小水力発電アイデアコンテストで銀賞

投稿日:2013年7月20日

3月10日(日)、三重県いなべ市で開催された小水力発電アイデアコンテストの発表会と審査会があり、金沢高専電気電子工学科4年生11名のチームが銀賞に輝きました。
同コンテストは一般河川や農業用水など小規模な水源を利用した発電システムのアイデアを競うもので、NPO法人地域再生機構(岐阜県恵那市)とデンソー(愛知県刈谷市)などからなる実行委員会が主催しています。今回が2回目の開催で、中部7県の高専9校が出場し、金沢高専は初参加で2位という好成績を収めました。

金沢高専チームが開発した発電システムは、少ない水量で効率よく回すことができるらせん状の水車を採用。水車の材質はペットボトルと同じ材質のものを使用してリサイクルを可能にするなど環境にも配慮しました。移動や修理を簡単に行えるよう分解可能にし、保守の面まで気を遣ったことでも高い評価を受けました。 また、発電した電気を、地域のお年寄りの安心を守る情報表示システムの稼働に使うという提案も、地域社会への貢献という点で好評でした。指導した柳橋秀幸講師は「実用性やユーザーの視点を重要視した金沢高専のアイデアが、総合的に評価された結果」と顔をほころばせました。