工学部 電気電子工学科

池永訓昭 研究室

IKENAGA Noriaki
LABORATORY

新しいプラズマ生成技術の開発と新しい機能性薄膜の開発

工具などの寿命改善用に代表される機能性硬質薄膜は医療や航空・宇宙へと応用分野を広げており、それに伴って薄膜に要求される機能性も多種多様になってきている。研究室ではこれら産業界のニーズに対応できる、プラズマを使った新しい機能性薄膜の開発とその応用技術の開発を行っている。また、他学科や地域と連携した活動にも積極的に参加している。

キーワード

  • プラズマ
  • 機能性薄膜
  • ダイアモンドライクカーボン
  • フィジカルセンサ
  • プラズマ滅菌

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研究紹介

RESEARCH

高耐熱なアモルファス状炭素系薄膜(a-C:H)の開発

研究内容

アモルファスカーボン膜の代表として知られるDLC(Diamond Like Carbon)膜は産業応用が盛んな炭素系薄膜のひとつである。DLC膜は主として摺動用機械部品(低摩擦・高硬度)に応用されているが、耐熱温度が他の硬質薄膜に比べて低い(400℃)という問題があるため用途が限定されているのが現状であった。本研究ではDLC膜に種々の元素を添加することによって、DLC膜が本来持つ特性(低摩擦・高硬度)を損なうことなくさらに高耐熱(1000℃を目標)なDLC膜の実現に向けて研究を行なっている。
現在までのところ600℃までの耐熱性を持ったDLC膜の作製に成功しており、今後はこのメカニズムの解明とさらなる機能性発現の探求を目指している。これと並行してDLC膜に種々の元素を添加するための簡便な成膜プロセスの開発も行っている。

教員紹介

TEACHERS

池永訓昭  教授・博士(工学)

略歴

1993年
3月
大阪府立香里丘高等学校 卒業

1997年
3月
金沢工業大学 工学部 電気工学科 卒業

1999年
3月
金沢工業大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻 博士前期課程 修了

1999年
4月
澁谷工業株式会社 メカトロ事業部 開発部開発課 

2003年
4月
独立行政法人科学技術振興機構 研究成果活用プラザ石川 専任研究員 

2004年
10月
財団法人石川県産業創出支援機構 研究開発補助員 

2008年
3月
金沢工業大学大学院 工学研究科 材料設計工学専攻 博士後期課程 修了

2008年
4月
金沢工業大学 金沢工大附置研究所 ものづくり研究所 研究員 

2010年
4月
金沢工業大学 講師 

2013年
4月
金沢工業大学 基礎教育部 基礎実技教育課程 講師 

2014年
4月
金沢工業大学 工学部 電気系 電気電子工学科 講師 

2016年
4月
金沢工業大学 工学部 電気系 電気電子工学科 准教授 

2018年
4月
金沢工業大学 工学部 電気電子工学科 准教授 

2024年
4月
金沢工業大学 工学部 電気電子工学科 教授 

専門分野

専門:湿度センサ、表面改質、プラズマ制御、PBII&D、強誘電体薄膜、形状記憶合金薄膜、多機能薄膜、アモルファスカーボン薄膜、プラズマ計測、プラズマ

担当科目

電気回路基礎  電気回路Ⅰ  プロジェクトデザイン入門(実験)(電気電子工学科)  プロジェクトデザインⅢ(池永訓昭研究室)  電気回路Ⅱ  プロジェクトデザイン実践(実験)(電気電子工学科)  エネルギー材料・デバイス工学研究(池永訓昭)  エネルギー材料・デバイス統合特論  

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