情報フロンティア学部 メディア情報学科
千石靖 研究室
SENGOKU Yasushi
LABORATORY
インターネットの安全性を考慮したシステムの研究
インターネットの利便性だけでなく、安全性にも気を配ったプログラムやシステムを研究・開発する。例えば通信の規約(プロトコル)を理解すれば、Javaなどのプログラミング言語を使って、マルウェア(コンピュータウイルス)の拡散を防ぐメールシステムなどを構築できる。医療や介護における個人情報を守る安全で効率的なシステムの構築などにも取り組んでいる。
キーワード
- セキュリティ
- マルウェア対策
- 不正アクセス対策
研究紹介
RESEARCH
情報ネットワークシステムの保護に関する研究
研究内容
ネットワーク化された情報システムにおいて必要となる、不正プログラム対策、不正アクセス対策、著作権保護、個人情報保護などについて、既存の暗号や認証等のセキュリティ技術を応用して実現する。
医療系分野における情報セキュリティ技術の適用に関する研究
研究内容
本研究では、日常の医療系業務に情報通信技術を導入する際の技術的側面を支援する。具体的には、既存の機器環境を活用した通信システムの実現に加えて、個人情報を含む医療情報を保護するための暗号技術や認証技術の適用、また、一般の看護師等が利用できるような容易な操作性をもつ、安全かつ効率的なシステムの構築を行う。また、医療事故防止や院内感染対策のために無線ICタグなどの情報セキュリティ技術をどのように活用できるかを検討し、実験をふまえながら効果的なシステムの構築を目指している。
教員紹介
TEACHERS
千石靖 教授・博士(情報科学)
富山県富山工業高校出身
略歴
七尾短期大学経営情報学科卒。金沢経済大学(現金沢星稜大学)経済学部卒。北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士前期課程修了。同大学院大学博士後期課程修了。1997年本学助手就任。講師、助教授を経て、2013年現職。
専門分野
専門:情報工学、情報セキュリティ
論文・著書:論文に「ネットワーク環境におけるコンピュータウイルスの効果的防御に関する研究」(学位論文)など、著書に「情報セキュリティ」など
その他専門情報:第1種情報処理技術者
横顔
中学生時代、トロンボーンを吹いていたが下手だったので、ミスのない演奏が可能なコンピュータ音楽に興味を持った。それがコンピュータとの出会いだった。しかし、どんなシンセサイザーも生楽器の生演奏にはかなわないことを知り、今では聴くだけとなっている。
趣味
音楽鑑賞、読書(特に本格SF小説と本格推理小説)
近況
授業で利用してきた演習室のLinuxを次のバージョンに更新することになりました。もう1つ新しいバージョンもあるのですが、新しすぎる物は安定性に欠け、授業で利用するのには向いていないのです。運用面においては「枯れた」環境が望ましい、ということです。最新版はトラブル対応も含め各自で挑戦しましょう(笑)。