建築学部 建築デザイン学科
山崎幹泰 研究室
歴史的な寺社や民家の建築技法と保存法を研究
金沢には、城郭や武家屋敷、寺院、神社、町家、民家など、歴史的な建築物が生き続けている。研究室では建築物を調査して文化財としての価値を見いだし、後世に伝えていくための研究を行う。これまでに石川県下の主要な寺院神社や近代和風建築の実測調査、小松市、中能登町、富山県高岡市の町家調査などを実施した。また、建築家の手書き図面や地域の建築資料をアーカイヴスとして保管・活用する研究にも取り組んでいる。
キーワード
- 日本建築史
- 歴史的建築物
- 文化財保存
- 大工技術
- 建築アーカイヴス
ニュース&トピックス
- 2024.09.26[金沢ゆかりの建築家「和田順顕」―大正・昭和の金沢を彩った近代建築]を開催
- 2024.06.11「物語の始まりへ」に中村こころさんが紹介されました
- 2022.10.13金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴスが公開展示会「金沢の歴史的建築とその資料展」を開催
研究紹介
石川県下の歴史的建造物に関する調査研究
研究内容
石川県および富山県の歴史的建造物の調査研究。寺院、神社、民家、町家、近代和風建築、近代化伝統的伝統的町並みなどを対象とする。
建築アーカイヴスに関する研究
研究内容
建築家の手書き図面、模型、設計資料や、地域の建築や町並みに関する建築資料、古写真などについて、収集、整理、保管、公開を行う。
明治期における古社寺建造物の保存・修理技術に関する史的研究
研究内容
明治時代から戦前期まで、主に修理工事報告書が作成されなかった時期の文化財建造物の修理について、その内容を明らかにする。
明治期社寺行政に関する研究
研究内容
歴史的建造物が明治時代において、どのように再発見され、文化財建造物として保護の対象となっていったのか、行政の調査と法制度の変遷を明らかにする。
教員紹介
山崎幹泰 教授・博士(工学)
略歴
専門分野
専門:建築アーカイヴス、近世社寺、社寺行政、文化財修理、古社寺保存、日本建築史
学生へのメッセージ
建築について勉強することは、まずは多くの建築を見に行くことです。先生も学生時代には、海外ではローマ、ギリシャ時代の遺跡巡りをし、国内では京都・奈良ほかの古社寺を見て回りました。近年では、建築に関するテレビ番組も増え、展示会も日常的に行われるようになり、インターネットも含めて、場所や時間を問わず、建築の情報に接することができるようになりました。しかし、現地に行って建築空間を体感することで、その何倍もの情報を自分の記憶に刻み込むことができます。どこかへ出かける時は、ついでに近くで見ることができる建築はないか、いつでも探してみるようにしてください。
担当科目
建築大意 建築キャリアガイド 建築設計Ⅰ プロジェクトデザインⅢ(山崎幹泰研究室) 日本建築史 建築設計Ⅱ 都市・まちづくり 専門ゼミ(建築学科) 建築設計・意匠研究(修士論文)(山崎幹泰) 建築史特論