ロボティクス学科3年 佐々木静史さん。
大規模災害における救命救助活動をテーマとしたロボットコンテストが、今年も神戸で開催され、佐々木静史さんをリーダーとするKIT夢考房メカニカルサポートプロジェクトは、ベストチームワーク賞と2年連続の消防庁長官賞を受賞しました。
この競技は、上空とロボットに搭載したカメラの映像をたよりに、遠隔操作で3体の人形を安全に救助・搬送するというものですが、あくまでも実際の災害現場を想定したKITチームの救助活動やシステムは、今回も高く評価されました。
さらに出場チームの代表として台湾での学会に参加。彼らのデモンストレーションは、災害意識の高い来場者からも強い関心を集めていました。
コンテストや初の海外披露の様子とともに、レスキューロボットづくりに夢をかける佐々木さんをご紹介します。
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ロボティクス学科4年 田中悠太さん。
未来のコンビニエンスストア実現を目的に、昨年11月に開催された自律移動ロボットによる競技会「WRS Future Convenience Store Challenge2024 」。商品の陳列や廃棄品の回収作業を自動化する競技で、KIT金沢工業大学ロボティクス学科 出村研究室のチームが、圧倒的な成績で見事優勝を果たしました。ロボットの設計開発、陳列タスクの制御、回路を担当した田中悠太さん。壊れにくく、修理しやすいロボットをめざし製作した1か月半でした。この経験は、技術者として一歩を踏み出す工作機械メーカーでも必ず活かせるはずと話します。
チームHappy Robotの活躍を田中さんのインタビューとともにご紹介します。
ロボティクス学科4年 青木心路さん。
9月、日本航空宇宙学会主催の全日本学生室内飛行ロボットコンテストが開催されました。これは、飛行ロボットの普及と航空産業を担う人材育成などをめざして行われているもので、今年で20回を数えます。マルチコプター部門には、KIT金沢工業大学ロボティクス学科の伊藤恒平研究室が出場しました。制御を担当したのは、4年の青木心路さんです。青木さんは、併設校の国際高専時代から伊藤先生の下でマルチコプターに取り組み、2022年の大会では3位入賞。KIT編入後もこの大会を成果発表の場に、高度制御の自動化に挑んできました。
仲間と作り上げた機体「ベンゼン」の挑戦を、青木さんのインタビューとともにご紹介します。
ロボティクス学科2年 吉田勇翔さん。
9月、全日本学生室内飛行ロボットコンテストが開催されました。KIT金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクトは、昨年、自動操縦部門で4年ぶりに優勝。今年も全ミッション達成そして連覇を目標に活動を続けてきました。制御を担当した吉田勇翔さんは、今大会に向けてプログラムを一新。これまで機体ごとに異なっていた制御プログラムの汎用性を高めることで、調整時間のスピード化が可能になりました。果たして今年のKITチームは・・・。救援物資の運搬や自動離着陸など時間内に様々なミッションをこなして得点を競う室内飛行ロボコン。
大会での様子を吉田さんのインタビューとともにご紹介します。
ロボティクス学科3年 山崎大輝さん。
6月に行われた「NHK学生ロボコン2024」。全国から書類やビデオ審査を通過した18チームが参加。毎年ルールが変更し、今年は棚田をモチーフに田植えや収穫をイメージとした2台のロボットで競いました。11年連続出場となったKIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクトチームのリーダーを務めたのは、和歌山県出身の山崎大輝さんです。初めてのまとめ役に戸惑いながらも憧れのロボコンの大舞台に立ちました。ロボットの制御も担当、大会では思うような動きが出来ず悔しい結果となりましたが、この経験を来年への大きな一歩にしようと先を見つめます。
今年も学生ロボコンに挑んだ夢考房チームを、山崎さんのインタビューとともにご紹介します。