大学院機械工学専攻博士前期課程2年 中村風人さん。
高校時代の学びで工作機械の設計開発に興味をもち、KIT機械工学科に進学を決めた中村風人さん。KITで学ぶ中で、工作機械を使った加工技術により魅力を感じるようになっていったと言います。ひとと環境に優しい微細加工技術に取り組む加藤研究室で中村さんが打ち込んでいるのは、ニオブチタン合金と呼ばれる先端材料の加工技術について。この研究が進めば生体材料としての用途拡大が期待できるというものです。
国内外の学会発表も経験し、春からは念願の舞台で技術者として一歩を踏み出す中村さんを集大成の研究とともにご紹介します。
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大学院機械工学専攻博士前期課程1年 野崎拓海さん。
6月、米国ニュージャージー州で開かれた国際会議に参加したKIT金沢工業大学大学院1年の野崎拓海さん。力不足を感じながらも一つやり遂げたという経験は、今、さらなる研究への意欲につながっています。そんな野崎さんが取り組んでいるのは、5軸ロボット加工機にデジタルツイン技術を構築し、生産性の向上やコスト削減を図ろうというテーマです。子どもの頃からものづくりが好きで、中でもマザーマシンと呼ばれる工作機械への関心がとても高い野崎さん。複雑な機構で難しいことは多いものの充実した研究生活がうかがえます。
いつか新しい機構を備えた工作機械を生み出せたらと話す野崎さんを、国際会議やMEX金沢での様子を交えてご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 成木忠明さん。
大学では機械について広く学んでみたいと、静岡県からKIT金沢工業大学機械工学科に進学した成木忠明さん。入学後、夢考房フォーミュラカープロジェクトに参加してフレーム班として活動しました。その中で切削加工への関心が強くなった成木さん。学部4年次からはヒトと環境に優しい加工技術の構築と新素材工具開発に取り組む加藤研究室に所属し、現在、次世代の材料として注目されている鉛フリー真鍮の加工について熱心に研究を続けています。
先月、米国での国際会議に参加して貴重な経験も積んだ成木さんを映像とインタビューでご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 上田菜緒さん。
人工関節の材料として使われているコバルトクロム合金より耐摩耗性の向上が見込める高炭素含有型コバルトクロム合金について研究している学生がいます。KIT金沢工業大学大学院1年の上田菜緒さんです。上田さんは、優れた特長がありながらも難削材である高炭素含有型コバルトクロム合金の加工特性について検討し、高速・高能率での切削加工技術の確立をめざしています。ものづくりを通して人の役に立ちたいと機械工学科に進学した上田さん。変形性膝関節症に苦しむ患者の治療方法につながる現在の研究にはやりがいを感じているに違いありません。
機械工業見本市や課外活動でも一生懸命な上田さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 田和あかりさん。
KIT(金沢工業大学)-RIT(米国 ロチェスター工科大学)デュアルディグリープログラム。2つの大学院で学び修了要件を満たすことで、最短2年間で両大学の修士号を取得することができるプログラムです。今夏からRITに留学予定の金沢工業大学大学院1年、田和あかりさん。機械工学専攻第1号の学生です。北海道からKIT機械工学科に進学。学部1年次から機械系3学科研究室体験プログラムやSDGsに関するプロジェクト活動などなど、興味を持ったことには臆することなくチャレンジ。3年次にはRITに語学留学も行い、海外での生活イメージもつかめたようです。
6月には国際学会発表も控えているという田和さんのアクティブなKIT生活をご紹介します。