大学院機械工学専攻博士前期課程2年 橋本和樹さん(2021年3月修了)。
念願だったファクトリーオートメーションを手掛ける企業で社会人としてスタートを切った橋本和樹さん。6年前、ロボコンを通してものづくりを学んでみたいとKIT金沢工業大学に進学しました。1年次から夢考房ロボットプロジェクトに参加、制御班としてロボット開発に取り組みながら知識や技術を身につけていきました。またプログラミングの技術向上をめざし自主的にマイクロマウスロボット開発にも挑戦しています。そして学びの集大成として研究していたのは、ばねのエネルギーを利用して跳躍動作が可能な多脚ロボットについて。災害現場での活用もめざしたテーマです。仲間に恵まれ大いに刺激を受けたと振り返る橋本さん。
一つ一つできることを積み上げて技術者として大きくなりたいと話す橋本さんをご紹介します。
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ロボティクス学科4年 大西真気さん。
7月、フランスで開催された世界最大のロボット・人工知能競技会「RoboCup2023」で、KIT金沢工業大学ロボティクス学科 出村研究室のチームが準優勝しました。世界45ヶ国からおよそ2500人が参加したこの大会。チームHappy Robotは、家庭で人間の生活をサポートする生活支援ロボットの技術開発を目的としている@Home Educationリーグに出場しました。ソフトウェアを担当した大西真気さん。世界大会の貴重な経験は、これからの研究意欲を大きくしたに違いありません。
愛らしい姿はもちろん、今話題の生成AIシステムを4基搭載するなど大西さんたちのロボットの活躍をご紹介します。
ロボティクス学科3年 前濵桂太さん。
6月、「NHK学生ロボコン~ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会」が開催されました。昨年準優勝のKIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクト「Team_Robocon」は、今年こそ優勝して世界大会へと、活動に励んできました。毎年新しいルールで行われる学生ロボコン、今年は、世界大会の開催地であるカンボジアの世界遺産、アンコールワットをフィールドに見立て、2台のロボットを操作する輪投げで競います。大会リーダーをつとめたのは、栃木県出身の前濵桂太さん。前日はトラブルに見舞われ、思うような動きが出来ないまま大会当日を迎えたとのことでしたが、予選から見事な戦いぶりをみせ会場を沸かせました。それでも……。
結果は惜しくもベスト8。しかし優勝チームとの熱戦など高い技術力が評価され、特別賞として技術賞を受賞したKITチームを、前濵さんのインタビューで振り返ります。
ロボティクス学科4年 金澤祐典さん。
自律移動型ロボットによる競技会「RoboCup Japan Open」が3月に開催され、KIT金沢工業大学夢考房RoboCup@Homeプロジェクトが、キッチンやリビングを舞台とした@Home Educationリーグで嬉しい優勝を果たしました。@Homeプロジェクトは、人々を幸せにする生活支援ロボットの開発をめざして活動しており、金澤祐典さんをリーダーとした夢考房チームのロボットは、自己位置の地図作成や音声認識など最先端の機能を搭載していました。ロボティクス学科と夢考房に魅かれて青森県から進学した金澤さん。1年次から参加した夢考房での日々は、やりたいことが着実にできたと話します。
愛らしいロボット「Happy mini」をインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 小倉上総さん。
オンライン授業では理解が深めにくいとされる実験科目。その学びの質向上をめざし研究している学生がいます。和歌山県出身のKIT金沢工業大学大学院1年、小倉上総さんです。小倉さんは、学部時代からVRやARを組み合わせた最先端技術、XRを活用したデジタル教材開発と評価に取り組んでおり、この秋から本格的に活用される予定です。また学生スタッフとして、KITが所蔵する稀覯本の資料室をVRで再現、誰でも自由に閲覧できるシステムも作り上げました。将来は、学んだ技術がいかせる企業で働きたいと話す小倉さん。
山岳部でのさまざまな活動の思い出とともにご紹介します。