大学院情報工学専攻博士前期課程2年 二飯田大暉さん(2025年3月修了)。
KIT金沢工業大学大学院を修了し、社会人として一歩を踏み出している二飯田大暉さん。併設校の国際高等専門学校時代から情報について学んできました。9年間の学びの集大成は、今や医療やエンタテインメントなど様々な世界で活用されているMR(複合現実)について。現実と仮想世界を融合させ、リアルタイムでのインタラクションを可能にする技術です。二飯田さんは身近な料理に注目。MRを活用した調理支援システムを提案し、国内外の学会で紹介しました。学部4年次からは課外活動でもVRやMRコンテンツ制作に関わるなど技術や知識を高めてきた二飯田さん。
KITで好きなことを学べた充実感と新しい世界に期待を寄せる姿をご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 二飯田大暉さん(2025年3月修了)。
KIT金沢工業大学大学院を修了し、社会人として一歩を踏み出している二飯田大暉さん。併設校の国際高等専門学校時代から情報について学んできました。9年間の学びの集大成は、今や医療やエンタテインメントなど様々な世界で活用されているMR(複合現実)について。現実と仮想世界を融合させ、リアルタイムでのインタラクションを可能にする技術です。二飯田さんは身近な料理に注目。MRを活用した調理支援システムを提案し、国内外の学会で紹介しました。学部4年次からは課外活動でもVRやMRコンテンツ制作に関わるなど技術や知識を高めてきた二飯田さん。
KITで好きなことを学べた充実感と新しい世界に期待を寄せる姿をご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 上野孝典さん(2025年3月修了)。
歴史的な建造物が多く残る金沢の地で建築を学んでみたいと、栃木県からKIT金沢工業大学建築学科に進学を決めた上野孝典さん。KITでの学びを終え、全国の文化財建造物の保存修理を担う世界で今まさに新しいスタートを切りました。山崎幹泰研究室で取り組んだ集大成の研究テーマは、石川県を対象とした近世社寺建築の絵様について。絵様とは、梁などに施された模様や曲線の彫刻のことで、上野さんはその時代的特徴を明らかにしました。
念願の場所で第一歩を踏み出した上野さんのKIT生活をインタビューとともにご紹介します。
金沢工業大学大学院電気電子工学専攻博士後期課程3年 渡部佳月さん。
まもなく社会人としてスタートを切る渡部佳月さん。KIT金沢工業大学電気電子工学科に群馬県から進学しました。学部1年次に大澤直樹教授の研究テーマに惹かれた渡部さん。4年次から大学院博士後期課程までの6年間にわたって、大澤研究室が世界で初めて発見した大気圧空気中での均一バリア放電現象のメカニズム解明に取り組んできました。博士後期課程での3年間に6度の学会発表、昨年は、優れた若手研究者として2度の表彰を受けました。
KITでの学びやこれからの経験を通して日本の工業を支えられる研究者をめざしたいと話す渡部さんをご紹介します。
大学院ビジネスアーキテクト専攻修士課程2年 保科洸成さん。
まもなく社会人として第一歩を踏み出す保科洸成さん。高校3年の時に参加したSDGsに関するイベントが、その後のKIT金沢工業大学での生活を大いに充実したものとしました。学部1年次から学生プロジェクト「SDGs Global Youth Innovators」に参加。子供から大人まで楽しみながら学んでもらいたいとオリジナルゲームを使ったSDGs教育に取り組みました。学びの集大成の研究でも、企業と共同でメタバースを活用したゲーム教材やSDGsの教育手法の開発、評価を行った保科さん。
社会課題の解決を自分事として捉え積極的に行動してきた保科さんをご紹介します。
機械工学科4年 西川怜那さん。
自然界の生物のしくみや機能を模倣し、新たなものづくりに応用する技術、バイオミメティクスの研究に取り組んだ学生がいます。KIT金沢工業大学4年の西川怜那さんです。西川さんはカワハギの仲間、アミメハギのある行動に注目し、流体力学的側面から解明しようとしました。めざしているのは、水中ドローンのホバリング技術向上に応用できないかというものです。早い段階から機械工学科 福江研究室で活動をスタート、3年次に日本魚類学会での発表も経験しました。KITでいろいろな挑戦ができたと学生生活を振り返る西川さん。
卒業研究の様子をインタビューとともにご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 西尾依歩紀さん。
