ロボティクス学科3年 小新松貴さん。
11月、横浜で「ETロボコンチャンピオンシップ大会」が開かれました。これは、スマートフォンや自動車など幅広い分野で使用されている組込みシステム分野の若手エンジニア育成を目的に行われているものです。同一の走行体でソフトウェア技術のみで競うアドバンストクラスに、KIT夢考房組込みソフトウェアプロジェクトチームが北陸地区の代表として出場しました。技術者も多く出場し、年々難易度はアップ。
環境の変化でロボットのコンディションも大きく変わってしまいます。小新松貴さんたち3年生チームで挑んだKITも思わぬトラブルに見舞われました・・・。
ETロボコン全国大会に挑んだKITチームの様子を、リーダー小新さんのインタビューを中心にご紹介します。
Pickup Content
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 山本健介さん。
工学系を広く学びたいと、千葉県からKIT金沢工業大学ロボティクス学科に進学した山本健介さん。入学後は、夢考房ロボットプロジェクトの「Team_RID」に参加して、アニマルセラピー用のロボット開発をめざした活動に取り組みました。太田研究室所属後は、老朽化の進んだ水路管内の変形などをAIを活用しながら発見するシステム開発の研究を続けています。来春からは社会人として第一歩を踏み出す山本さん。
人々のくらしに貢献できる技術者になりたいと話す山本さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 森 星太さん。
中学生のときに興味をもった筋電義手について深く学んでみたいと、長野県からKIT金沢工業大学に進学した森 星太さん。学部1年次から課外活動の夢考房義手研究開発プロジェクトに参加して仲間とともに知識や技術を習得。授業の理解にも役立ち良かったと話します。3年次からは筋電義手や支援ロボット開発などが専門の竹井研究室に所属。生成AIを活用して筋電義手の効果的な訓練につながる研究テーマに取り組んでいます。
興味あることを課外でも正課でも一生懸命な森さんを、ご紹介します。
ロボティクス学科4年 大西真気さん。
7月、フランスで開催された世界最大のロボット・人工知能競技会「RoboCup2023」で、KIT金沢工業大学ロボティクス学科 出村研究室のチームが準優勝しました。世界45ヶ国からおよそ2500人が参加したこの大会。チームHappy Robotは、家庭で人間の生活をサポートする生活支援ロボットの技術開発を目的としている@Home Educationリーグに出場しました。ソフトウェアを担当した大西真気さん。世界大会の貴重な経験は、これからの研究意欲を大きくしたに違いありません。
愛らしい姿はもちろん、今話題の生成AIシステムを4基搭載するなど大西さんたちのロボットの活躍をご紹介します。
ロボティクス学科3年 前濵桂太さん。
6月、「NHK学生ロボコン~ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会」が開催されました。昨年準優勝のKIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクト「Team_Robocon」は、今年こそ優勝して世界大会へと、活動に励んできました。毎年新しいルールで行われる学生ロボコン、今年は、世界大会の開催地であるカンボジアの世界遺産、アンコールワットをフィールドに見立て、2台のロボットを操作する輪投げで競います。大会リーダーをつとめたのは、栃木県出身の前濵桂太さん。前日はトラブルに見舞われ、思うような動きが出来ないまま大会当日を迎えたとのことでしたが、予選から見事な戦いぶりをみせ会場を沸かせました。それでも……。
結果は惜しくもベスト8。しかし優勝チームとの熱戦など高い技術力が評価され、特別賞として技術賞を受賞したKITチームを、前濵さんのインタビューで振り返ります。