航空システム工学科3年 國塩泰希さん。
航空工学を学ぶ学生たちが遠隔操縦可能な航空機を設計、製作し飛行を競う日本航空宇宙学会主催「全日本学生室内飛行ロボコン」で、KIT夢考房小型無人飛行機プロジェクトチームは、自動操縦部門で2位、一般部門で3位となりました。昨年の自動操縦部門では、制御の成果を披露することなく大会を終えたKITチーム。今年こそはと、パイロットの國塩さんをはじめメンバー一丸となって、軽量化と強度のバランスを熟慮した機体設計と制御向上に取り組んできました。
災害時の緊急空中撮影や物資輸送などへの活用が期待されている飛行ロボットに挑む様子を、國塩さんのインタビューとともにご紹介します。
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大学院機械工学専攻博士前期課程1年 豊岡恵梨果さん。
子供のころから宇宙に興味を抱き、大学でものづくりを通して宇宙に関わりたいとKITに進学した豊岡恵梨果さん。学部1年次から夢考房人工衛星開発プロジェクトに参加。3年次には衛星設計コンテストに出場し、土星の衛星を探査する人工衛星の設計に仲間と挑み、高い評価を得ました。現在、森吉研究室では、大気圏突入カプセルの空気の乱れを可視化する技術開発をテーマに取り組んでいます。
数か月間、企業の社員となって専門業務にあたるコーオプ教育プログラムでも人工衛星のシステム設計に携わるなど、夢に向かって研究でも課外活動でも貴重な経験を重ねている豊岡さんをご紹介します。
航空宇宙工学科4年 永井健仁さん。
飛行機に憧れをもち、大学で飛行機について学んでみたいと香川県からKIT金沢工業大学に進学した永井建仁さんが、この春、「ISTAT」奨学生に選ばれました。ISTATとはアメリカに拠点を置く航空系の団体で、航空機メーカーやエアラインなど世界の空を支える様々な企業が参画しています。今回、世界59名の学生の一人として名を連ねた永井さん。1年次から参加する夢考房人力飛行機プロジェクトでのリーダーシップも高く評価されました。
永井さんが中心となってゼロから設計に挑戦した通常翼機が先ごろはじめて組み立てられた様子など夢考房活動での取り組みをインタビューとともにご紹介します。
航空システム工学科4年 圓山峻平さん。
ジェットエンジンを搭載した固定翼型ドローン「KIT-JET」の飛行試験が9月、三重県で行われました。機体や自律飛行ソフトウェアの制作から飛行試験での運営に関わったKIT金沢工業大学の学生たち。航空システム工学科 赤坂研究室に所属する圓山峻平さんも試験飛行のスタッフとして参加しました。ジェットエンジン搭載の固定翼型ドローンは全国的にも珍しく、また難易度が高い先尾翼を採用。今回、残念ながら自律飛行のテストまでには届きませんでしたが、次につながる貴重な経験になったようです。
飛行試験や卒業研究に取り組む様子をはじめ課外活動にも積極的な圓山さんをインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 棟長光太朗さん。
子どもの頃から興味を持っていた宇宙について学べたらと、KIT金沢工業大学航空システム工学科に進学を決めた棟長光太朗さん。念願の森合研究室で学生生活の集大成として取り組んでいる研究は、ロケットエンジンのノズルの高性能化について。棟長さんが注目しているのは、高度に関係なく高性能を発揮できるエアロスパイクノズルです。研究の成果は国内外の学会で積極的に発表している棟長さん。
次世代のロケット工学として注目されている研究に取り組む様子をインタビューと映像でご紹介します。