大学院バイオ・化学専攻博士前期課程1年 嶋崎栞さん。
大学院でバイオ・化学を専攻する嶋崎栞さんは、もともとは化粧品の原料となる化学物質の基礎原理を学びたいと、千葉県からKIT応用化学科に進学しましたが、学んでいくうちに生分解性プラスチックなど環境に優しい材料に興味を持つようになったといいます。
所属する大澤研究室では、生分解性プラスチックに着色する色素として、天然色素に注目。光や熱に弱く褪色しやすいという欠点を逆利用し、バイオ燃料として期待されるアフリカ原産の植物がもつ毒性を測るセンサーとして活用しようとしています。環境に優しい身近な材料から世界を救う!
世界に貢献する研究テーマに熱心に取り組む嶋崎さんをご紹介します。
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大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 田中昂希さん。
高校時代から化学に興味をもち、大学でより学んでみたいとKIT金沢工業大学応用化学科に進学した田中昂希さん。将来は、大学での知識をいかした化学の専門職に就きたいと、日々勉強に励んできました。6年間の集大成として大澤研究室で取り組んでいるのは、抗生物質の使用量削減と薬剤耐性菌の抑制をめざした研究です。春からは、再生医療分野でも目覚ましい技術開発を続ける企業が新しい舞台となる田中さん。
人や環境にやさしい薬剤の研究テーマに取り組む傍ら、ベトナム提携大学とのインターンシッププログラムに参加するなど積極的な学生生活を送ってきた様子をご紹介します。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程1年 久保田篤志さん。
化学に関心があり、愛知県からKITに進学した久保田篤志さん。学部3年次の2度の海外経験が将来を見つめる貴重な経験になったと話します。その一つラーニング・エクスプレスでは、東南アジアの学生たちと多国籍チームを組み、インドネシアの農村に滞在して問題解決に取り組みました。4年次から所属する坂本研究室での研究テーマは、水から金属を取り出す溶媒抽出について。よりよい方法の確立をめざし、有機化学をいかしたものづくりに取りくむ毎日です。
久保田さんの充実したKIT生活をインタビューとさまざまな映像でご紹介します。
応用化学科4年 大西悠さん。
オープンキャンパスで教員と交わした会話がきっかけとなり、KITの進学を決めたと話す岐阜県出身の大西悠さん。応用化学科に進学し、もともとは研究職への道を志望していました。バイオ・化学部では、中学・高校の理科と工業高校の教員免許状の取得ができることから教職課程も履修。学びの中で次第に教職への思いが強くなっていったといいます。念願かなって、春からは工業高校の教壇に立つ大西さん。
めざす教師像や、燃えにくい素材開発の研究に取り組む様子などをご紹介します。
応用化学科4年 小林恒太さん(2018年3月卒業)。
この春から、社会人としてスタートをきっている小林恒太さん。化学系に興味をもち、長野県からKIT応用化学科に進学しました。学びの集大成に選んだテーマは、誰でも楽しむ事が出来るチェアスキーの開発に関するテーマです。機械やロボティクスなど学科横断型のクラスター研究室で取り組んでいたもので、小林さんは、椅子の部分にあたるシートのクッション材の材質や、物理特性、フィット感などさまざまな面から科学的に検証を行いました。データの積み重ねなど大変な作業も多かったようですが、やり遂げたことは大きな成長につながったようです。
クラスター研究室での貴重な経験をはじめ、課外活動では、米国の協定校からの留学生たちとの交流など積極的な4年間を過ごした小林さんをインタビューと映像で振り返ります。