来のアルカリセルラーゼEgL-64の耐熱化に関する研究」(学位論文)
その他専門情報:○危険物乙4種取扱い者
○上級バイオ技術者認定

横顔

スポーツは見るよりすることが好きで、硬式テニス、卓球には自信があります。デスクワークでの運動不足を実験で解消しています。
信念「微生物は良き友人であり、人を裏切らない」。

趣味

テニス、釣り、読書、映画鑑賞

近況

研究テーマ(食糧・医療・エネルギー分野への貢献)
①食糧・医療・化粧品分野への納豆菌の応用研究
②環境循環型素材としての海藻を利用したバイオエタノール生産に関する研究
③竹チップ発酵熱を暖房に利用する循環型地域活用研究

オリジナルコンテンツ

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