建築学部 建築デザイン学科
佐藤考一 研究室
多様な建物をつくり出す技術の広がりを学ぶ
売上高1兆円を超すようなスーパーゼネコンから町場の工務店まで、建物のつくり手は様々である。使われる材料にしても、身近な地元材から輸入された海外材まで、その範囲は実に広い。こうした興味深い建築生産の特徴を多角的に調べながら、これからの建物づくりのあり方を追求する。
キーワード
- ファイナンスによる建物の質的向上
- 建材・建築部品のグローバリゼーション
- リノベーションがもたらすインパクト
- 耐火性を持つ木造
教員紹介
佐藤考一 教授・博士(工学)
略歴
学生へのメッセージ
建築構法分野と建築生産分野の研究に取り組んでいます。現代建築は「空間」の善し悪しで評価されます。しかし、空間そのものをつくることはできないため、屋根・床・壁・天井といった建築部位を操作して建築空間を作っていきます。前者は、これら建築部位の仕組みを扱う分野です。その一方で、建築部位は、主に工場生産されることもあれば、作業員の現場仕事によって作られることもあります。いわば新しいつくり方と古いつくり方が併用されています。後者は、こうした建築に特有なものづくりの方法を扱う分野になります。これら2つの分野からアプローチすることによって、優れた建築づくりの方法を模索しています。
担当科目
建築大意 建築構法計画 工業概論 建築デザイン総合演習A 進路セミナーⅠ プロジェクトデザインⅢ(佐藤考一研究室) 専門教養特別科目(建築入門) 建築設計Ⅱ 建築材料 建築法規 建築デザイン総合演習B 専門ゼミ(建築学科) 進路セミナーⅡ 空間構築研究(佐藤考一) 建築生産特論
研究業績
論文
- 耐火木造用規格サッシの整備に向けた基礎的検討 大規模耐火木造の設計・施工・部材供給に関する研究(その6)
- 日本の住宅の質的向上に住宅金融公庫が果たした役割 その2:住環境水準の向上に向けた割増融資等に関する考察
- 建材・建築部品の輸入がもたらした市場構造の変化に関する考察 建材・建築部品のグローバリゼーション その3
- Technological developments of Japanese prefabricated housing in an early stage
- Technological Developments of Japanese Prefabricated Housing in an Early Stage(translated paper)
- 科目「建築生産」の講義内容と教材に関する考察-高専及び大学の建築生産教育に関する調査研究 その3
- 公庫融資によるプレハブ化推進に関する考察-日本の住宅の質的向上に住宅金融公庫が果たした役割
- 建築生産関連科目の教育項目の選択傾向-高専及び大学の建築生産教育に関する調査研究 その2
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