2月、KIT金沢工業大学大学院の修士公聴会が開かれ、教授や後輩たちを前に集大成の研究について発表が行われました。建築学専攻2年の西尾依歩紀さんが取り組んだテーマは、「水を受け継ぐ建築」。建築や都市という人工物を自然の循環を構成する要素として捉え直すことで、真に豊かな生活環境や社会の構築につながるのでないかと、水に着目しそれらが担うべき役割や在り方を問いました。高校生の時に金沢の町を訪れたことがきっかけで建築の道を志したという西尾さん。この土地で学べたことは、まもなく始まる新しい世界でも活かされるはずと話します。
西尾さんが金沢への旅で目を奪われた光景やKITの学びの中で作り上げてきた建築への思いなどをご紹介します。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 加藤達貴さん。
岐阜県からKIT金沢工業大学応用バイオ学科に進学した加藤達貴さん。もともとは遺伝子組み換えなどに興味を持っていましたが、KITの学びの中で健康食品や機能性食品への関心が強くなりました。尾関研究室で取り組んだ集大成のテーマは、腸活や角質水分量を高める効果があるたんぱく質の一種、レジスタントプロテイン(RP)を多く含んだ甘酒製法の開発についてです。鍵としたのは、甘酒の製造時間短縮化。加藤さんは日本酒の醸造過程からヒントを得て短時間での製造を可能にし、結果、RPの含有量が多い甘酒の開発に成功しました。
人々の生活に役立つような仕事をしていきたいと抱負を語る加藤さんをご紹介します。
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 大味優樹人さん。
IT技術を使って人々に役立つものづくりがしたいと、KIT金沢工業大学情報工学科に進学した大味優樹人さん。学びの集大成として取り組んだ研究は、全国の道路施設の点検データを活用した橋梁の効率的な維持管理に向けたシステム構築について。内閣府の国家プロジェクトです。老朽化が進む全国の橋梁の現状に人口分布や交通量などのデータを集約し解析、補修優先度が示されるシステムです。学業以外でもソフトウェア開発を請け負うなど技術を高めてきた大味さん。
春からは技術者として社会にはばたく大味さんをご紹介します。
ロボティクス学科4年 田中悠太さん。
未来のコンビニエンスストア実現を目的に、昨年11月に開催された自律移動ロボットによる競技会「WRS Future Convenience Store Challenge2024 」。商品の陳列や廃棄品の回収作業を自動化する競技で、KIT金沢工業大学ロボティクス学科 出村研究室のチームが、圧倒的な成績で見事優勝を果たしました。ロボットの設計開発、陳列タスクの制御、回路を担当した田中悠太さん。壊れにくく、修理しやすいロボットをめざし製作した1か月半でした。この経験は、技術者として一歩を踏み出す工作機械メーカーでも必ず活かせるはずと話します。
チームHappy Robotの活躍を田中さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 神野翔綺さん。
KIT金沢工業大学大学院2年の神野翔綺さん。神野さんがLEDやレーザの材料となる「光る半導体」の研究を続けている山口研究室で、学びの集大成として取り組んでいるのは、青色LEDの光物性評価について。日本人の研究者たちによって生み出された青色LED。照明での大きな貢献はもちろん、様々な分野で広く応用されています。神野さんはレーザをつくりだしたいと、その材料である窒化物半導体の発光効率向上をめざした研究と向き合っています。憧れていた研究室に所属し、大学院進学後はその研究成果を国内外の学会で積極的に発表してきました。
春、念願の分析・計測機器の総合メーカーで第一歩を踏み出す神野さんをご紹介します。
建築学科4年 藤原彩芽さん。
大学では建築について学びたいと、新潟県からKIT金沢工業大学に進学した藤原彩芽さん。中でも木造建築に興味を持ち、4年間の学びの集大成に選んだテーマは「古民家が人間に与える心理的影響について」。生理反応実験や心理検査などから古民家のもつ魅力を探っています。一方大学に入学してからは陸上競技にも挑戦。怪我が転機となって始めた競歩は記録更新を続けるなど、課外活動でも充実した日々となりました。春からは建設業界で社会人としてスタートを切る藤原さん。
研究に陸上競技にと熱心に向き合う姿をご紹介します。
経営情報学科4年 山上果鈴さん。
KIT金沢工業大学に進学後、好きな英語を使った課外活動プログラムや国際交流などに積極的に参加してきた山上果鈴さん。昨年末には、シンガポール理工学院の学生たちに金沢の伝統工芸である加賀水引の製作体験を仲間と企画。留学生たちとの会話が一層弾みました。授業や国際交流を通して新しい自分を知ることができたという山上さん。学びの集大成は、企業との協働プロジェクトが縁となり、飲食店の業務効率向上をめざすテーマに取り組んでいます。
春からの新しい世界でも、多国籍なメンバーと英語を生かした仕事をしていきたいと話す山上さんをご紹介します。