建築学科4年 中嶋将一さん。
金沢の街なかをあかりのオブジェで幻想的に彩る「金澤月見光路」が今年も開催されました。これはKIT金沢工業大学で建築を学ぶ学生たちが、あかりで金沢の中心市街地を活気づけようと続けているライトアップイベントです。構造設計を学ぶ4年中嶋将一さんが研究室の仲間とともに制作したオブジェは、構造そのものの美しさを追求、切頂八面体と呼ばれる立体を花のつぼみにみたてて配置しました。
今年も多くの人たちを魅了した月見光路。中嶋さんのインタビューとともにご紹介します。
登録されているタグ
Pickup Content
建築学科3年 長谷川航洋さん。
金沢工業大学夢考房建築デザインプロジェクト。建築模型製作やコンペティション活動を通じてデザイン力や表現力、プレゼンテーション能力の習得を目標に活動している課外プロジェクトです。5月に開催されたオープンキャンパスでは、40人余りのメンバーで作り上げた新石川県立図書館の50分の1模型が展示され、大きな注目を集めました。リーダーとして指揮をとった長谷川航洋さん。製作は無謀と言われた中メンバー全員で完成させ、多くの人たちに見てもらえたことにこれ以上の嬉しさはないと話しました。
3Dプリンタやレーザ加工機の活用で、よりリアリティのある作品となった彼らの模型をインタビューとともにご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 和田 祐人さん。
KIT金沢工業大学では、分野を超えた学生や教員が鹿島建設の技術者とともにセメント系3Dプリンターの技術開発に取り組んでおり、製造過程で二酸化炭素の排出量をゼロ以下にする画期的なコンクリートを使ったベンチを製作しました。このプロジェクトに学部時代から参加している和田祐人さん。和田さんは、友禅流しをモチーフにした複雑な形状をもつベンチを構造的視点から検証しています。昨年、この成果を日本建築学会で発表し若手優秀発表賞を受賞。今年3月には金沢市内の公園に設置され、嬉しさもひとしおだったに違いありません。
研究の様子をはじめ、和田さんの建築への思いをご紹介します。
建築学科4年 中村こころさん(2024年3月卒業)。
KIT金沢工業大学で建築を学び、この春社会人として一歩を踏み出した中村こころさん。お寺や町家など木造建築が持つ温かみに魅かれ、歴史的建築物の建築技法や保存法を専門とする建築学科の山崎研究室を知りKITに進学を決めました。授業のほかに課外プロジェクトやアルバイトでも建築の知識や技術に触れてきた中村さん。念願の研究室で取り組んだ卒業研究テーマは、金沢市内にある寺院の門の歴史的価値の検証でした。
KITで学んだことに自信を持って成長していきたいと話す中村さんをご紹介します。
建築学科4年 大屋咲歩さん。
大学の進路を考えたとき、故郷の林業を守りたいと、和歌山県からKIT金沢工業大学建築学科に進学を決めた大屋咲歩さん。コロナ禍での大学生活スタートでしたが、授業以外にも積極的に建築系プロジェクトに参加。その中で環境や設備への関心を強くしたといいます。垂水研究室で卒業研究として取り組んでいるのは、ZEB(Net Zero Energy Building)と呼ばれる省エネと創エネによりエネルギー消費量を正味(ネット)ゼロにしたビルオフィスを対象とした自然換気システムについてです。
より広い世界での環境保全をと、春からはスーパーゼネコンで社会人として一歩を踏み出す大屋さんをご紹介します。