工学部 電気エネルギーシステム工学科
直江伸至 研究室
【電気設備】小規模な風力・水力エネルギーを利用した発電システムを提案
カーボンニュートラルに向けて電気工学分野でも様々な取り組みが行われています。自然エネルギーの電源化では発電システムの効率化が求められています。本研究室では風力・水力などの小規模発電の効率向上を目指して回転型発電機に加えて水車などの回転力を用いないで発電するシステムの開発を行っています。その他,電気設備の効率化・安全の観点から研究を行っています。
キーワード
- 風力・水力エネルギーによる発電
- EHD現象を利用したポンプ
- ソフトアクチュエータ
- 電気設備DX
研究紹介
自然エネルギーによる発電・発電機に関する研究
研究内容
当研究室は風力・水力エネルギーを駆動源とした発電システムや電気設備関係の研究を中心に取り組んでいます
1)振動を駆動源に利用した水車なし発電機構の開発
→ 河川,河口,海などの水流を利用する発電システムを研究
→ 高効率なリニアジェネレータの開発
2)小規模な風力や水力に利用する可変速発電機の研究
→ 発電機を効率よく電気設備に組み込むで利用することを提案
電気設備に関する研究
研究内容
3)サーチコイルを利用した海底ケーブルの位置推定の研究
→ 海底に布設する電力ケーブルの位置推定技術の高度化
4)植物由来絶縁油における沿面放電と冷却(EHDポンプ)に関する研究
→ 植物由来油内の沿面放電の解明
→ EHDポンプで変圧器油などの温度変化を小さくする冷却システムの研究
5)MR流体を用いたソフトアクチュエータの開発
→ MR流体で物の感触を実現し,医療分野や遊び道具などへ利用を目指している
→ 風車のブレード上の流れを整え,騒音低減に関する研究
6)落雷等における地中電流密度(トモグラフィー)と接地に関する研究
→ 地中における電圧・電流分布の表現
→ フラクタル幾何学を用いや地絡電流の故障分類
7)電気設備のDX
→ 電気設備の施工や保守管理に関するDX実施の調査
教員紹介
直江伸至 教授・博士(工学)
略歴
専門分野
専門:自然エネルギーによる発電、電気機器、電気設備のDX
担当科目
電気製図 電気磁気学Ⅱ 電気電子工学専門実験B 電気法規と電気施設管理 プロジェクトデザインⅢ(直江伸至研究室) 電気磁気学Ⅰ 専門ゼミ(電気電子工学科) 電力・エネルギー工学研究(直江伸至) 電気機器・制御統合特論
研究業績
論文
- Induced Voltage of Search Coil for Position Estimation of Submarine Power Cable
- Analysis of Current, Polarization and Lithium Concentration in the Porous Electrode of a Lithium-ion Battery during High-frequency, High-current (10,000C) Flow
- Air Temperature Data as a Learning Material for Time-Series Analysis
- A Lab Model PM Generator With Double Wheel System for Low Head Hydro Resource
- A TRIAL FIELD TEST IN LAB SIZE HYDROPOWER GENERATION
- Effect of temperature on creepage discharge and puncture breakdown at oil-pressboard interface under AC voltage
- Comparison of different control strategies of power cycle test for power devices
- An Overview to Chip-based Power Transistor and Prognostics Techniques
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