工学部 環境土木工学科

花岡大伸 研究室

HANAOKA Daishin
LABORATORY

インフラストラクチャーのメンテナンス、環境に優しい建設材料の開発・普及、建設技術の開発

長持ちする構造物を造るための建設材料に関する研究、構造物を効率的に維持管理するための点検・診断技術および補修技術に関する研究開発に取り組んでいます。また、産業副産物を有効利用し、環境に優しい建設材料の研究開発・普及への取組みを行っています。

キーワード

  • 建設材料
  • コンクリート
  • メンテナンス
  • 副産物の有効利用
  • 3Dプリンティング

研究紹介

RESEARCH

鉄筋コンクリートの維持管理に関する研究

研究内容

塩害劣化した鉄筋コンクリートに対する補修、点検モニタリングや予防保全に関する研究に取り組んでいます。

様々な混和材・コンクリートに関する研究

研究内容

火力発電所で発生する石炭灰(フライアッシュ)や製鉄所で発生する高炉スラグ微粉末などの産業副産物を用いたコンクリートの研究・普及に取り組んでいます。また、天然材料である火山ガラス微粉末を用いたコンクリートや、セメント全く使わずに産業副産物(フライアッシュ、高炉スラグ)のみで製造する建設材料(ジオポリマー)に関する研究も行っています。

建設用3Dプリンターに関する研究

研究内容

セメント系3Dプリンティングおよびカーボンニュートラルに向けた建設材料に関する技術開発を行っています。「KIT×KAJIMA 3D Printing Lab」では、意匠・構造設計・材料・施工・機械システム・ロボット制御・表面処理・加工・ニーズ開拓等、広範にわたる研究・開発を行っており、研究室では主にセメント系3Dプリンティングに適した材料に関する研究を行っています。

・KIT×KAJIMA 3D Printing Lab
 https://wwwr.kanazawa-it.ac.jp/wwwr/lab/3DPL/index.html

・CO2を吸収・固定した3Dプリンティングベンチ
 https://wwwr.kanazawa-it.ac.jp/wwwr/lab/3DPL/description/result01.html

廃棄瓦を用いたエコマテリアル

研究内容

家屋の解体などで発生する「廃瓦」や瓦の製造段階で不良品となった「規格外瓦」などを有効利用した環境低負荷型土木材料を開発に取り組んでいます。2019年からは白山麓キャンパスで実証実験を行っています。

教員紹介

TEACHERS

花岡大伸  准教授・博士(工学)

略歴

2000年
3月
和歌山県立御坊商工高等学校 卒業

2004年
3月
金沢工業大学 工学部 土木工学科 卒業

2006年
3月
金沢工業大学大学院 工学研究科 環境土木工学専攻 博士前期課程 修了

2009年
3月
金沢工業大学大学院 工学研究科 環境土木工学専攻 博士後期課程 修了

2009年
4月
東亜建設工業株式会社 技術研究開発センター 研究員 

2016年
4月
金沢工業大学 環境・建築学部 環境系 環境土木工学科 講師 

2018年
4月
金沢工業大学 工学部 環境土木工学科 講師 

2020年
4月
金沢工業大学 工学部 環境土木工学科 准教授 

専門分野

専門:維持管理、コンクリート、建設材料

学生へのメッセージ

子供の頃は、ものづくりに携われる仕事をしたいと思っていました。家の近くで高速道路の建設工事をみて、土木工事のスケールと社会貢献の大きさに魅了され、土木の道に進みました。学生・民間企業・大学教員として、土木の業界を歩んできましたが、多くの社会基盤は、理論に裏付けされた技術(知識・知恵)の融合で設計され、建設・維持管理がなされていることに、日々感動しています。研究室では、これらの一端を担う研究テーマに取り組んでいます。学生生活や研究活動は、探求する技術分野と将来の技術者像を思い描くことができる機会です。同じ感動を共有・共創できる学生に、出会えるのを楽しみにしています。

担当科目

プロジェクトデザイン入門(実験)(環境土木工学科)  環境材料学  環境土木専門実験・演習A  環境土木専門実験・演習B  プロジェクトデザインⅢ(花岡大伸研究室)  環境系数理  鉄筋コンクリート工学  プロジェクトデザイン実践(実験)(環境土木工学科)  専門ゼミ(環境土木工学科)  建設マネジメント研究(花岡大伸)  Advanced civil engineering  環境土木のフロンティア  建設材料学特論  環境土木工学統合特論Ⅰ  コーオププログラム  コーオププロジェクト  

オリジナルコンテンツ

ORIGINAL CONTENTS