建築学部 建築デザイン学科
山田圭二郎 研究室
YAMADA Keijirou
LABORATORY
人・社会・自然の相互関係から建築や都市のデザインを考える

景観は、地域を構成するさまざまな空間要素と、社会を構成する諸主体の活動とが相互作用しながら動態的に成り立っており、我々の主観(情緒・価値・身体感覚など)とも強く影響しあっている。研究室では、空間の分析及びデザインの技法はもちろん、「空間―社会」の相互作用を組み込んだまちづくりの理論、空間と社会を一体的に再構築する都市デザインの方法論、主観を手がかりとしたデザイン論の転回などを探究している。
キーワード
- 景観工学
- ランドスケープ・アーキテクチュア
- 都市デザイン
- 都市・地域計画
- まちづくり
研究紹介
RESEARCH
令和7年度PDIII(卒業研究・設計)
研究内容
・建築と環境の相互作用からなる内外関係の構築手法:西沢立衛の『新建築』掲載作品の分析
・みつけるあそび つくるあそび場(設計作品)
・NANAO LINKSCAPE(設計作品)
・景観認識における意識の生成と連関に関する研究:兼六園・野村家庭園を対象として
・長野県における試住支援策の実態調査
・エコール・ド・カナル:町・文化をめぐり会する場(設計作品)
・居心地の良さを感じる空間の感覚的質に関する研究
・シェアする流れ、むすぶ建築:香林坊周辺地区をつなぐ交流拠点(設計作品)
・総曲輪テラス:緑と巡る滞在空間(設計作品)
・景観計画にみる港湾景観の評価軸に関する研究
・京都府綾部市睦合町における自治会運営と景観維持に関する研究
・自然の郷 獅子吼(設計作品)
令和6年度修士研究・PDIII(卒業研究・設計)
研究内容
・「居合わせる」風景(設計作品)
・思い出に残る学童期の体験とその質に関する研究
・みなとこまち:多度津港の再編(設計作品)
・自然体験島:調整池を活用した島状集落の眺めの保全(設計作品)
・Deconstructing a sense of distance(設計作品)
・集落空間を巡る地域運営の実態とその変化:新潟県長岡市西中野俣地区を対象として
・学童期の地域体験におけるテリトリー及び境界の認識とその要因
・共棲:過密都市における主体的住空間の構築(設計作品)
・庭園景における居心地と奥行の関係性に関する研究
・廃墟的な…(設計作品)
・サブカルチャー街の動態的持続性に関する基礎的研究:中野ブロードウェイを対象に
・老若男女が主役になれる小さな集落(設計作品)
・人間の実存を支える住まいのあり方に関する研究[修士研究]
令和5年度PDIII(卒業研究・設計)
研究内容
・伊那市中心市街地の発展とその変遷
・農業用水の管理システムに関する調査研究:四日市市堂ヶ山町・山田町を対象として
・LRTから始まる宇都宮中心市街の拠点再編(設計作品)
・発見する居場所(設計作品)
・みなとまち 金沢:戸水ふ頭ターミナルを起点に(設計作品)
・緑でつながる地域と町工場(設計作品)
・心地よい孤独:本と向き合い、人の温もりを感じる(設計作品)
・街を紡ぐ小さなまち(設計作品)
・番屋に集う:氷見市島尾集落の暮らしの再生(設計作品)
令和4年度修士研究・PDIII(卒業研究・設計)
研究内容
【論文】
・日本におけるサードプレイスの捉え方に関するメタアナリシス
・大学の諸特性と入学定員充足率との関係分析:中規模私立大学を対象にして
・建築空間の体験とマインドフルネスの関係に関する試論的考察
・金沢市における街区公園の空間構成の特徴に関する研究
・地域の諸主体が連携した空き家対策の実態調査
・「主体」にとって居心地のよい広場の条件とは何か:CGを用いた印象評価
・長野県佐久市上塚原区の景観特性の調査分析:空間-社会関係に着目して
・夜間景観の演出手法に関する研究:8自治体を対象にして
・金沢都市計画区域における住宅地の新陳代謝を促す要因に関する研究
【作品】
・ローカル・ガバナンスを再構築する「場」と設計提案:輪島市町野地区を対象に[修士研究]
・未指定文化財の保存活用手法と設計提案:石黒ビルを事例として[修士研究]
・これからの商店街の在り方:下伊丹商店街編
・まちを文化・芸術で紡ぐ
・自然・環境と建築
・〈ろじ〉のススメ
令和3年度修士研究・PDIII(卒業研究・設計)
研究内容
【論文】
・都市における「余白」体験の意味に関する試論的考察
・旧金石線の建設と沿線地域の変遷に関する研究
・場所への愛着の形成パターン:場所・風景・モノの喪失体験から
・金沢駅西地域の集落における非住宅用途の変遷
・住宅の開口領域が外部に与える印象とその条件の抽出
・大都市圏における商店街の変容:成増商店街を対象に
・日常的な風景体験におけるイメージの生成・展開に関する研究:マンガ描写を通じて
・「金沢こまちなみ保存条例」下における町並みの実態調査
・留学生の地域コミュニティへの参加実態に関する研究
【作品】
・河川領域から再考する都市のコモンズ[修士研究]
・ひとりずつ暮らし
・まちの賑わいとスケボーパークの融合
・おふくろのまち
・農工業で創る、四世代交流
・自然を「うつす」
・街に展開していく自邸
令和2年度修士研究・PDIII(卒業研究・設計)
研究内容
【論文】
・駅前広場のデザインにおける評価軸に関する研究:1996-2008年
・駅前広場のデザインにおける評価軸に関する研究:2009-2019年
・小規模自治体の特性を踏まえたシティ・プロモーションに関する研究
