情報デザイン学部 経営情報学科
徳永雄一 研究室
IoTで変わる未来を創造し、新しい社会に貢献できる第一歩を踏み出そう。
世界はモノやコトが生み出すデータで満ち溢れています。しかし価値があり、入手でき、利用できるデータを探すのは案外難しい問題です。本研究室では、自動運転やMaaS(Mobility as a Service)で変わるモビリティ社会を題材に、未来社会からの課題導出(バックキャスト)と、現状IoTアーキテクチャに基づくデータ構造の理解(フォワードキャスト)から、価値あるデータの利活用を追及します。
キーワード
- スマートモビリティ
- 組込みシステム
- ネットワーク
- データマイニング
- コンピュータアーキテクチャ
ニュース&トピックス
- 2023.01.30徳永研究室の山本篤伺さんがベイジアンネットワークのコンテストで佳作を受賞
- 2022.12.23「第1回・石川テックプラングランプリ」で徳永雄一教授と福江高志准教授が各企業賞を受賞
- 2022.12.21前田晴哉さんが開発したスマホアプリが「第10回学生スマートフォンアプリコンテスト」で奨励賞を受賞
- 2022.11.30赤嶺伶於さん、山岸功治さんが情報処理学会の研究会で発表。山岸さんは「WIP奨励賞」を受賞
- 2022.06.07「物語の始まりへ」に笹川国之さんが紹介されました
- 2022.03.23櫻井貴也さん、柴田成輝さんが2021年度「BayoLink 学生研究奨励賞」の敢闘賞を受賞
- 2020.03.02サイバー攻撃対処を競うイベント「Micro Hardening」に徳永研究室のITチームが参加
研究紹介
メタバースを活用した時間・場所・体力に捉われない遠隔作業の実現(2021-)
研究内容
オフィス業務や教育でオンライン化が進む中、エッセンシャルワークはまだまだ現場業務が不可欠な上、時間と場所の制約が厳しく、人材不足に悩まされています。そこで世界のどこから、いつでも参加できるメタバース(コンピュータの中の仮想世界)から作業機器を遠隔操作することで、労働から時間と場所と体力の制約を取り除き、個人の能力を十分に生かす労働環境の実現を目指します。技術確立のため、インフラメンテナンスや解体作業に使われるドローンや重機の遠隔操作を題材に、①作業現場のメタバース上への再現 ②メタバースから遠隔オペレータへの情報支援 ③メタバースから現場機器への情報支援 ④現場機器の自動と手動、およびオペレータ間の権限移譲 の各課題解決に取り組んでいます。
モビリティを活用した遠隔作業支援(2019-2021)
研究内容
地方の過疎化、高齢化と気候変動で、人力での生活インフラの維持は益々難しくなっています。そこで、ロボット技術とIoT技術で、人々の生活に密着した作業支援により、この問題を解決していきます。具体的には、除雪・農作・運搬等に使う移動型作業機器をクラウド遠隔操作にし、機器のシェア、操作のシェア、使い方のシェアにより、その場にいなくても、自分でなくても作業ができる環境を実現します。そのために必要な位置特定の高精度化、遠隔通信・制御の高信頼化、サービス連携強化、遠隔オペレータの操作性を追求する研究を推進していきます。
教員紹介
徳永雄一 教授・博士(工学)
略歴
学生へのメッセージ
IT(情報技術)は創る時代から使う時代へ。これまでの研究者や技術者によって、世の中には膨大なIT資産が蓄積されています。経営情報学科の教員として、社会課題を解決するためのIT活用法を教えるとともに、自身の研究においても、リモートオペレーションによる労働革新をテーマに応用研究を推進しています。私と一緒に、身近な困りごとから世界の課題まで、ITの活用によって解決していきましょう。
担当科目
先進プログラミング 経営情報専門実験・演習B プロジェクトデザインⅢ(徳永雄一研究室) ITシステム基礎 Webプログラミング システムモデリング 先進プログラミング応用 専門ゼミ(経営情報学科) ITビジネス統合特論 ネットビジネス研究(徳永雄一) 時空間情報システム特論 分散コンピューティング特論2
研究業績
論文
- CANを用いた階層統合型車載ネットワークの提案
- Proposal of IoT edge optimization model for balancing local system and total system and its simulation evaluation
- Vehicle Control Method at T-Junctions for Mixed Environments Containing Autonomous and Non-autonomous Vehicles.
- A Method for Vehicle Control at T-Junctions for the Diffusion Period of Autonomous Vehicles.
- 認知地図の構築過程に着目したスマートフォンによる運転者の地点把握度推定手法
- Recognizing User Location Context for Car Navigation Devices
- 無線センサネットワークの時刻同期と位置同定の統合化手法
- 無線センサネットワークにおける時刻同期と位置同定に関する研究
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