工学部 先進機械システム工学科
瀬戸雅宏 研究室
コンピュータを用いたプロセスシミュレーション技術により高機能かつ革新的なものづくりの実現を目指します
私たちの身の回りには多くの工業製品があり、さまざまな加工プロセスを経て作られています.これらの製品の高機能化や高付加価値化を実現し競争力を高めるためには、加工プロセス中に生じる複雑な現象を予測し、製品の目的に応じて最適なものづくりをする必要があります.本研究室では、コンピュータシミュレーション技術を種々のものづくりプロセスに適用し、高機能かつ付加価値の高い革新的なものづくりの実現を目指しています.
キーワード
- ものづくり
- 成形プロセス
- プロセスシミュレーション
- 予測技術
- 金型技術
ニュース&トピックス
- 2024.06.20金沢工業大学における「デジタルツイン」の取り組みが動画で紹介されました
- 2021.03.09瀬戸准教授へのインタビューが「小泉成史の金沢工業大学インタビュー」に掲載
教員紹介
瀬戸雅宏 教授・博士(工学)
略歴
専門分野
専門:数値シミュレーション、塑性加工、プラスチック成形加工、材料力学、機械工学
学生へのメッセージ
子供のころから機械や自動車が好きで、いろいろな機械分解したり組み立てたりしていました。さらに深く機械を学びたいと思い、大学で機械を専攻し機械工学の道に進みました。また、卒業後は企業で自動車や新幹線車両の部品設計や開発に携わっていました。今は、コンピュータシミュレーションを用いた革新的なものづくりの研究をしています。企業と共同研究を通して、ものづくりに関する実践的な研究も多くしており、その研究成果が実際に自動車部品のものづくりに採用されたこともあります。自分自身が携わった技術が実用化されるとエンジニアとして一番うれしく感じます。
皆さんもぜひ何か一つのことに真剣に打ち込み、その道を極めるエキスパートになることを目指してください。大学では授業以外でもいろいろな知識を学ぶ機会があります。技術は奥が深く、私自身も皆さんから学ぶことも多くあります。皆さんと一緒に勉強していきたいと考えています。
担当科目
プロジェクトデザイン入門(実験)(機械工学科) 機械加工学 3Dモデリング プロジェクトデザインⅢ(瀬戸雅宏研究室) 機械系製図Ⅱ 機械系製図Ⅱ プロジェクトデザイン実践(実験)(機械工学科) 機械設計統合演習 機械加工学 専門ゼミ(機械工学科) 生産システム工学研究(瀬戸雅宏) モデルベースデザイン特論 先進射出成形特論 コーオププログラム
研究業績
論文
- 金属樹脂直接接合の接合強さとX線CTによる評価
- フローフロント合流部の樹脂流動挙動による繊維配向メカニズムの検証
- X 線マイクロCT を用いたGFRP内部のガラス繊維配向解析:スプライン曲線フィッティングによる曲率を有する繊維への応用
- フローフロント合流部の樹脂流動挙動が繊維配向に与える影響
- 粒子法に基づく繊維強化複合材料の射出成形過程による局所流動評価
- 樹脂-金属接合射出成形品のX線CT画像解析による接合状態評価と接合強さの関係-(第二法):金属プレートの凹凸構造が接合強さに及ぼす影響-
- フローフロントにおける高繊維含有率ポリアミド樹脂の流動挙動に関する研究(第一報)-ファウテンフローが変化するせん断応力の定量化-
- 樹脂ー金属接合射出成形品のX線CT画像解析による接合状態評価と接合強さの関係 (第一報):凹凸構造を有する金属プレートと樹脂との接合強さに及ぼす樹脂充填率の影響
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