・町並み保存を契機としたまちづくりの発展プロセス:福井県小浜市小浜西組地区を対象として
・長野県木曽町開田高原の景観特性に関する調査分析:空間-社会関係に着目して
・「居心地のよさ」に共通する体験の質に関する研究
【作品】
・現代住宅におけるニハ空間の再構築と提案[修士研究]
・多世代交流を育む幼老複合施設
・Park-PFIによる河川敷地内の公園施設計画
・学校・家庭・地域がつながるシェアハウス
・道の駅×老人福祉施設:高齢者が自分らしく生き、輝き続けるために
・界隈を結ぶ商業施設
・境界線上の建築
・団地に生きるという選択肢
・子どもの主体性を育む住宅街
令和元年度修士研究・PDIII(卒業研究・設計)
研究内容
【論文】
・オープンスペースの質的評価とパーソナリティの関係[修士研究]
・まちおこしへの当事者意識の形成要因に関する調査分析:七尾市高階地区を対象として
・卯辰山山麓寺院群における敷地の構成手法に関する研究
・金沢市における法定外公共物(用水路)の維持・管理実態調査:辰巳用水系統を中心に
・放置駐輪の場所特性と是非判断の関係分析:下北沢商店街を対象に
・大阪市西成区釜ヶ崎における空間変容のダイナミクスに関する研究
・空き家の発生要因と空き家対策の実態に関する調査分析
・土地利用及び生活拠点施設から見た空き家の分布特性:金沢市を対象として
【作品】
・リゾート地区の自然と建築の融合
・内発的デベロップ:共異体がつくるまち
・構造システムからのアプローチ:崖の上の浮遊建築
・海王丸パークの海浜公園としての再計画
・防潮堤の盛り場化:海辺に生きる意志
平成30年度修士研究・PDIII(卒業研究・設計)
研究内容
【論文】
・香林坊・片町の繁華街化とその要因[修士研究]
・「アウェイじゃない空間」の評価構造に関する研究:SD法を用いた評価実験
・「アウェイじゃない空間」に対する注視傾向の分析:ドットプローブ課題を用いた実験
・タテマチストリートにおけるPublic Lifeの実態とArchitectural Managementの可能性
・まちづくり協定の運用と効果の持続性に関する研究
・市街化調整区域を巡る都市計画的課題のメタアナリシス:1968年以降の研究動向
・立地適正化計画の運用実態に関する研究:北陸三県の基礎自治体を対象として
【作品】
・海の拠点
・新陳代謝を起こす町並み:住み手と建築家による町家の更新
・Play "Co-secondlife"
・Pub./Priv.が創るまち
・“だんだん”広がる暮らし:豊かな里山里海とともに
・水と緑でつながるまち:新高岡駅前の住まいの計画
・ストリート・ハック:戦術的マチニハ獲得論
平成29年度PDIII(卒業研究・設計)
研究内容
・サードプレイスとしてのカフェ空間と利用者行動との関係性の分析
・金沢都心軸における街路空間構成の変遷とその要因:街鉄が与えた影響を中心に
・金沢工業大学扇が丘キャンパスにおける計画思想と景観設計に関する研究
・犀川の空間構成とアメニティ利用の変遷:犀川大橋周辺を対象として
・温泉地の地域運営の実態に関する研究:山中温泉を対象として
・清水港ウォーターフロント地区の再計画(設計作品)
・交錯:金沢港戸水ふ頭の改修計画(設計作品)
・地方創生の政策目標と効果の検証:徳島県を対象として
・小規模自治体における人口社会増の要因分析
・地産地消型の建築生産における空間的・社会的原単位に関する研究
平成28年度PDIII(卒業研究)
研究内容
・大学生の都市空間選好とその心理的要因に関する研究
・金沢城下町の水路ネットワークと水利用形態に関する研究
・「なつかしさ」のきっかけとその空間的質に関する研究
・ヤミ市を起源とする商業空間の形成過程に関する研究:新天地・中央味食街を対象として
・空間―社会関係に着目した雑多な街路景観の形成に関する研究:木倉町を対象として
・災害時のツイートに見る感情極性の時空間解析:新たな災害情報収集手法の検討
教員紹介
TEACHERS

山田圭二郎 教授・博士(工学)
略歴
専門分野
専門:風景、景観、認識、主体、自治、都市計画・デザイン、まちづくり、脳神経科学
学生へのメッセージ
大学3年生だった1994年の冬に『風景学入門』という本に出会ったことが、私が景観工学という学問を志すきっかけを与えてくれました。さらに、のちに縁あって、その本の著者(中村良夫)のもとで教育研究にたずさわり、学問の面白さや奥深さを肌で感じつつ学ぶ機会に恵まれました。本との出会い、人との出会い、風景との出会いなど、出会いがなんであれ、その縁を大切にしてほしいと思います。そのためには、常に広い視野をもってさまざまなことに関心を向け、先入観のないフラットな心もちで接することが大事です。そして、そのときの自分の感覚や感情を信じることです。なぜなら、先入観のないその感覚や感情は、自分にとって嘘偽りのない事実だからです。その事実を深め、一般化していく学術的営為の出発点はそこにあります。心から「よかった」と思える出会いに1つでも恵まれたなら、その大学生活はかけがえのないものだったといえるでしょう。
担当科目
建築の計画とデザイン 建築の計画とデザイン 建築設計演習Ⅰ 建築キャリアデザイン 建築キャリアデザイン 都市デザイン プロジェクトデザインⅢ(山田圭二郎研究室) 専門教養特別科目(建築入門) 都市・まちづくり 建築デザイン総合演習B 専門ゼミ イノベーション基礎 進路セミナーⅡ 都市・地域計画研究(山田圭二郎) 景観論特論