建築学部 建築学科

山田圭二郎 研究室

YAMADA Keijirou
LABORATORY

人・社会・自然の相互関係から建築や都市のデザインを考える

景観は、地域を構成するさまざまな空間要素と、社会を構成する諸主体の活動とが相互作用しながら動態的に成り立っており、我々の主観(情緒・価値・身体感覚など)とも強く影響しあっている。研究室では、空間の分析及びデザインの技法はもちろん、「空間―社会」の相互作用を組み込んだまちづくりの理論、空間と社会を一体的に再構築する都市デザインの方法論、主観を手がかりとしたデザイン論の転回などを探究している。

キーワード

  • 景観工学
  • ランドスケープ・アーキテクチュア
  • 都市デザイン
  • 都市・地域計画
  • まちづくり

研究紹介

RESEARCH

令和3年度修士研究・PDIII(卒業研究・設計)

研究内容

【論文】
・都市における「余白」体験の意味に関する試論的考察
・旧金石線の建設と沿線地域の変遷に関する研究
・場所への愛着の形成パターン:場所・風景・モノの喪失体験から
・金沢駅西地域の集落における非住宅用途の変遷
・住宅の開口領域が外部に与える印象とその条件の抽出
・大都市圏における商店街の変容:成増商店街を対象に
・日常的な風景体験におけるイメージの生成・展開に関する研究:マンガ描写を通じて
・「金沢こまちなみ保存条例」下における町並みの実態調査
・留学生の地域コミュニティへの参加実態に関する研究
【作品】
・河川領域から再考する都市のコモンズ[修士研究]
・ひとりずつ暮らし
・まちの賑わいとスケボーパークの融合
・おふくろのまち
・農工業で創る、四世代交流
・自然を「うつす」
・街に展開していく自邸

令和2年度修士研究・PDIII(卒業研究・設計)

研究内容

【論文】
・駅前広場のデザインにおける評価軸に関する研究:1996-2008年
・駅前広場のデザインにおける評価軸に関する研究:2009-2019年
・小規模自治体の特性を踏まえたシティ・プロモーションに関する研究
・町並み保存を契機としたまちづくりの発展プロセス:福井県小浜市小浜西組地区を対象として
・長野県木曽町開田高原の景観特性に関する調査分析:空間-社会関係に着目して
・「居心地のよさ」に共通する体験の質に関する研究
【作品】
・現代住宅におけるニハ空間の再構築と提案[修士研究]
・多世代交流を育む幼老複合施設
・Park-PFIによる河川敷地内の公園施設計画
・学校・家庭・地域がつながるシェアハウス
・道の駅×老人福祉施設:高齢者が自分らしく生き、輝き続けるために
・界隈を結ぶ商業施設
・境界線上の建築
・団地に生きるという選択肢
・子どもの主体性を育む住宅街

令和元年度修士研究・PDIII(卒業研究・設計)

研究内容

【論文】
・オープンスペースの質的評価とパーソナリティの関係[修士研究]
・まちおこしへの当事者意識の形成要因に関する調査分析:七尾市高階地区を対象として
・卯辰山山麓寺院群における敷地の構成手法に関する研究
・金沢市における法定外公共物(用水路)の維持・管理実態調査:辰巳用水系統を中心に
・放置駐輪の場所特性と是非判断の関係分析:下北沢商店街を対象に
・大阪市西成区釜ヶ崎における空間変容のダイナミクスに関する研究
・空き家の発生要因と空き家対策の実態に関する調査分析
・土地利用及び生活拠点施設から見た空き家の分布特性:金沢市を対象として
【作品】
・リゾート地区の自然と建築の融合
・内発的デベロップ:共異体がつくるまち
・構造システムからのアプローチ:崖の上の浮遊建築
・海王丸パークの海浜公園としての再計画
・防潮堤の盛り場化:海辺に生きる意志

平成30年度修士研究・PDIII(卒業研究・設計)

