航空システム工学科4年 中屋優香さん (2021年3月卒業)。
大学で身につけた知識や技術を社会で存分に発揮したいと話していた中屋優香さん。念願の輸送機器メーカーで第一歩を踏み出しました。中学生の時に抱いた航空業界への憧れですが、中屋さんは常に自分の気持ちと向き合いながら進路を選択、兵庫県からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学後は、興味を持ったことに積極的にチャレンジしていきました。卒業研究では、植物由来の軽くて強い複合材料として注目されているセルロースナノファイバーの人力飛行機桁構造への適用について取り組みました。
夢考房プロジェクトや東南アジアで問題発見解決に取り組むラーニングエクスプレスなど充実の4年間をご紹介します。
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大学院機械工学専攻博士前期課程2年 齊藤寛泰さん。
子どもの頃から鳥や昆虫が好きだったという齊藤寛泰さん。鳥たちが空を飛ぶしくみを学んでみたいと福井県からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学を決めました。学部4年次からは、赤坂研究室でヘリコプタの騒音低減について取り組み、大学院進学後は、主翼付きタンデムロータヘリコプタ機の空力特性について数値流体解析を用いて進めていきました。空飛ぶクルマなどにも応用可能なテーマです。
社会に出てもいろいろなことにチャレンジを続ける技術者になりたいと話す齋藤さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 梅地俊甫さん。
研究に課外活動にとても充実した6年間と振り返る、金沢工業大学大学院2年の梅地俊甫さん。航空システム工学科に入学してまもなく夢考房人力飛行機プロジェクトと自転車同好会に参加。夢考房プロジェクトでは、パイロットとしても活動していたため自転車は良いトレーニングにもなったといいます。学びの集大成は、複合材を加工するレーザ開発について、数値流体力学を使って検証する研究です。春からは、エンジニアとして第一歩を踏み出す梅地さん。
KITでの思い出の数々とともにご紹介します。
航空システム工学科3年 小玉隆之介さん。
全日本学生室内飛行ロボコンで、KIT金沢工業大学 夢考房小型無人飛行機プロジェクトが2部門に出場。ユニークデザイン部門では「折鷲」チームがSkyDrive賞を手にしました。「折鷲」は、翼が上下に折れ曲がる設計やアホウドリの特性を模倣した技術を採用、またプレゼンテーションでは火星での飛行にも触れ、その設計思想が評価されました。機体設計を担当したのは小玉隆之介さん。昨年の大会では、セルロースナノファイバーを初めて複合材として使用するなどアイデアを夢考房でつぎつぎと形にしています。
KITチームが作り上げたまさにユニークな機体を、小玉さんのインタビューとともにご紹介します。
航空システム工学科3年 横山兄さん。
この秋に開催された全日本学生室内飛行ロボットコンテストに、KIT金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクトが2部門に出場。自動操縦部門では、ベストパイロット賞を受賞しました。この競技は、緊急物資の輸送などを想定し、滑走路への帰還や時間内でのミッション遂行、機体特性や自動操縦装置の性能評価などの総合得点で競います。横山 兄さんは、昨年の大会後から回路設計や制御プログラムに仲間と一から取り組み大会に臨みました。残念ながら優勝を逃しましたが、やれることは出来たと振り返ります。
全日本学生室内飛行ロボコンPart1。自動操縦部門に出場したKITチームをご紹介します。