心理情報学科3年 中村理紗子さん。
KITの学生たちが多国籍チームを組み、イノベーション創出に取り組む「ラーニングエクスプレス」。これは、国籍や文化、専門の異なる学生たちが協働してアジアの農村に滞在。ユーザーの視点に立って何が求められているかを考える「デザインシンキング」を活用し、現地産業などの問題発見から実現・維持可能な解決策を、村の人たちと共に導き出すことを目標としています。昨年秋と今春の2度に渡って参加した中村理紗子さん。今回は豆腐製造をテーマに取り組み、さらに貴重な経験を重ねたようです。
一方で、外国人が行政サービスを受けやすく、より住みやすい街になるようなプロジェクト活動にも参加、仲間たちと英語版冊子を作成しました。
デザインシンキングの手法を学びながら、英語を使った活動に積極的に取り組んでいる中村さんをご紹介します。
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心理科学科4年 上田裕衣さん。
人の心に関心があり、KIT金沢工業大学心理科学科に進学した上田裕衣さん。学びの中で、心理学をいかした空間づくりへの興味が高まっていきました。集大成の取り組みは、商環境における環境配慮行動を促すための研究です。一方、課外ではキャンパス内にあるコミュニティFM局で学生がラジオ番組の企画から放送までを行っている「WAVEプロジェクト」に参加。1年次からさまざまな企画で生番組を担当するなど積極的に活動してきました。
今春、オフィスをはじめ人々の快適空間づくりをてがける企業で第一歩を踏み出す上田さんをご紹介します。
心理科学科4年 伊賀丈流さん。
人の行動心理に関心があり、岡山県からKIT金沢工業大学心理科学科に進学を決めた伊賀丈流さん。学びはもちろん伊賀さんには、KITで国際交流活動や、リーダーシップを身につけたいという思いがありました。その思い通り、1年次に東南アジアの学生たちと多国籍チームを組み、インドネシアの村に滞在してイノベーション創出に取り組むラーニングエクスプレスに参加。2,3年次は海外の学生たちとオンラインによる課題解決プログラムの企画、運営など積極的に活動してきました。これらの経験を通して、将来のなりたい姿が見えてきたと話す伊賀さん。
国際交流の様子やユニークな卒業研究テーマなど伊賀さんの大学生活をご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 平澤直哉さん(2022年3月修了)。
先ごろ、KIT金沢工業大学大学院を修了し、社会人として第一歩を踏み出した平澤直哉さん。6年前、長野県からKIT心理情報学科に進学を決めました。人の心の働きだけでなく、それを応用して世の中に貢献することをめざした学びに魅力を感じたといいます。そんな平澤さんが学部4年次から伊丸岡研究室で取り組んでいたのは、体を取り囲む空間のうち、手をいっぱいにのばした中に収まる範囲の身体近傍空間に関する研究テーマです。
前例の少ない研究テーマに懸命に取り組んだ様子を含め平澤さんのKIT生活を振り返ります。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 長尾光喜さん。
KIT金沢工業大学の学生とアジアの国々の学生がチームを組んでインドネシアなどの村に滞在し、課題発見から解決策の創出やプロトタイプの製作まで英語で取り組むラーニングエクスプレス。このオンライン版となる「KITオンライン ソーシャル イノベーション プログラム」が、2月に開催されました。ラーニングエクスプレスを経験したKITの学生たちが主体となって企画、運営したもので、代表学生としてチームをまとめたのは、大学院2年 長尾光喜さんです。コミュニケーションの難しさはあったといいますが、人と人をつないで幸せな社会をつくりたいという思いをさらに強くしたようです。
積極的な学生生活を送る長尾さんを、学びの集大成として取り組んでいる研究とともにご紹介します。