バイオ・化学部 環境・応用化学科
谷口昌宏 研究室
物質を原子レベル、即ち原子1コずつ測定・分析します
" 1ナノメートル" ( 1 nm) とは1ミリの100万分の1の長さです。普通の縫い針の頭の100万分の1の大きさであり、水素原子が10個並んだ大きさに相当します。ナノメートルのスケールで物質の分析を行うには、専用の装置と技術が必要です。本研究室では「走査型アトムプロープ」という装置を開発し、ナノメートルスケールで物質を分析し、性質を調べています。
キーワード
- ナノサイエンス
- 走査型アトムプロープ
- 物質表面での化学と分析
教員紹介
谷口昌宏 教授・理学博士
略歴
1981年
3月
大阪府立 三国ヶ丘高等学校 卒業
1985年
3月
東京大学 理学部 卒業
1987年
3月
東京大学大学院 理学系研究科 修士課程 修了
1990年
3月
東京大学大学院 理学系研究科 博士課程 修了
1990年
4月
東京大学 物性研究所 技官
1993年
2月
北海道大学 理学部 助手
2001年
4月
金沢工業大学 助教授
2008年
4月
金沢工業大学 バイオ・化学部 バイオ・化学系 応用化学科 教授
2018年
4月
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用化学科 教授
専門分野
専門:アトムプローブ、物理化学、表面科学、無機化学
担当科目
化学コンピュータ演習 応用化学専門実験・演習B1 プロジェクトデザインⅢ(谷口昌宏研究室) 化学熱力学 物理学基礎実験 無機・エネルギー機能化学 応用化学専門実験・演習A1 専門ゼミ(応用化学科) 無機機能化学研究(谷口昌宏) 量子化学特論 応用化学統合特論
研究業績
論文
- アトムプローブ分析と並行した電界イオン顕微鏡像の取得
- 金属キレート化合物の走査型アトムプローブによる分析
- アトムプローブによる1次元高分子の分析:ポリエチレングリコール
- (アトムプローブ分析における電圧パルスとレーザーパルスの動的な切り替えによる交互電界蒸発システムの製作)
- Toward the Atomic-Level Mass Analysis of Biomolecules by the Scanning Atom Probe
- Atomic level analysis of dipeptide biomolecules by a scanning atom probe
- (電圧パルスとレーザーパルスの交互トリガーシステムによるアトムプローブ分析)
- Atomic level analysis of carbon fibers by the scanning atom probe
詳しい研究業績はこちら