情報理工学部 情報工学科
石橋孝一 研究室
社会に遍在するIoTデバイスを収容するための「スマート」なネットワーク技術を研究
地域の至る所に設置されるセンサからデータを収集・分析・活用するIoTが注目を集めている。ここでは、大量な小さなデータの転送、および品質が時空間的に変動する低帯域の無線通信の利用に起因する課題がある。これらに対して、ユーザの期待に応じて安定した通信を提供する自律分散型のネットワーク技術やデータに着目した情報指向ネットワーク技術の研究を進め、新たな情報ネットワークサービスの創出を目指す。
キーワード
- Internet of Things
- 自律分散ネットワーク
- 情報指向ネットワーク
- 通信方式
教員紹介
石橋孝一 教授・博士(工学)
略歴
学生へのメッセージ
元々、通信ネットワークに興味をもち、その中でも、小さな無線端末(スマートフォンを除く)が移動しながらでも通信を継続するための技術、通信におけるモビリティ、をテーマとしていました。現在は、身の周りの“モノ”がネットワークに接続するIoTに向けて、“モノ”を接続するためのワイヤレスセンサネットワークや“モノ”からの情報を収集する通信方式などに取り組んでいます。“モノ”をインターネットに接続しようとすると、無線通信であること、およびスマホやPCに比べてメモリなどの資源に制限があることなどから、予期しない様々なトラブルに遭遇します。実験などでは、何が起きているのか解らずイライラとすることもありますが、”モノ”に相当する無線端末との通信ができた時には達成感があります。
新しい技術を追い求めることと並行して、技術をどのように使いこなすかも含めて、モノを動かしながらチャレンジしています。
担当科目
コンピュータアーキテクチャ基礎 プロジェクトデザインⅡ 情報工学専門実験・演習A プロジェクトデザインⅢ(石橋孝一研究室) プロジェクトデザイン実践(実験)(情報工学科) 専門ゼミ(情報工学科) 情報通信研究(石橋孝一) ネットワーク・セキュリティ統合特論
研究業績
論文
- Overview of C-NAT and its reinforcement for IoT data exchange platform
- A Comparative Study with Prototyping on Path Control among Nodal Points in IoT-DEP
- Comparative Study of Horizontal and Vertical Approaches to IoT Services for Smart Cities
- Study of an Implementation Method of Point-to-Multipoint Communication for IoT Data Exchange to Reduce Traffic on an IoT Network
- Machine Learning for Anomaly Detection Based on Communication Traffic Analysis
- Low-latency processing of IoT information in the IoT platform named “C-NAT”
- Implementation and Evaluation of the Control Mechanism Among Distributed MQTT Brokers
- Implementation and its performance evaluation on low processing delay communication by raw socket communication for IoT services
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