大学院建築学専攻博士前期課程2年 岡本昇磨さん。
今春、地元京都の組織設計事務所で社会人として第一歩を踏み出す、岡本昇磨さん。建築について学びたいと、学外での活発な活動にも惹かれKIT金沢工業大学に進学を決めました。学部1年次から金沢の中心部を幻想的なあかりのオブジェで演出する金澤月見光路プロジェクトなどに積極的に参加。それらの活動から発展させた研究成果を学会やコンペで発表し、高い評価を得てきました。KITで学んできたことをいかして生まれ育った地域の建築を考えていきたいと抱負を話す岡本さん。
学びの集大成となった修士公聴会の模様を交えながら、建築に向き合った様子をご紹介します。
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大学院建築学専攻博士前期課程2年 新村苑華さん。
高校で学んだ理系の知識を身近な生活の中で活かせる学びがしたいと、KIT金沢工業大学建築学科に進学を決めた新村苑華さん。新村さんが6年間の学びの集大成として取り組んでいる研究テーマは、建物におけるZEB(Zero Energy Building)化の実現をめざした空調システムについてです。地下水を利用した金沢市内のZEBオフィスを研究対象に、竣工から2年以上にわたり取得したデータをもとに、屋内の温熱環境状況や執務者への温冷感アンケート調査を行ってシステムの有効性などを検証しています。研究の成果は積極的に学会で発表、大きな評価を得ています。
将来は、カーボンニュートラルの時代に人々の生活をより豊かにする建築に関わっていきたいと話す新村さんをご紹介します。
大学院建築学専攻博士前期課程2年 平井聡吾さん。
5月末、金沢駅もてなしドーム地下広場で開かれた「コーヒーフェスティバル」に、KIT金沢工業大学の学生たちが家具製作で一役買いました。建築学科宮下研究室の学生7名が製作したのは、会場の柱の周りに設置した木製のカウンターと紙製コップの回収箱です。金具を使わない組み立て式のため、イベント終了後は別の用途でも使用が可能です。リーダーを務めた大学院2年の平井聡吾さん。カウンターで楽しむ来場者の様子を目の当たりにして、建築への思いをさらに強くしたようです。
仲間とともにアイデアの提案から設計、製作したサスティナブルな家具を平井さんのインタビューとともにご紹介します。
建築学科4年 鈴木翔登さん。
学生たちの就職活動をサポートしているKIT金沢工業大学進路開発センター。その中にある就職情報の発信や閲覧の場となっているキャリアプラザを、学生たちが1年かけてリノベーション。今年4月に完成しました。手がけたのは、建築を学ぶ学生たちを中心とした課外活動プロジェクト、Toiroの学生たちです。統括リーダーの4年鈴木翔登さん。利用者が積極的に進路について考えられるような明るい空間づくりをめざし、50人以上のメンバーをまとめていきました。
デザインから施工まで学生たちが創り上げたキャリアプラザを、鈴木さんのインタビューと合わせてご紹介します。
建築学科4年 巽 斗麻さん。
昨夏、司法試験、公認会計士とともに文系最難関国家資格といわれる不動産鑑定士の試験に合格した学生がいます。KIT金沢工業大学4年、巽 斗麻さんです。滋賀県出身の巽さんは、学部2年次に宅地建物取引士(宅建)試験に合格。その勉強の中で不動産資格の中でも最高峰の不動産鑑定士を知り、勉強をスタートさせました。キャンパス内にある24時間利用できる自習室を活用し、1日10時間から14時間勉強していたと振り返ります。働きながら合格をめざす人が多い中、巽さんのような大学生の合格は快挙です。
将来的には、一級建築士の資格も取得し専門性のある人材になりたいと話す巽さんを、ご紹介します。