ロボティクス学科4年 西陽太さん。
NHK大学ロボコン2009で準優勝を果たしたKIT夢考房ロボットプロジェクト。 8月に開催されるABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会への出場権を、2年ぶりに手にしました。今年のルールは、自動ロボットと手動ロボットが旅人ロボットを乗せたかごを担ぎ、いくつかの課題をクリアしながら3つの太鼓を打ち鳴らすというもので、ス ピードと確実性が要求されます。
大会リーダーの西陽太さん。彼はこの1年、最大目標のABUロボコンを見据えた戦略でチームを引っ張ってきました。予選リーグ、決勝トーナメントと着実に勝利し、決勝戦では豊橋技術科学大学に惜しくも敗れたものの、安定性の高いロボットで日本代表の座を勝ちとったKITチーム。
8月に開催されるABU大会に向け調整に余念のない西さんたちを、国内大会準優勝までの戦いぶりとあわせてご紹介します。
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ロボティクス学科4年 青木心路さん。
9月、日本航空宇宙学会主催の全日本学生室内飛行ロボットコンテストが開催されました。これは、飛行ロボットの普及と航空産業を担う人材育成などをめざして行われているもので、今年で20回を数えます。マルチコプター部門には、KIT金沢工業大学ロボティクス学科の伊藤恒平研究室が出場しました。制御を担当したのは、4年の青木心路さんです。青木さんは、併設校の国際高専時代から伊藤先生の下でマルチコプターに取り組み、2022年の大会では3位入賞。KIT編入後もこの大会を成果発表の場に、高度制御の自動化に挑んできました。
仲間と作り上げた機体「ベンゼン」の挑戦を、青木さんのインタビューとともにご紹介します。
ロボティクス学科2年 吉田勇翔さん。
9月、全日本学生室内飛行ロボットコンテストが開催されました。KIT金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクトは、昨年、自動操縦部門で4年ぶりに優勝。今年も全ミッション達成そして連覇を目標に活動を続けてきました。制御を担当した吉田勇翔さんは、今大会に向けてプログラムを一新。これまで機体ごとに異なっていた制御プログラムの汎用性を高めることで、調整時間のスピード化が可能になりました。果たして今年のKITチームは・・・。救援物資の運搬や自動離着陸など時間内に様々なミッションをこなして得点を競う室内飛行ロボコン。
大会での様子を吉田さんのインタビューとともにご紹介します。
ロボティクス学科3年 山崎大輝さん。
6月に行われた「NHK学生ロボコン2024」。全国から書類やビデオ審査を通過した18チームが参加。毎年ルールが変更し、今年は棚田をモチーフに田植えや収穫をイメージとした2台のロボットで競いました。11年連続出場となったKIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクトチームのリーダーを務めたのは、和歌山県出身の山崎大輝さんです。初めてのまとめ役に戸惑いながらも憧れのロボコンの大舞台に立ちました。ロボットの制御も担当、大会では思うような動きが出来ず悔しい結果となりましたが、この経験を来年への大きな一歩にしようと先を見つめます。
今年も学生ロボコンに挑んだ夢考房チームを、山崎さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 山﨑 楓さん。
KIT金沢工業大学大学院2年の山﨑楓さん。新潟県からKITロボティクス学科に進学しました。念願の土居研究室で学部4年次から取り組んでいるのは、枯れ葉を食べて動く自給型ロボットシステムについてです。実環境の中で、AIが枯れ葉を認識しエネルギー源として回収、それらを燃焼させエネルギーに変換して継続的に動くというもので、バイオマスを使ったカーボンニュートラルで画期的なロボットです。いつかロボットが生態系に組み込まれるような環境をつくっていけたらと話す山﨑さん。
枯れ葉を食べるロボットの様子を山﨑さんのインタビューとともにご紹介します。