大学院機械工学専攻博士前期課程2年 鈴木健一さん。
群馬県からKIT機械工学科に進学した鈴木健一さん。学生生活の集大成となる卒業研究では、苦手な分野に敢えて取り組むことで自身の成長につなげたいと、切削加工を専門にする加藤秀治研究室を選びました。取り組んだのは難削材とされる鉛フリー真鍮の加工技術に関する研究です。真鍮は機械器具・日用品・工芸品などに広く使われていますが、削りやすくするために鉛を添加していることが課題となっていました。毒性のある鉛を含まない真鍮にいかに効率良く穴をあけることができるのか、9月の学会発表に向けて忙しい日々を送る鈴木さん。
将来はグローバルなプロジェクトに関わり、いろいろな製品を世の中に送り出したいと話す鈴木さんをご紹介します。
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Pickup Content
機械工学科3年 今井悠貴さん。
1リットルのガソリンでどれだけ走行できるか、究極の燃費を競う「Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」が今年も開催されました。今井悠貴さん率いるKIT金沢工業大学夢考房エコランプロジェクトチームは、今年こそ優勝をという気持ちを胸に活動を続けてきました。2016年の大会でデビューした自作エンジン搭載車輛「Welt」。今年は、クラッチ機構やエンジンの出力向上など改良を重ね大会に臨みました。初日の練習走行は2位の記録。今井さんたちは決勝でさらに走行距離をのばすべく大きな賭けに出たのでした・・・。
今年の夢考房チームを今井さんのインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 新玉将之さん。
9月、第22回学生フォーミュラ日本大会が愛知県で開催されました。これは学生たちが1年をかけて、小型フォーミュラスタイルの車両を設計製作し、走行性能からデザイン性やコスト審査などものづくりの総合力を競うものです。昨年、8年ぶりに耐久レースのエンデュランスを完走した夢考房チーム。今年は全動的種目の完走をめざして活動に取り組んできました。大会リーダーを務めた3年 新玉将之さんは、学生主体でモノづくりに取り組める夢考房の環境に魅かれて三重県から進学。この1年、スケジュール通りに進まずキツイ時期もあったようですが、納得いく車両を大会に持っていけたと振り返ります。
今年のKITチームの奮闘を新玉さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院高信頼ものづくり専攻博士前期課程2年 天坂恒太さん。
5月、米国カリフォルニア州で開催されたCFRP(炭素繊維強化プラスチック)ブリッジの国際大会「SAMPE学生ブリッジコンテスト」で、KIT金沢工業大学大学院チームが見事優勝を果たしました。これは、CFRPブリッジの作製を通してものづくりの経験と設計能力を培うことを目的に行われているものです。KITチームのリーダーを務めた大学院2年の天坂恒太さん。KITの学びの中で複合材料に関心を持ち、研究を続けながらコンテストに挑戦してきました。天坂さんたち4人は、優勝した昨年末の国内大会からさらに軽量化と強度を高める工夫を施し、今回、日本代表としては2校目となる栄誉を手にしました。
嬉しいブリッジコンテスト優勝を手にしたKITチームを天坂さんのインタビューでご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 小枝 瞭介さん。
KIT金沢工業大学には、学部学科の枠をこえた学生たちが集まり研究開発を行っているクラスター研究室があります。大学院1年の小枝瞭介さんは、ここで季節や場所にとらわれることなく幅広く楽しめるVR型チェアスキーシミュレータの開発にとりくんでいます。設計製作担当の小枝さん、脚部分に曲げパイプを採用し操作性を高めることで、実際のスキーのターンを行う感覚により近いものを再現し、2月の成果報告会で発表、公開されました。大学院でもさらに研究を進めていきたいと話す小枝さん。
仲間と一緒に熱心に活動を続ける様子などをご紹介します。