心理情報学科3年 中村理紗子さん。
KITの学生たちが多国籍チームを組み、イノベーション創出に取り組む「ラーニングエクスプレス」。これは、国籍や文化、専門の異なる学生たちが協働してアジアの農村に滞在。ユーザーの視点に立って何が求められているかを考える「デザインシンキング」を活用し、現地産業などの問題発見から実現・維持可能な解決策を、村の人たちと共に導き出すことを目標としています。昨年秋と今春の2度に渡って参加した中村理紗子さん。今回は豆腐製造をテーマに取り組み、さらに貴重な経験を重ねたようです。
一方で、外国人が行政サービスを受けやすく、より住みやすい街になるようなプロジェクト活動にも参加、仲間たちと英語版冊子を作成しました。
デザインシンキングの手法を学びながら、英語を使った活動に積極的に取り組んでいる中村さんをご紹介します。
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大学院システム設計工学専攻博士前期課程1年 沖沙矢佳さん。
豊かな創造力を育むことを目的とし、自分で手を加えてお菓子を完成させる知育菓子。この知育菓子が脳に及ぼす効果について企業と共同で研究を続けている学生がいます。金沢工業大学大学院1年の沖沙矢佳さんです。学部時代から研究をスタートし、知育菓子を作成することで脳の前頭前野が活性化することや、作成後も効果が持続することを明らかにしました。現在は、作成手順が複雑な菓子について、脳波を使った長期的な効果分析にとりくんでいます。
KITで飛び込んだ心理学の世界。そのおもしろさを実感しているという沖さんをご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 中屋寛明さん。
文部科学省と民間企業が協働で若者の海外留学をバックアップする「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」に、KITの2人の学生が初めて採用されました。その一人が大学院2年、中屋寛明さんです。中屋さんは、8月中旬から1年間、オーストラリアのメルボルン大学で、最先端のポジティブ心理学と日本の労働環境への応用法について学ぶ予定です。学部1年次から海外に強い関心を持ち、4年次にはKITの米国提携校に留学経験をもつ中屋さん。今回の渡豪では、心理学の研究はもちろん、アカデミック英語のスキルアップもめざします。
留学を通して日本に貢献するという使命を担って旅立つ中屋さんをご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 太田智也さん(2016年3月修了)。
中学生の頃から心理学に興味をもち、心理学とものづくりを学びたいとKIT心理情報学科に進学した太田智也さん。学部4年次から配属された神宮研究室では、電機メーカーやIT系などさまざまな企業との共同研究に関わり、貴重な経験を積み重ねていきました。
新商品の開発に向けて実験に取り組んだ酒造メーカーの大関で、社会人としてスタートを切っている太田さん。
KITでの6年間の学びをいかして、日本酒の普及に大きく貢献したいと夢を話す太田さんをご紹介します。
心理情報学科4年 宮坂彰さん。
や脳の働きを数値化して、商品開発やマーケティングに活用していくことを学ぶKIT心理情報学科。この心理情報学科の学生を中心とする課外活動にサイコロジェクトがあります。ここでは、身につけた心理学の知識を応用して企業との共同研究など様々な活動を行っています。
プロジェクト発足時から活動に参加している宮坂彰さんが仲間と取り組んでいたのは、ヴァーチャルリアリティ(VR)コンテンツが与える心理効果について。企業が提案するVRと静止画コンテンツを比較し、人間の脳に与える効果の違いを実験を通して検証し、研究成果は学会などでも発表しました。
プロジェクト活動で、自分たちの学びが実社会で活かされる喜びを味わったという宮坂さんをご紹介します。