建築学部 建築学科
手代木純 研究室
緑のチカラで快適で安全・安心な都市づくりに貢献する
都市の温暖化対策において、緑地は重要な役割を果たしています。植物の蒸散作用によって気温を低減させる効果があり、都市環境の改善に寄与しています。本研究室は、特に都市の緑地を軸に温熱環境改善を始めとした機能の評価や、これからの都市・地域空間におけるグリーン社会の実現に向けた、社会実装型の研究を行っています。また災害時に、避難地をはじめとした機能を発揮する防災公園の調査研究にも長年取り組んでいます。
キーワード
- 緑地評価
- 都市温暖化対策
- オープンスペースの利活用
- 緑陰
- 防災公園
教員紹介
手代木純 教授・博士(工学)
略歴
1990年
3月
明治大学附属明治高等学校 卒業
1994年
3月
明治大学 農学部 農学科 農業土木・緑地学専修 卒業
1996年
3月
明治大学大学院 農学研究科 農学専攻 博士前期課程 修了
1996年
4月
財団法人 都市緑化技術開発機構 研究第一部 研究員
2008年
10月
財団法人 都市緑化技術開発機構 研究第一部 副主任研究員
2011年
4月
財団法人 都市緑化機構 研究部 主任研究員
2020年
9月
東北大学大学院 工学研究科 都市・建築学専攻 博士後期課程 修了
2022年
1月
公益財団法人 都市緑化機構 研究部 次長
2022年
1月
公益財団法人 都市緑化機構 都市緑化技術研究所 主任技術研究員
2024年
4月
金沢工業大学 建築学部 建築学科 教授
専門分野
専門:都市環境、緑化技術、低炭素まちづくり、緑地評価、蒸散、樹木、土壌炭素、樹冠、ライシメーター、ヒートアイランド、都市緑地、防災公園、屋上緑化、URBAN FORESTS
担当科目
建築エンジニアリング総合演習A 専門教養特別科目(建築入門) プロジェクトデザイン実践(実験)(建築学科) 建築環境設計Ⅱ 建築エンジニアリング総合演習B 専門ゼミ(建築学科)
研究業績
論文
- 森林および農地から開発地への土地利用変化に伴う土壌炭素蓄積変化に関する研究—Study on soil carbon stock changes due to land use changes from forest land and cropland to settlements
- ケヤキを対象とする蒸散量測定に基づく典型的な夏期晴天日における蒸散量予測を目的とした気孔コンダクタンスモデルのモデルパラメータ同定
- Study on long-term measurement of transpiration from multiple urban vegetation for grasping latent heat consumption under various conditions
- みどりの防火効果を組み込んだ延焼シミュレーションシステムの改良
- 身近なみどりが住民避難に資する効果の検討
- 熊本地震を踏まえた災害時における都市公園への車輌による避難行動の適否に関する検討
- ライシメーター法による実大高木樹木の植栽密度の違いによる蒸散量の差異の検証
- 市街地における防火効果に関与する落葉樹の遮蔽力について
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