大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 辻本剛士さん。
辻本さんが土木を学びたいと思ったきっかけは、父親や祖父の影響が大きかったといいます。そして愛知県からKITに進学。木村教授との出会いは、彼に土木工学の素晴らしさを実感させました。山岳トンネルにおけるコンクリート剥落現象のメカニズム解明に、学部4年次から取り組んでいる辻本さん。昨年は、土木学会で優秀講演者賞を受賞しました。また土木学会の学会誌の編集委員として、全国の土木構造物を視察し記事を書いています。
たくさんの現場を知り、海外でも活躍したいと話す辻本さん。
市民のための工学に熱心に取り組む辻本さんをご紹介します。
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大学院環境土木工学専攻博士前期課程1年 伊藤大翔さん。
土木構造物に興味をもち、KIT金沢工業大学環境土木工学科に進学した伊藤大翔さん。防災工学やコンクリートの実験授業が楽しく、また授業のサポートをする先輩たちの姿に憧れ、4年次から宮里研究室に所属。卒業研究として取り組んだテーマは、二酸化炭素を吸い込む次世代のコンクリートと、鉄筋に代わる耐食性に優れたFRP(繊維強化プラスチック)ロッドの付着性についてです。FRPロッドに注目した成果を土木学会で発表。初めて参加した学会で優秀講演者賞を受賞しました。
大学院に進学し、秋の学会発表に向けて一層熱心に取り組む伊藤さんをご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程1年 寺尾静夏さん。
KIT金沢工業大学大学院1年の寺尾静夏さん。大学では新しい分野に挑戦してみたいと環境土木工学科に進学。学びの中で、土木へのイメージが大きく変わっていったと話します。4年次には、鹿島建設との産学協同によるKITコーオプ教育プログラムに参加。4ヶ月間、社員の一人として技術研究所で業務に携わり、橋梁などインフラ構造物点検用の光ファイバの実験を中心に取り組みました。人が行けない場所でも効率の良い構造物評価を可能にする技術についてです。秋には国際学会での発表も予定しています。
積極的な学びで将来の可能性の広がりを実感している寺尾さんをご紹介します。
環境土木工学科4年 田中彩香さん。
KIT金沢工業大学女子バスケットボール部に所属する田中彩香さん。副キャプテンとしてチームを支えるとともに、大会運営などにも積極的で、チームスポーツを通した新しい出会いやコミュニケーションがとても楽しいと話します。一方、学びの集大成として取り組んでいる研究は、ジオポリマーコンクリートと呼ばれるセメントを使わない次世代の建設材料の骨材として、廃棄瓦を有効活用しようというものです。インターンシップの経験から、現場に関わる仕事への気持ちが強くなったと話す田中さん。
研究にも課外活動にも一生懸命取り組む姿とともに、部員たちが大切にしているモットーをご紹介します。
環境土木工学科3年 青柳奏未さん。
KIT金沢工業大学「防災・減災プロジェクトSoRA」。これは、学生が地域住民や行政と協力しながら防災力向上をめざす課外活動プロジェクトです。リーダーは、環境土木工学科3年 青柳奏未さん。地域と連携したSoRAの活動に興味をもって1年次から参加、昨年からはコロナ禍でもできる活動を仲間たちと工夫しながら積極的に動きだしています。
青柳さんたちのさまざまな活動をご覧いただきながら、環境土木への思いもご紹介します。