ロボティクス学科3年 原田知樹さん。
8月、今年も神戸で「レスキューロボットコンテスト」が開催されました。これは、大地震で倒壊した市街地を模擬した6分の1スケールのフィールドで、遠隔操作のロボットを使って要救助者を救助する競技です。
これまでもレスキュー工学大賞や消防庁長官賞など様々な賞を受賞しているKIT夢考房メカニカルサポートプロジェクト。原田知樹さんをチームリーダーとする今回は、大規模災害や事故現場でレスキュー活動に携わった人が受ける強い精神的ストレス、惨事ストレスの軽減をコンセプトにシステムの開発に取り組みました。そして、実際の災害現場に即したシステム開発が評価され、2度目の竸基弘奨励賞を受賞。
この活動経験を実用機の運用に活かしていきたいと話します。
今年のチームの取り組みを原田さんのインタビューとともにご紹介します。
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ロボティクス学科3年 山崎大輝さん。
6月に行われた「NHK学生ロボコン2024」。全国から書類やビデオ審査を通過した18チームが参加。毎年ルールが変更し、今年は棚田をモチーフに田植えや収穫をイメージとした2台のロボットで競いました。11年連続出場となったKIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクトチームのリーダーを務めたのは、和歌山県出身の山崎大輝さんです。初めてのまとめ役に戸惑いながらも憧れのロボコンの大舞台に立ちました。ロボットの制御も担当、大会では思うような動きが出来ず悔しい結果となりましたが、この経験を来年への大きな一歩にしようと先を見つめます。
今年も学生ロボコンに挑んだ夢考房チームを、山崎さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 山﨑 楓さん。
KIT金沢工業大学大学院2年の山﨑楓さん。新潟県からKITロボティクス学科に進学しました。念願の土居研究室で学部4年次から取り組んでいるのは、枯れ葉を食べて動く自給型ロボットシステムについてです。実環境の中で、AIが枯れ葉を認識しエネルギー源として回収、それらを燃焼させエネルギーに変換して継続的に動くというもので、バイオマスを使ったカーボンニュートラルで画期的なロボットです。いつかロボットが生態系に組み込まれるような環境をつくっていけたらと話す山﨑さん。
枯れ葉を食べるロボットの様子を山﨑さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 田島 祐典さん。
KIT金沢工業大学大学院1年の田島祐典さん。田島さんがロボティクス学科 村尾研究室で学部時代から取り組んでいるテーマは、「MRヘッドセットによる視線検出を用いたドローンの制御に関する研究」について。人の目線でドローンを誘導しようというものです。MRヘッドセットやドローンなど新しく使用するものばかりで、研究環境を整えることに時間がかかったということですが、夢考房内にある国内の教育機関としては最大級のドローン屋内飛行実験場を使って実験にあたる日々です。
ハイレベルな研究に取り組む様子や、テクノロジー体験会でドローン操作の講師を務める田島さんの姿をインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 高田康伸さん。
子どもの頃からラジコンやロボットに興味をもち、KIT金沢工業大学ロボティクス学科に進学した高田康伸さん。KITコーオプ教育プログラムに魅かれ、学部4年次の後半から大学院1年のうちのほぼ1年にわたりプログラムに参加。工場で働く従業員の幸福度向上について社員の一員として活動しました。一方、河合研究室で学びの集大成として取り組んでいる研究は、脳卒中患者などの効果的なリハビリ手法である機能的電気刺激について。特に、重心移動を考慮したしゃがみこみ状態からの立ち上がり動作を補助するシステムを提案し、その有用性を検証しました。
コーオプ教育プログラムと研究に熱心に取り組む高田さんをご紹介します。