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大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 廣瀬裕也さん。
KIT金沢工業大学伊東研究室で、ワイヤレス電力伝送の研究に取り組む大学院電気電子工学専攻2年の廣瀬裕也さん。昨年、マイクロ波から直流への電力変換で世界最高の変換効率を達成して、国際学会でStudent Awardを受賞しました。廣瀬さんは、スマートフォンやドローンの充電に十分な大電力の整流回路を設計。世界記録に達成感を感じながらもさらに改良を重ねて、より効率のいい整流器をつくりたいと先を見つめます。世界トップの研究を学んでみたいと国際高専からKITに編入を決めた廣瀬さん。
無線電力伝送の社会実装をめざし、日々熱心に研究活動を続けている様子をご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程1年 吉田喜貴さん。
現在、KIT金沢工業大学大学院1年の吉田喜貴さん。学部4年次から電気電子工学科平間研究室で取り組んでいる研究の対象は、本わさびです。栽培期間が長く、難しいとされるわさびを、学内にある工場で試験栽培を行いながら効率的な栽培方法を探っています。昨年は、植物の健康状態を表すクロロフィルの計測装置の小型化、多機能化に成功し、日本生物環境工学会から高い評価を得ました。
わさびも人間と同じ、個々に特徴があってとても興味深いと話す吉田さんを、ご紹介します。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 坂根弥樹さん(2023年3月修了)。
兵庫県出身の坂根弥樹さん。モータに興味をもち、学生主体でものづくりに取り組む夢考房活動にも惹かれてKIT金沢工業大学電気電子工学科に進学しました。1年次から夢考房エコランプロジェクトに参加、EVエコランのモータ班で活動し、ドライバーとしても大会に出場しました。研究活動でもモータに取り組んできた坂根さん。学びの集大成のテーマは、既存モータの構造を簡略化し、省資源で製作可能な産業用モータについてです。
課外、研究とKITで大好きなモータ製作に取り組んだ力をいかして、恩師のような技術者になりたいと話す坂根さんの学生生活を振り返ります。
大学院電気電子工学専攻博士前期課程2年 鈴木啓太さん。
電気について学んでみたいと愛知県からKIT金沢工業大学に進学を決めた鈴木啓太さん。6年間の学びの集大成として取り組んでいたのは、降雪地域での太陽光発電量の正確な予測・最適な運用をめざした研究です。天候などに左右される再生可能エネルギーですが、それをミックスすることで安定的な供給が可能になります。鈴木さんは気象データだけでなく、カメラの映像情報をもとにパネル上の積雪率を予測することで、より精度の高い発電量予測や検討を行いました。その成果を国際学会などで発表してきた鈴木さん。
KITでライフラインとしての電力の重要性を学び、社会人として新たな一歩を踏み出す鈴木さんをご紹介します。