情報デザイン学部 環境デザイン創成学科
土橋喜人 研究室
教員紹介
土橋喜人 教授・博士(工学)
略歴
専門分野
専門:交通バリアフリー、国際協力、障害と開発、障害者福祉、NGO、参加型取り組み、社会開発、交通計画、都市計画、国際社会福祉
学生へのメッセージ
私が大学生になって初めて学んだことが「好奇心を忘れないように」というメッセージでした。そして本学の学園理念の一つが「知的好奇心」です。これは偶然ではないでしょう。そうした好奇心を持ち続けることが、自分の進みたい道を切り開くのだと思います。
私は大学に入る前に故・犬養道子先生の「人間の大地」という本に出合い、南北の国々の格差に衝撃を受けました。なぜ、同じ人として生まれて、このような違う生き方をするのか、違う社会に生きることになるのか、どうしたらそれが少しでも良くなるのか。そうしたことに貢献したいという思いから進学先を選び、大学学部の卒業論文、英国留学先での修士論文とも国際協力のことについて学んで研究しました。そして国際協力の仕事にも長年、従事しました。博士課程では国内における障害者の問題に取り組んでバリアフリーの研究を行いました。いずれも様々な社会的弱者に対して、この社会は何ができるのか、どうしたらできるのか、よりよくできるのか、ということを追求し続けてきました。
そして今も追求し続けています。学生の皆さんにも好奇心を忘れずに、一生、追い続けられる夢や目標を探し出してほしいです。加えて私は一生の目標と共に一生の仲間を学生時代に得ました。皆様も学生生活を謳歌するとともに、自分の道を切り開ける基盤や心構え、そして生涯続く仲間を学生時代に作ってください。
担当科目
修学基礎A 生涯学習特別科目(NGO論) 生涯学習特別科目(国際協力論) 修学基礎B 生涯学習特別科目(NGO論) 生涯学習特別科目(国際協力論)
研究業績
論文
- An Analysis of International Workshops on Sustainable Cities Held Jointly by a Vietnamese and Japanese University
- Preliminary Analysis of the Evaluations of International Workshops on Sustainable Cities Held Jointly by the Danang University and Utsunomiya University
- 検証・パラリンピック東京大会(下)人として「普通」に「自然」にやろうよ : 「おもてなし」「共生社会」の大会を振り返る
- 日本の交通バリアフリーの現状と課題ー国際的な視点も踏まえてー
- Which Do You like: Going out for Drinking or Drinking at Home? Investigating Relationships between Drinking Activities and Subjective Well-Being
- Examining the Effectiveness of Public Involvement from the Beginning Stage of Railway Projects to Improve Accessibility in Japan —Based on a satisfaction survey on accessibility achieved in three best practices from the 1990s to the 2010s—
- 誰も取り残さないための交通バリアフリーの在り方について考える
- 交通バリアフリーの取り組みに関するプロジェクト間のPDCAおよび障害当事者運動と市民参加の影響
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