工学部 環境土木工学科
木村定雄 研究室
地下構造物(トンネル・地下空間)の新建設技術と維持管理技術を研究開発する
笹子トンネルの天井板の落下事故以降、道路構造物であるトンネル、橋梁などを安全に維持管理する技術が求められている。木村研究室では、トンネル構造物を主として、道路、鉄道、インフラ施設の健康度を点検評価する技術、補修・補強する技術を研究・開発している。実際に企業と共同開発した技術が全国の高速道路や地下鉄で使われている。
キーワード
- トンネル工学
- 地下空間利用工学
- 地下リニューアル
- 建設マネジメント
教員紹介
木村定雄 教授・博士(工学)
略歴
専門分野
専門:建設マネジメント、地下空間利用工学、トンネル工学
学生へのメッセージ
みなさんは、10年~20年後に自分がどこで・どんな立場で・どんなプロジェクトを進めているか、想像したことはありますか?大学生活は,勉強したり研究したりする時間(遊びももちろん)ですが、卒業後の自分がどんな仕事をするか、つまりは、人生をどうやって生きていくかを決める、非常に大切な時間でもあります。生まれ育った街で、市役所の公務員として、道路や橋の点検をして危険な場所がないかをチェックし、市民の安全を守っているかもしれません。はたまた、海を越えた異国の地で、ゼネコンの技術者として、何百キロも離れた場所を新幹線でつなぐため、東奔西走しているかもしれません。
いずれにせよ、土木というのはその土地の市民の安全や暮らしやすさを改善する、縁の下の力持ちのような分野です。
木村先生は、工事の種類や場所、規模を問わず精通された専門家です。それだけでなく、遊びも研究も妥協せず,全力でやることの楽しさを教えてくださる方です。お会いしたら、思い切ってなんでも質問してみてください。懐の大きい方ですので、勉強や進路でもなんでも相談にのってくださいます。(木村研究室大学院生談)
担当科目
土木施工学 プロジェクトマネジメントⅠ 環境土木専門実験・演習A 進路セミナーⅠ プロジェクトデザインⅢ(木村定雄研究室) 環境土木工学設計Ⅱ プロジェクトマネジメントⅡ 専門ゼミ(環境土木工学科) 進路セミナーⅡ 建設マネジメント研究(木村定雄) Advanced civil engineering 環境土木工学統合特論Ⅰ
研究業績
論文
- 鉄道開削トンネルの設計法の変遷調査 ー 設計法の変遷が部材の断面算定に及ぼす影響 ー
- 粘着シートを用いたトンネル内装工の付着性能評価法の提案
- 高速道路トンネル覆工の変状把握の精度向上に関する検証
- 覆工に生じる変状把握の精度向上のための覆工表面洗浄の有効性
- トンネル覆工コンクリートの漏水に伴うカルシウム溶出現象の解明
- 二重らせん構造型PET繊維の補強性能に関する研究
- Assessment of health condition and management system for road tunnel by inspection data in Japan
- 覆工コンクリートに生じるひび割れが直張りタイルに及ぼす影響
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