心理情報学科3年 中村理紗子さん。
KITの学生たちが多国籍チームを組み、イノベーション創出に取り組む「ラーニングエクスプレス」。これは、国籍や文化、専門の異なる学生たちが協働してアジアの農村に滞在。ユーザーの視点に立って何が求められているかを考える「デザインシンキング」を活用し、現地産業などの問題発見から実現・維持可能な解決策を、村の人たちと共に導き出すことを目標としています。昨年秋と今春の2度に渡って参加した中村理紗子さん。今回は豆腐製造をテーマに取り組み、さらに貴重な経験を重ねたようです。
一方で、外国人が行政サービスを受けやすく、より住みやすい街になるようなプロジェクト活動にも参加、仲間たちと英語版冊子を作成しました。
デザインシンキングの手法を学びながら、英語を使った活動に積極的に取り組んでいる中村さんをご紹介します。
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大学院システム設計工学専攻博士前期課程1年 山下真愛さん。
「いのち支える動画コンテスト」で、KIT金沢工業大学大学院1年の山下真愛さんと下出遥華さんのアイデアが140点近い応募から優秀賞として選ばれ、動画作品として公開されました。タイトルは『笑顔の裏には…』。笑っていても本当は辛い思いもあることを知ってほしいというメッセージを込めました。本格的な動画制作は初めてでしたが、友人や地元の高校生の協力も得て人に訴えかける作品が出来たと話していました。この経験をきっかけに新たな関心も生まれてきたと話す山下さん。
制作風景や作品への思いなど山下さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院臨床心理学専攻修士課程1年 林璃子さん。
中学生の頃にラジオから聞こえてきた、KIT金沢工業大学の学生たちの声。それはコミュニティFM局、えふえむ・エヌ・ワンで、番組の企画、制作、放送に参加しているWAVEプロジェクトのメンバーでした。この活動に強く憧れ、また、大学では心理について勉強したいと、KIT心理科学科に進学を決めた林 璃子さん。学びも課外活動も充実した4年間を送りました。卒業研究として取り組んだのは、健聴者と難聴者の共生をめざしたテーマです。
手話を使える心理の専門家をめざし、更に深い学びに取り組んでいく林さんを、えふえむ・エヌ・ワンでの様子とともにご紹介します。
心理科学科4年 山本将聖さん。
ものづくりに活かす心理学に興味を持ち、兵庫県からKIT金沢工業大学に進学した山本将聖さん。4年間の学びの集大成として取り組んだのは、美術鑑賞初心者でも作品をより楽しめることをめざしたVRアプリとその検証です。心理学の知見を発想に用いて制作したアプリは、新潟県佐渡の風景を描いた川瀬巴水の作品をVR化したもので、「にいがたデジコングランプリ2022」VRコンテンツ部門でグランプリを受賞しました。
春からはシステムエンジニアとして第一歩を踏み出す山本さんを、高い評価を得たVRアプリとともにご紹介します。
心理科学科4年 上田裕衣さん。
人の心に関心があり、KIT金沢工業大学心理科学科に進学した上田裕衣さん。学びの中で、心理学をいかした空間づくりへの興味が高まっていきました。集大成の取り組みは、商環境における環境配慮行動を促すための研究です。一方、課外ではキャンパス内にあるコミュニティFM局で学生がラジオ番組の企画から放送までを行っている「WAVEプロジェクト」に参加。1年次からさまざまな企画で生番組を担当するなど積極的に活動してきました。
今春、オフィスをはじめ人々の快適空間づくりをてがける企業で第一歩を踏み出す上田さんをご紹介します。