情報デザイン学部 経営情報学科
石原正彦 研究室
社会の“データ”から問題解決のための“情報”を引き出す
統計解析、多変量解析、地理情報システム(GIS)そしてディープラーニングなどを活用して“ビッグデータ”から社会が直面する問題の本質を深掘りする手法の開発に取り組む。この取組を通して、社会に価値ある“情報”を引き出すデータ・サイエンティストを育成する。
キーワード
- 新事業創造
- 技術経営(MOT)
- 統計解析
- ビッグデータ
- 地理情報システム(GIS)
研究紹介
データ解析コンペティションの挑戦しながら、ビックデータの解析手法を開発
研究内容
4大学(大東文化大学、大阪府立大学、岩手県立大学、早稲田大学)の研究室と共同でデータ解析コンペティションに参加し、さまざまなビックデータに触れながら新しい解析手法や評価指標など開発しています。
1.データ解析コンペティション(経営科学系研究部会連合協議会主催)
<2018年度>
佐々木誠治(岩手県立大学)他「視聴履歴に基づく視聴者ロイヤルティの評価指標の提案」
→開発した指標を用いた分析内容を経営情報学会学生ポスターセッションにて報告し、最優秀賞を受賞しました。
<2019年度>
茂木雅祥(早稲田大学)他「標準地域メッシュを用いたタクシー移動方位の変動評価」
→データベース学会部会で最優秀賞を受賞しました。
2.スポーツデータ解析コンペティション(情報数理研究所主催)
薮内天貴(金沢工業大学)他「日本プロ野球における改良型 D'Esopo-Lefkowitzモデルによる最適打順の探索」(2019.12)
→本研究内容は経営情報学会関西支部第15回学生研究発表会においても発表して、優秀賞を受賞した(2020.2.22)
AI技術を活用した森林施業集約化のための効率的調査技術の開発
研究内容
林業の業務効率化を目指して、効率よく森林資源量を推定するAIエンジンの開発に取り組んでいる。具体的にはドローンや人工衛星から得られるデータなどを統計解析、ディープラーニング、地理情報システムなどの技術を活用して分析し、広い領域の森林資源の価値(資源量)を効率よく推定する手法を開発する。
本研究は本学情報工学科長田茂美研究室、石川県農林総合研究センター、石川県森林組合連合会、株式会社エイブルコンピュータとの共同で取り組んでいる。なお本研究は農研機構生研支援センター「イノベーション創出強化研究推進事業」の支援を受けて行っている(2018年度-2020年度)。
“技術ベース経営(MOT)”を実践する北陸企業の経営学的分析
教員紹介
石原正彦 教授・博士(医学)
略歴
専門分野
専門:地理情報科学、統計解析、技術経営
担当科目
経営学入門 統計学Ⅰ 経営情報専門実験・演習B プロジェクトデザインⅢ(石原正彦研究室) 統計学Ⅱ アカデミックリーディング 専門ゼミ(経営情報学科) マーケティング研究(石原正彦) 地理情報科学特論 マーケティング戦略特論 ビジネス戦略特論Ⅰ ビジネス戦略特論Ⅱ
研究業績
論文
- UAV画像及び衛星画像上の針葉樹判別手法の開発
- 公衆浴場施設における竹・廃木材チップ混焼システムの開発
- 工業高校におけるPBL授業の試み -「プロジェクトの授業」を事例として-
- 情報フロンティア学部におけるPBL型体験学習の導入―三学科混成チームにおける活動の現状報告―
- 循環型エネルギー地域活用プロジェクト”における取組;マーケティング・スキルを磨く教育プログラムの開発
- 竹チップの温度安定化実験から学ぶ技術者としての考え方
- Development of Educational Program for Production Managers Based on a Symbiotic Competition with ABC-G Network
- 大病院における病床管理の実態と入院手続き業務の改善
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