ロボティクス学科3年 古宇田秀明さん。
KIT夢考房ロボットプロジェクト。数々の困難をチームで乗り越え掴んだ「ABUロボコン2013」初優勝の瞬間、皆がコートに駆け寄り喜びを分かち合う中、日の丸を手にしたチームメイトを肩車してコートを周り、会場からの祝福に応えた学生がいました。ピットクルーとして大会メンバーを支え続けてきた古宇田秀明さんです。6月、東京大学を破って日本代表に、そして今回、世界大会で最高の栄誉を勝ち取りました。ずっと夢みていたことが現実になったと話す古宇田さん。
何度見ても嬉しいABUロボコン優勝シーンを、古宇田さんが1本1本細部にまでこだわり設計した勝負の決め手となる「苗木」とともにご紹介します。
Pickup Content
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 山﨑 楓さん。
KIT金沢工業大学大学院2年の山﨑楓さん。新潟県からKITロボティクス学科に進学しました。念願の土居研究室で学部4年次から取り組んでいるのは、枯れ葉を食べて動く自給型ロボットシステムについてです。実環境の中で、AIが枯れ葉を認識しエネルギー源として回収、それらを燃焼させエネルギーに変換して継続的に動くというもので、バイオマスを使ったカーボンニュートラルで画期的なロボットです。いつかロボットが生態系に組み込まれるような環境をつくっていけたらと話す山﨑さん。
枯れ葉を食べるロボットの様子を山﨑さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 田島 祐典さん。
KIT金沢工業大学大学院1年の田島祐典さん。田島さんがロボティクス学科 村尾研究室で学部時代から取り組んでいるテーマは、「MRヘッドセットによる視線検出を用いたドローンの制御に関する研究」について。人の目線でドローンを誘導しようというものです。MRヘッドセットやドローンなど新しく使用するものばかりで、研究環境を整えることに時間がかかったということですが、夢考房内にある国内の教育機関としては最大級のドローン屋内飛行実験場を使って実験にあたる日々です。
ハイレベルな研究に取り組む様子や、テクノロジー体験会でドローン操作の講師を務める田島さんの姿をインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 高田康伸さん。
子どもの頃からラジコンやロボットに興味をもち、KIT金沢工業大学ロボティクス学科に進学した高田康伸さん。KITコーオプ教育プログラムに魅かれ、学部4年次の後半から大学院1年のうちのほぼ1年にわたりプログラムに参加。工場で働く従業員の幸福度向上について社員の一員として活動しました。一方、河合研究室で学びの集大成として取り組んでいる研究は、脳卒中患者などの効果的なリハビリ手法である機能的電気刺激について。特に、重心移動を考慮したしゃがみこみ状態からの立ち上がり動作を補助するシステムを提案し、その有用性を検証しました。
コーオプ教育プログラムと研究に熱心に取り組む高田さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 山本健介さん。
工学系を広く学びたいと、千葉県からKIT金沢工業大学ロボティクス学科に進学した山本健介さん。入学後は、夢考房ロボットプロジェクトの「Team_RID」に参加して、アニマルセラピー用のロボット開発をめざした活動に取り組みました。太田研究室所属後は、老朽化の進んだ水路管内の変形などをAIを活用しながら発見するシステム開発の研究を続けています。来春からは社会人として第一歩を踏み出す山本さん。
人々のくらしに貢献できる技術者になりたいと話す山本さんをご紹介します。