研究内容

【論文】
・香林坊・片町の繁華街化とその要因[修士研究]
・「アウェイじゃない空間」の評価構造に関する研究:SD法を用いた評価実験
・「アウェイじゃない空間」に対する注視傾向の分析:ドットプローブ課題を用いた実験
・タテマチストリートにおけるPublic Lifeの実態とArchitectural Managementの可能性
・まちづくり協定の運用と効果の持続性に関する研究
・市街化調整区域を巡る都市計画的課題のメタアナリシス:1968年以降の研究動向
・立地適正化計画の運用実態に関する研究:北陸三県の基礎自治体を対象として
【作品】
・海の拠点
・新陳代謝を起こす町並み:住み手と建築家による町家の更新
・Play "Co-secondlife"
・Pub./Priv.が創るまち
・“だんだん”広がる暮らし:豊かな里山里海とともに
・水と緑でつながるまち:新高岡駅前の住まいの計画
・ストリート・ハック:戦術的マチニハ獲得論

平成29年度PDIII(卒業研究・設計)

研究内容

・サードプレイスとしてのカフェ空間と利用者行動との関係性の分析
・金沢都心軸における街路空間構成の変遷とその要因:街鉄が与えた影響を中心に
・金沢工業大学扇が丘キャンパスにおける計画思想と景観設計に関する研究
・犀川の空間構成とアメニティ利用の変遷:犀川大橋周辺を対象として
・温泉地の地域運営の実態に関する研究:山中温泉を対象として
・清水港ウォーターフロント地区の再計画(設計作品)
・交錯:金沢港戸水ふ頭の改修計画(設計作品)
・地方創生の政策目標と効果の検証:徳島県を対象として
・小規模自治体における人口社会増の要因分析
・地産地消型の建築生産における空間的・社会的原単位に関する研究

平成28年度PDIII(卒業研究)

研究内容

・大学生の都市空間選好とその心理的要因に関する研究
・金沢城下町の水路ネットワークと水利用形態に関する研究
・「なつかしさ」のきっかけとその空間的質に関する研究
・ヤミ市を起源とする商業空間の形成過程に関する研究:新天地・中央味食街を対象として
・空間―社会関係に着目した雑多な街路景観の形成に関する研究:木倉町を対象として
・災害時のツイートに見る感情極性の時空間解析:新たな災害情報収集手法の検討

教員紹介

TEACHERS

山田圭二郎  教授・博士(工学)

略歴

1991年
3月
静岡県立沼津東高等学校 卒業

1996年
3月
京都大学 工学部 土木工学科 卒業

1998年
3月
京都大学大学院 工学研究科 環境地球工学専攻 修士課程 修了

1998年
4月
京都大学大学院 工学研究科土木システム工学専攻 助手 

2002年
3月
セントラルコンサルタント株式会社 計画都市部 

2004年
11月
株式会社オリエンタルコンサルタンツ 社会環境事業部 

2010年
3月
京都大学大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 特定研究員 

2010年
6月
京都大学大学院工学研究科 社会基盤工学専攻(安寧の都市ユニット) 特定准教授 

2015年
4月
金沢工業大学 環境・建築学部 建築系 建築デザイン学科 准教授 

2018年
4月
金沢工業大学 建築学部 建築学科 准教授 

2022年
4月
金沢工業大学 建築学部 建築学科 教授 

専門分野

専門:風景、景観、認識、主体、自治、都市計画・デザイン、まちづくり、脳神経科学

学生へのメッセージ

大学3年生だった1994年の冬に『風景学入門』という本に出会ったことが、私が景観工学という学問を志すきっかけを与えてくれました。さらに、のちに縁あって、その本の著者(中村良夫)のもとで教育研究にたずさわり、学問の面白さや奥深さを肌で感じつつ学ぶ機会に恵まれました。本との出会い、人との出会い、風景との出会いなど、出会いがなんであれ、その縁を大切にしてほしいと思います。そのためには、常に広い視野をもってさまざまなことに関心を向け、先入観のないフラットな心もちで接することが大事です。そして、そのときの自分の感覚や感情を信じることです。なぜなら、先入観のないその感覚や感情は、自分にとって嘘偽りのない事実だからです。その事実を深め、一般化していく学術的営為の出発点はそこにあります。心から「よかった」と思える出会いに1つでも恵まれたなら、その大学生活はかけがえのないものだったといえるでしょう。

担当科目

建築大意  建築基礎製図  アカデミックライティング  建築設計Ⅰ  都市デザイン  都市デザイン  プロジェクトデザインⅢ(山田圭二郎研究室)  建築設計Ⅱ  都市・まちづくり  建築デザイン総合演習B  専門ゼミ(建築学科)  進路セミナーⅡ  都市・まちづくり  都市・地域計画研究(山田圭二郎)  景観論特論  

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