大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 中屋寛明さん。
文部科学省と民間企業が協働で若者の海外留学をバックアップする「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」に、KITの2人の学生が初めて採用されました。その一人が大学院2年、中屋寛明さんです。中屋さんは、8月中旬から1年間、オーストラリアのメルボルン大学で、最先端のポジティブ心理学と日本の労働環境への応用法について学ぶ予定です。学部1年次から海外に強い関心を持ち、4年次にはKITの米国提携校に留学経験をもつ中屋さん。今回の渡豪では、心理学の研究はもちろん、アカデミック英語のスキルアップもめざします。
留学を通して日本に貢献するという使命を担って旅立つ中屋さんをご紹介します。
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大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 長尾光喜さん。
KIT金沢工業大学の学生とアジアの国々の学生がチームを組んでインドネシアなどの村に滞在し、課題発見から解決策の創出やプロトタイプの製作まで英語で取り組むラーニングエクスプレス。このオンライン版となる「KITオンライン ソーシャル イノベーション プログラム」が、2月に開催されました。ラーニングエクスプレスを経験したKITの学生たちが主体となって企画、運営したもので、代表学生としてチームをまとめたのは、大学院2年 長尾光喜さんです。コミュニケーションの難しさはあったといいますが、人と人をつないで幸せな社会をつくりたいという思いをさらに強くしたようです。
積極的な学生生活を送る長尾さんを、学びの集大成として取り組んでいる研究とともにご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程2年 林田脩平さん(2021年3月修了)。
この春から社会人として一歩を踏み出している林田脩平さん。心理学の視点をものづくりにいかす研究に興味をもち、兵庫県からKITに進学しました。学びの集大成は、高齢者の転倒の原因を心理学的要因からアプローチするというもの。加齢による歩行時の空間的注意特性の変化を明らかにしていきました。一方、KIT生活で切り離すことのできないのが、国の重要無形民俗文化財「東二口文弥人形浄瑠璃」との出会いです。林田さんは学部3年次から毎年の公演に関わり、国立文楽劇場の舞台でも上演しました。伝統文化はもちろん地域の人たちとの交流を通じて、自身の成長も実感していると話します。
研究や人形浄瑠璃に打ち込む林田さんの様子をご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程1年 市川航暉さん。
感動を指数化し、魅力的なイベントの提案にむすびつけようと研究している学生がいます。。KIT金沢工業大学大学院1年 市川航暉さんです。学部4年次から美術系大学と企業との産学連携でとりくんでおり、昨年冬には、日本人間工学会関西支部大会で、優秀発表賞を受賞しました。大学院ではさらにこの研究を進め、感動の見える化を様々なイベントやTV、ラジオ番組などでも応用できればと話します。
芸術祭での実験の様子をはじめ、キャンパス内にあるコミュニティFM局で、番組づくりや生放送のパーソナリティを務めるなど課外活動でも充実する市川さんをご紹介します。
大学院システム設計工学専攻博士前期課程1年 沖沙矢佳さん。
豊かな創造力を育むことを目的とし、自分で手を加えてお菓子を完成させる知育菓子。この知育菓子が脳に及ぼす効果について企業と共同で研究を続けている学生がいます。金沢工業大学大学院1年の沖沙矢佳さんです。学部時代から研究をスタートし、知育菓子を作成することで脳の前頭前野が活性化することや、作成後も効果が持続することを明らかにしました。現在は、作成手順が複雑な菓子について、脳波を使った長期的な効果分析にとりくんでいます。
KITで飛び込んだ心理学の世界。そのおもしろさを実感しているという沖さんをご紹介します。