工学部 電子情報システム工学科
會澤康治 研究室
パルスレーザで作り出した衝撃波で調べる・探る・変える・入れる
高強度のエネルギーが短時間に開放されると衝撃波が発生することが知られている。研究室では、高輝度パルスレーザで作り出した衝撃波(図中のLIESW)の性質を調べている。固体や液体中を大気圧の10倍以上の高強度で音速を超えて伝わるこの衝撃波は、センシングデバイス等の信頼性評価(調べる)・欠陥検出(探る)・表面加工(変える)および細胞や組織への薬剤導入(入れる)など広い分野に使われることが期待される。
キーワード
- 衝撃波
- 高輝度パルスレーザ
- センシングデバイス
- 評価・検出・加工
- 薬剤導入
教員紹介
會澤康治 教授・博士(工学)
略歴
専門分野
専門:計測・制御、電気・電子材料、固体デバイス
学生へのメッセージ
これまで多くの方々からいろいろなことを教わってきた経験から、実験やミーティングを通して学生と一緒に考えることを心がけています。結構面倒見はよいと思っています。以前はボウリングやドライブを趣味にしていました。学生時代は、稚内や知多岬まで車で旅行したことがあります。最近では、酒蔵探訪しながら、その土地の名物とお酒を合わせて楽しんでいます。研究では、強誘電体・圧電体等を使ったデバイスの応用研究を長らく行っていました。最近は、レーザや放電を使った強力なパルス超音波の発生と検出およびその応用について研究を行っています。学内外との共同研究を実施するなど、異分野の学生・教員との交流を通して日々切磋琢磨しています。実験用の強力パルスレーザ装置の見学もできます。興味ある方はご連絡ください。
担当科目
電気電子プログラミング演習 電気電子工学専門実験A プロジェクトデザインⅢ(會澤康治研究室) 電気回路Ⅱ 電気磁気学Ⅰ 過渡現象論 音響・映像概論 専門ゼミ(電気電子工学科) 音響・映像工学研究(會澤康治) 電気電子回路特論
研究業績
論文
- High-intensity airborne sound generated by irradiation of nanosecond laser pulse to water-immersed optical absorber
- 電気電子工学科における誰一人取り残さない教育の実践:必修科目「工学基礎」における補充授業の導入
- Photoluminescent Spectrum Changes Associated With Remanent Polarization Degradation in Sub-100-nm-thick europium-doped Strontium Bismuth Tantalate Red-phosphor Thin Films
- Intense Aerial Ultrasound Generated by Shock Vibration with Confined Laser Ablation
- Characterization of intense pressure pulse through cylindrical hole
- Effect of a cylindrical waveguide on extracting high intensity pressure pulse and on irradiating it to adherent cells
- ヒト初代線維芽細胞における衝撃波照射後の細胞の生理機能
- 水中火花放電及びNd-YAGレーザにより発生させた衝撃波を利用した遺伝子導入
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