工学部 環境土木工学科
花岡大伸 研究室
HANAOKA Daishin
LABORATORY
インフラストラクチャーのメンテナンス、環境に優しい建設材料の開発・普及、建設技術の開発
長持ちする構造物を造るための建設材料に関する研究、構造物を効率的に維持管理するための点検・診断技術および補修技術に関する研究開発に取り組んでいます。また、産業副産物を有効利用し、環境に優しい建設材料の研究開発・普及への取組みを行っています。
キーワード
- 建設材料
- コンクリート
- メンテナンス
- 副産物の有効利用
- 3Dプリンティング
ニュース&トピックス
NEWS & TOPICS
- 2022.11.22「物語の始まりへ」に田中彩香さんが紹介されました
- 2022.01.02「物語の始まりへ」に鈴木隆平さんが紹介されました
- 2021.03.30鈴木隆平さんが「令和2年度土木学会中部支部研究発表会」の「優秀講演者賞」を受賞
- 2020.06.19花岡准教授へのインタビューが「小泉成史の金沢工業大学インタビュー」に掲載
研究紹介
RESEARCH
鉄筋コンクリートの維持管理に関する研究
研究内容
塩害などによって劣化した鉄筋コンクリートに対する補修・補強や構造物が劣化しないようにする予防保全に関する研究に取り組んでいます。
様々な混和材を用いたコンクリートに関する研究
研究内容
火力発電所で発生する石炭灰(フライアッシュ)や製鉄所で発生する高炉スラグ微粉末などの産業副産物を用いたコンクリートの研究・普及に取り組んでいます。また、天然材料である火山ガラス微粉末を用いたコンクリートや、セメント全く使わずに産業副産物(フライアッシュ、高炉スラグ)のみで製造する建設材料(ジオポリマー)に関する研究も行っています。
廃棄瓦を用いたエコマテリアル
研究内容
家屋の解体などで発生する「廃瓦」や瓦の製造段階で不良品となった「規格外瓦」などを有効利用した環境低負荷型土木材料を開発に取り組んでいます。2019年からは白山麓キャンパスで実証実験を行っています。
教員紹介
TEACHERS
花岡大伸 准教授・博士(工学)
略歴
専門分野
専門:維持管理、コンクリート、建設材料
学生へのメッセージ
子供の頃は、ものづくりに携われる仕事をしたいと思っていました。家の近くで高速道路の建設工事をみて、土木工事のスケールと社会貢献の大きさに魅了され、土木の道に進みました。学生・民間企業・大学教員として、土木の業界を歩んできましたが、多くの社会基盤は、理論に裏付けされた技術(知識・知恵)の融合で設計され、建設・維持管理がなされていることに、日々感動しています。研究室では、これらの一端を担う研究テーマに取り組んでいます。学生生活や研究活動は、探求する技術分野と将来の技術者像を思い描くことができる機会です。同じ感動を共有・共創できる学生に、出会えるのを楽しみにしています。
担当科目
プロジェクトデザイン入門(実験)(環境土木工学科) 環境材料学 環境土木専門実験・演習A 環境土木専門実験・演習B プロジェクトデザインⅢ(花岡大伸研究室) 環境系数理 鉄筋コンクリート工学 プロジェクトデザイン実践(実験)(環境土木工学科) 専門ゼミ(環境土木工学科) 建設マネジメント研究(花岡大伸) Advanced civil engineering 環境土木のフロンティア コーオププログラム コーオププロジェクト 建設材料学特論 環境土木工学統合特論Ⅰ
研究業績
RESEARCH RESULTS
論文
- PROBLEM AGGREGATION AND SOLUTION PROPOSAL FOR RATIONALIZATION OF MAINTENANCE FOR ROAD BRIDGES MANAGED BY MUNICIPALITIES IN HOKURIKU REGION
- 非定常電気泳動試験の実施材齢が設計に用いる塩化物イオン拡散係数の推定に及ぼす影響に関する考察
- ジオポリマーコンクリートの性状と鉄筋腐食に関する研究
- コンクリート中におけるステンレス鉄筋と普通鉄筋の異種金属接触腐食の評価
- 火山ガラス微粉末を添加したコンクリートの強度および耐久性
- ジオポリマーの塩分および水分浸透性と鉄筋腐食の評価
- フェロクロムスラグ粗骨材を用いたコンクリートの耐久性評価
- CDIOによる環境土木分野の総合学習の取組み
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