バイオ・化学部 応用バイオ学科

平田宏聡 研究室

HIRATA Hiroaki
LABORATORY

「力」が細胞機能を調節するしくみを解き明かし、新しい力学医療技術を創出

私たちの体を構成する細胞は、筋肉の収縮や血流などの生体活動に伴う様々な物理的力を受けています。また、個々の細胞自身も力を発生しています。研究室では、これらの「力」が細胞の働きを調節するしくみを分子レベルで明らかにしようとしています。これにより、力で細胞の機能を操作する新しい医療技術の創出を目指します。例えば、力を用いてがん細胞の悪性化を抑える技術の開発などに取り組んでいます。

キーワード

  • メカノバイオロジー
  • 力学-生化学シグナル変換
  • 機械受容
  • 細胞機能の力学制御
  • ガンの新規力学療法

研究紹介

RESEARCH

 

教員紹介

TEACHERS

平田宏聡  教授・博士(理学)

略歴

1994年
3月
北海道立旭川東高等学校 卒業

1998年
3月
東北大学 理学部 物理学科 卒業

2000年
3月
東北大学大学院 理学研究科 物理学専攻 博士課程前期 修了

2000年
4月
日本学術振興会 特別研究員 

2003年
3月
東北大学大学院 理学研究科 物理学専攻 博士課程後期 修了

2003年
11月
自然科学研究機構生理学研究所 研究員 

2006年
4月
科学技術振興機構 SORST研究員 

2010年
8月
シンガポール国立大学 メカノバイオロジー研究所 リサーチフェロー 

2015年
4月
R-Pharm Japan株式会社 主任研究員 

2019年
1月
名古屋大学大学院 医学系研究科 特任講師 

2022年
4月
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用バイオ学科 教授 

専門分野

専門:メカノバイオロジー、細胞増殖、細胞運動、細胞形態形成、細胞接着、細胞骨格

学生へのメッセージ

みなさんはトレーニングで鍛えると筋肉や骨が発達することを経験しているでしょう。逆に、無重力環境の宇宙飛行士や寝たきりの方などでは筋肉が細り骨も弱くなってしまいます。そのような筋肉や骨の細胞だけでなく、私たちの体を構成するあらゆる細胞は生体活動に伴って絶えず様々な「力」を受けています。また、実は1個1個の細胞も自分で力を出しています。研究室では、このような力が細胞の働きにどのような役割があるのか調べ、その仕組みを分子レベルで解き明かそうとしています。また、力を用いて細胞の機能を操作することにも取り組んでいます。がん細胞の悪性化を「力」で抑えられないか、などということまで試みています。物理の「力」と生物の「細胞」を組み合わせて、新しいバイオを一緒に創ってみませんか。

担当科目

基礎生物学Ⅰ  プロジェクトデザイン入門(実験)(応用バイオ学科)  バイオ・化学基礎実験・演習A(応用バイオ)  プロジェクトデザインⅢ(平田宏聡研究室)  生命科学  バイオ工学研究(平田宏聡)  細胞情報特論  

オリジナルコンテンツ

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