機械工学科3年 中山貴博さん。
省エネカーの燃費競技大会「スーパーマイレッジカーチャレンジ広島」が、今年も8月に開催されました。国内学生チームの頂点に立つ夢考房エコランプロジェクトチーム。 大会リーダー 中山貴博さんをはじめとするメンバーの目標は、「オリジナルエンジン搭載車両で、2487km/lを超えること」でした。これは、2005年大会で先輩たちが既成エンジンをベースとした車両で残した記録です。
この大記録を超えるため、夢考房チームは、国内学生初となるオリジナルエンジン搭載車両「ゴールデンイーグル06」を開発。さらに今年、中山さんたちは、車体重量わずか27.3kgという「ゴールデンイーグル09」を新たに完成させ大会に挑みました。記録は、2294km/l。 オリジナルエンジン搭載車としての記録を塗り替え、大会2連覇も達成したものの中山さんは、「2487kmを超えてこそ、オリジナルエンジンの意味がある」と言い切ります。
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機械工学科4年 西川怜那さん。
自然界の生物のしくみや機能を模倣し、新たなものづくりに応用する技術、バイオミメティクスの研究に取り組んだ学生がいます。KIT金沢工業大学4年の西川怜那さんです。西川さんはカワハギの仲間、アミメハギのある行動に注目し、流体力学的側面から解明しようとしました。めざしているのは、水中ドローンのホバリング技術向上に応用できないかというものです。早い段階から機械工学科 福江研究室で活動をスタート、3年次に日本魚類学会での発表も経験しました。KITでいろいろな挑戦ができたと学生生活を振り返る西川さん。
卒業研究の様子をインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 今井悠貴さん。
1リットルのガソリンでどれだけ走行できるか、究極の燃費を競う「Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」が今年も開催されました。今井悠貴さん率いるKIT金沢工業大学夢考房エコランプロジェクトチームは、今年こそ優勝をという気持ちを胸に活動を続けてきました。2016年の大会でデビューした自作エンジン搭載車輛「Welt」。今年は、クラッチ機構やエンジンの出力向上など改良を重ね大会に臨みました。初日の練習走行は2位の記録。今井さんたちは決勝でさらに走行距離をのばすべく大きな賭けに出たのでした・・・。
今年の夢考房チームを今井さんのインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 新玉将之さん。
9月、第22回学生フォーミュラ日本大会が愛知県で開催されました。これは学生たちが1年をかけて、小型フォーミュラスタイルの車両を設計製作し、走行性能からデザイン性やコスト審査などものづくりの総合力を競うものです。昨年、8年ぶりに耐久レースのエンデュランスを完走した夢考房チーム。今年は全動的種目の完走をめざして活動に取り組んできました。大会リーダーを務めた3年 新玉将之さんは、学生主体でモノづくりに取り組める夢考房の環境に魅かれて三重県から進学。この1年、スケジュール通りに進まずキツイ時期もあったようですが、納得いく車両を大会に持っていけたと振り返ります。
今年のKITチームの奮闘を新玉さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院高信頼ものづくり専攻博士前期課程2年 天坂恒太さん。
5月、米国カリフォルニア州で開催されたCFRP(炭素繊維強化プラスチック)ブリッジの国際大会「SAMPE学生ブリッジコンテスト」で、KIT金沢工業大学大学院チームが見事優勝を果たしました。これは、CFRPブリッジの作製を通してものづくりの経験と設計能力を培うことを目的に行われているものです。KITチームのリーダーを務めた大学院2年の天坂恒太さん。KITの学びの中で複合材料に関心を持ち、研究を続けながらコンテストに挑戦してきました。天坂さんたち4人は、優勝した昨年末の国内大会からさらに軽量化と強度を高める工夫を施し、今回、日本代表としては2校目となる栄誉を手にしました。
嬉しいブリッジコンテスト優勝を手にしたKITチームを天坂さんのインタビューでご紹介します。