情報デザイン学部 経営情報学科

徳永雄一 研究室

TOKUNAGA Yuichi
LABORATORY

IoTで変わる未来を創造し、新しい社会に貢献できる第一歩を踏み出そう。

世界はモノやコトが生み出すデータで満ち溢れています。しかし価値があり、入手でき、利用できるデータを探すのは案外難しい問題です。本研究室では、自動運転やMaaS(Mobility as a Service)で変わるモビリティ社会を題材に、未来社会からの課題導出(バックキャスト)と、現状IoTアーキテクチャに基づくデータ構造の理解(フォワードキャスト)から、価値あるデータの利活用を追及します。

キーワード

  • スマートモビリティ
  • 組込みシステム
  • ネットワーク
  • データマイニング
  • コンピュータアーキテクチャ

研究紹介

RESEARCH

メタバースを活用した時間・場所・体力に捉われない遠隔作業の実現(2021-)

研究内容

オフィス業務や教育でオンライン化が進む中、エッセンシャルワークはまだまだ現場業務が不可欠な上、時間と場所の制約が厳しく、人材不足に悩まされています。そこで世界のどこから、いつでも参加できるメタバース(コンピュータの中の仮想世界)から作業機器を遠隔操作することで、労働から時間と場所と体力の制約を取り除き、個人の能力を十分に生かす労働環境の実現を目指します。技術確立のため、インフラメンテナンスや解体作業に使われるドローンや重機の遠隔操作を題材に、①作業現場のメタバース上への再現 ②メタバースから遠隔オペレータへの情報支援 ③メタバースから現場機器への情報支援 ④現場機器の自動と手動、およびオペレータ間の権限移譲 の各課題解決に取り組んでいます。

モビリティを活用した遠隔作業支援(2019-2021)

研究内容

地方の過疎化、高齢化と気候変動で、人力での生活インフラの維持は益々難しくなっています。そこで、ロボット技術とIoT技術で、人々の生活に密着した作業支援により、この問題を解決していきます。具体的には、除雪・農作・運搬等に使う移動型作業機器をクラウド遠隔操作にし、機器のシェア、操作のシェア、使い方のシェアにより、その場にいなくても、自分でなくても作業ができる環境を実現します。そのために必要な位置特定の高精度化、遠隔通信・制御の高信頼化、サービス連携強化、遠隔オペレータの操作性を追求する研究を推進していきます。

教員紹介

TEACHERS

徳永雄一  教授・博士(工学)

略歴

1986年
3月
神奈川県立厚木高等学校 卒業

1990年
3月
東京理科大学 工学部 第一部電気工学科 卒業

1990年
4月
三菱電機株式会社 

2009年
3月
立命館大学大学院 理工学研究科 総合理工学専攻 修了

2017年
4月
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所情報ネットワーク基盤技術部 部長 

2019年
4月
金沢工業大学 情報フロンティア学部 経営情報学科 教授 

学生へのメッセージ

IT(情報技術)は創る時代から使う時代へ。これまでの研究者や技術者によって、世の中には膨大なIT資産が蓄積されています。経営情報学科の教員として、社会課題を解決するためのIT活用法を教えるとともに、自身の研究においても、リモートオペレーションによる労働革新をテーマに応用研究を推進しています。私と一緒に、身近な困りごとから世界の課題まで、ITの活用によって解決していきましょう。

担当科目

先進プログラミング  経営情報専門実験・演習B  プロジェクトデザインⅢ(徳永雄一研究室)  ITシステム基礎  Webプログラミング  システムモデリング  先進プログラミング応用  専門ゼミ(経営情報学科)  ITビジネス統合特論  ネットビジネス研究(徳永雄一)  時空間情報システム特論  分散コンピューティング特論2  

オリジナルコンテンツ

ORIGINAL CONTENTS