バイオ・化学部 応用化学科

露本伊佐男 研究室

TSUYUMOTO Isao
LABORATORY

安全・安心な社会を作るために生活の役に立つ機能性材料を開発する

化学の知識をもとに、柔軟な発想と新しいアイデアで、生活の役に立つ機能性材料を研究開発している。これまでに、プラスチックや木材を燃えなくする難燃剤を開発することに成功した。さらに塗るだけでプラスチックを燃えなくできる液体も開発し、実用化を進めている。また、リチウムイオン電池の新しい電極材料の開発を目指し、新しい物質を合成して、その結晶構造と電気化学的性質の関係を調べている。

キーワード

  • 無機材料
  • 電池
  • 結晶構造
  • プラスチック
  • モノを燃えなくする化合物

研究紹介

RESEARCH

無機機能性材料の開発

木材、紙、プラスチックの不燃化技術に関する研究

教員紹介

TEACHERS

露本伊佐男  教授・博士(工学)

略歴

1987年
3月
淳心学院高等学校 卒業

1991年
3月
東京大学 工学部 工業化学科 卒業

1993年
3月
東京大学大学院 工学系研究科 超伝導工学専攻 修士課程 修了

1996年
3月
東京大学大学院 工学系研究科 応用化学専攻 博士課程 修了

1996年
4月
東京大学 工学部応用化学科 助手 

1999年
4月
金沢工業大学 講師 

2002年
4月
金沢工業大学 助教授 

2011年
4月
金沢工業大学 バイオ・化学部 バイオ・化学系 応用化学科 教授 

2018年
4月
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用化学科 教授 

専門分野

専門:無機材料化学、インテリジェント材料学、燃焼学、環境科学、分析化学

学生へのメッセージ

複雑でわかりにくい事柄でも、その背景に隠れている原因やメカニズムを知ると、全ての点が一本の線でつながり、目からうろこが落ちるように急に理解が進むことがあります。化学の学習ではその傾向が特に大きいです。化学的性質を羅列すると、つかみどころのない無味乾燥な暗記事項のように見えますが、その性質を示す理由が必ず存在します。イオン結晶が展性・延性を示さず割れる理由、圧電結晶に圧力を加えると電気が発生する理由、コバルト酸リチウムにリチウムイオンが出入りする理由、これらは結晶構造から明快に説明することができます。
研究で、新しい構造の物質が見つかると、新しい性質が見つかることがあります。既に知られている物質でも詳しく調べると、新しい性質が見つかることがあります。新しく見つかった性質について、なぜその性質を示すのかを結晶構造等から解明していくのが化学研究の醍醐味と言えるでしょう。

担当科目

バイオ・化学大意(応用化学)  化学と安全  工業概論  応用化学専門実験・演習B2  プロジェクトデザインⅢ(露本伊佐男研究室)  無機化学  電気化学  バイオ・化学基礎実験・演習B2(応用化学)  物理学基礎実験  科学技術英語  無機機能化学研究(露本伊佐男)  無機機能化学特論  応用化学統合特論  コーオププログラム  コーオププロジェクト  

オリジナルコンテンツ

ORIGINAL CONTENTS