大学院機械工学専攻博士前期課程2年 橋本和樹さん(2021年3月修了)。
念願だったファクトリーオートメーションを手掛ける企業で社会人としてスタートを切った橋本和樹さん。6年前、ロボコンを通してものづくりを学んでみたいとKIT金沢工業大学に進学しました。1年次から夢考房ロボットプロジェクトに参加、制御班としてロボット開発に取り組みながら知識や技術を身につけていきました。またプログラミングの技術向上をめざし自主的にマイクロマウスロボット開発にも挑戦しています。そして学びの集大成として研究していたのは、ばねのエネルギーを利用して跳躍動作が可能な多脚ロボットについて。災害現場での活用もめざしたテーマです。仲間に恵まれ大いに刺激を受けたと振り返る橋本さん。
一つ一つできることを積み上げて技術者として大きくなりたいと話す橋本さんをご紹介します。
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ロボティクス学科3年 上原裕太さん。
2021年10月10日、NHK学生ロボコンが東京で開催され、全国から書類選考やビデオ審査を通過した16チームが、世界大会であるABUロボコン出場をかけて挑みました。KIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクトチームも出場。今年のテーマは、「投壺~トゥフー~」、矢をポットに投げ込んで獲得できる得点を競いました。得点ロボットの制御全般を担当したのは、3年上原裕太さんです。高校時代もレスキューロボットの大会に出場するなどロボット制御に関わってきましたが、さらに学びたいと大阪府からKITに進学を決めました。今回、決勝トーナメントに進出しつつもベスト6で終わったKITチーム。悔しさは残りますが、素晴らしい仲間と一緒に戦うことができたと充実した表情で話します。新型コロナウィルスの影響で、無観客での2年ぶりの会場開催となったNHKロボコン。
KITチームの戦いを上原さんのインタビューを交えてご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 山本ゆきのさん。
KIT金沢工業大学が新たな産学協同教育として実施しているコーオプ教育プログラム。大学院1年の山本ゆきのさんは、4年次の半年間、企業の社員として、就業中の幸福度アップをめざすシステムづくりについて取り組み、ウェアラブル端末で取得した生体情報が幸福度を測る指標になることを明らかにしました。一方所属する河合研究室では、病気やけがにより上肢に麻痺が残る患者に対し、ゲーム性を持たせて機能回復をはかる電気刺激システムを目標に研究を続けています。
積極的に学生生活を送る山本さんの姿をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 北畠里美さん(2021年3月修了)。
実用化をめざした医療や福祉に関する研究が活発なことを知り、KIT金沢工業大学に新潟県から進学した北畠里美さん。1年次からものづくりに関わりたいと、農業支援ロボット開発プロジェクトに参加し活動してきました。ロボティクス学科鈴木研究室所属後は、デザイン性と機能性を兼ね備えた歩行カートや、楽しみながら続けられる歩行訓練装置の研究開発に取り組み、後者は、石川県バリアフリー社会推進賞最優秀賞を受賞しました。
この春から医療・介護・リハビリ機器の総合メーカーで第一歩を踏み出している北里さんをご紹介します。
ロボティクス学科4年 小川健太さん(2021年3月卒業)。
この春から社会人としての一歩を踏み出している小川健太さん。スポーツに注いでいたエネルギーを大学では勉強にと、兵庫県からKIT金沢工業大学に進学しました。ラグビー部での活動も続けながら、ロボット工学を学んでいった小川さん。3年次、学園祭で開かれたロボコン参加がものづくりの楽しさを実感するきっかけとなりました。土居研究室で取り組んだ卒業研究は、獣害対策ロボットの機構と制御についてです。子どもたちにラグビー指導も行っていた小川さん。
充実したKITでの生活を振り返ります。