建築学科4年 梅村亮馬さん(2016年3月卒業)。
この春、KIT建築学科を卒業し、日本郵政に就職した梅村亮馬さん。郵便局を始め、公共性の高い建物の設計、建築に関わる施設部で新しいスタートを切っています。
建築を学びたいと滋賀県から進学。建築に触れる機会をつくりたいと、1年次から夢考房や月見光路プロジェクトで活動し、3年次には北陸の気候にあったエコハウスの研究に取り組むなど、積極的に課外活動にも参加しました。
伝統を守りながら時代に合った建築をデザインしていきたいと夢を話す梅村さんを、卒業研究発表の様子などをまじえてご紹介します。
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建築学科4年 小川拓海さん。
建築について学びたいと、栃木県からKIT建築学科に進学を決めた小川拓海さん。入学後からインテリアデザインサークルに参加、家具づくりや部屋の内装などについて知識を重ねていきました。学びの中で環境心理に関心を持ち、土田研究室に所属。集大成として取り組んだのは、カウンセラーと相談者との適切な距離と角度に注目したカウンセリングルームの環境要件に関する研究です。
相談者の立場に立った空間設計基準の確立をめざした研究の様子をはじめ、金沢の街なかに活気を取り戻そうとKITの学生たちが行っている月見光路、かなざわ風鈴など学内外の活動にも積極的に参加してきた小川さんをご紹介します。
大学院 建築学専攻博士前期課程2年 辻和也さん。
11月、KIT円井研究室が主催するまちづくりワークショップが、金沢市の担当者や都市計画の専門家が参加して開催されました。市街地内や近傍にある斜面緑地で生成する夜間冷気流がヒートアイランド、特に熱帯夜を緩和することから、研究室での研究成果をもとに、都市環境気候の観点から金沢の将来像を描こうというものです。中心メンバーとして取り組んでいたのは、大学院2年の辻 和也さん。もともと自然に関心があり、行政や企業の人たちと関わりながらまちづくりについて考えてみたいと研究室を希望しました。6年間の学びの集大成を前に、貴重な経験となったに違いありません。来春、空調設備の世界で第一歩を踏み出す辻さん。
学んだシミュレーション技術を活かしながら人々の快適な環境づくりを考えていきたいと話す辻さんをご紹介します。
建築デザイン学科4年 岡本昇磨さん。
10月「金澤月見光路」が開催されました。これは金沢工業大学で建築を学ぶ学生たちが、手づくりのあかりのオブジェで金沢市中心部広坂周辺を美しく演出しようというものです。ワークショップやポイントラリーなど体験型の企画もあり、子供から大人まで多くの人たちが訪れました。金沢21世紀美術館の芝生広場を担当したのは、川ア研究室の学生たち。リーダーの岡本昇磨さんは、1年次から月見光路に参加。新しいイメージをだしたいとデザインしたランドスケープアーキテクチャーは、時間帯や来場者の使い方によっていろいろな表情を見せていました。
金沢の秋の風物詩ともいえる「金澤月見光路」。 岡本さんの挑戦をご紹介します。
大学院 建築学専攻博士前期課程1年 寺島悠希さん。
石川県と岐阜県にまたがり日本三名山の一つに数えられる白山が、今年開山1300年を迎えました。8月、それを記念する奉祝大祭が白山比盗_社で行われ、その共催イベントとして金沢工業大学の学生たちが光の空間演出を行いました。建築系や情報系を専門とする学科横断型のプロジェクトチーム、KANAMEプロジェクトのメンバーたちです。彼らは、「未来への結び」をテーマにプロジェクションマッピングや灯りのオブジェで参道を幻想的にライトアップしました。リーダーは、大学院1年の寺島悠希さん。専門分野をこえての活動は、ものづくりへの新しい発見や可能性が広がると話します。
開山1300年の節目に魅せた学生たちの取り組みを、寺島さんのインタビューでご紹介します。