大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 片山太貴さん。
大学選びの中で、自然を相手に一つ一つの構造物が大きく、面白そうと土木への関心を強めていった片山太貴さん。兵庫県からKIT金沢工業大学環境土木工学科に進学を決めました。そして学びを通して、日々の生活に密着した土木を実感していったといいます。現在大学院で取り組んでいるテーマは、コンクリートの長寿命化に関する研究について。その成果を学会などで積極的に発表してきました。
KITでの学びや研究活動で、自身の成長を実感、将来はオールマイティな技術者を目指したいと話す片山さんをご紹介します。
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大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 中川雄斗さん。
大学で環境土木を学ぼうと思ったきっかけは、豪雨による土砂災害の経験でうまれた防災への意識と振り返ります。そして学部1年次の授業でトンネル工事現場を見学、土木に対して一層興味が強くなりました。早くから宮里研究室を訪ね、先輩たちからも大きな刺激を受けて大学院進学を決意。土木構造物の劣化の事前予測と対策を可能にする新たなシステムの確立をめざしたテーマに日々取り組んでいます。
将来は、高速道路の維持管理などに関わっていきたいと話す中川さんを、国内外の学会で積極的に発表している様子とともにご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程1年 普照遥さん。
金沢工業大学の学びの中で、環境土木への思いを強くし、現在大学院で意欲的に学んでいる学生がいます。普照遥さん。彼女は学部3年次の夏に参加したゼネコンのインターンシップで、トンネルなどの現場を見学。土木の仕事の大きさを実感したといいます。また、所属する木村研究室での恩師や先輩との出会いも大きな刺激となり大学院へ進学。覆工コンクリートの劣化に注目した研究テーマに取り組み、9月の土木学会全国大会発表にむけて準備を進めています。
近づく学会への思いを含め、KITでめざす自分を見つけた普照さんをご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 加藤了俊さん。
KIT大学院で、北陸地方にみられる高速道路の老朽化対策の研究に取り組んでいる学生がいます。環境土木工学を専攻する加藤了俊さんです。加藤さんは4年次から企業と共同で、コンクリート構造物の塩害や中性化による複合劣化の抑制について取り組み、特別な技術がなくても簡単に安全に補修ができる画期的な工法を確立しました。その成果を今春、土木学会で発表、優秀研究発表賞を受賞しました。
技術者の仕事は多くの命を預かっているという言葉が、学ぶ意識を大きく変えたと話す加藤さんをご紹介します。
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 笹原弘道さん。
リモートセンシング技術を地球環境や植生モニタリングなど様々な分野にいかす研究に取り組むKIT環境土木工学科徳永研究室。ここで、稲作にドローンを活用した研究にあたっているのが、大学院2年の笹原弘道さんです。彼は、近赤外線カメラを搭載したドローンで水田を撮影。平面だけのデータ解析にとどまらず。画像をもとに稲の3Dモデルを作成。生育状況の把握や収穫時期の選定を立体的に分析し、農業が抱える人材不足の課題解決につながればととりくんでいます。KITでの学びは、土木工学のイメージを大きく一新するものだったと話す笹原さん。
将来は大学での学びをいかし、社会や職場に大きく貢献したいと話す笹原さんをご紹介します。