大学院機械工学専攻博士前期課程2年 吉川平良さん。
ものづくりが学びたいと滋賀県からKIT機械工学科に進学した吉川平良さん。ひとと環境にやさしい微細加工技術と新素材開発を専門とする加藤研究室で取り組むのは、「高炭素型のコバルトクロム合金」についてです。難削材として知られているコバルトクロム合金ですが、その加工技術が確立すれば、人工関節の材料としてさらなる活用が期待できます。前例のないテーマに難しさを感じる一方、だからこそやりがいもあると話す吉川さん。
学会発表に向けて研究に打ち込む吉川さんをアメリカンフットボール部での活動と合わせてご紹介します。
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大学院高信頼ものづくり専攻博士前期課程2年 齋藤拓也さん。
山形県出身の齋藤拓也さん。高校生の時に複合材料の存在を知り、日本有数の研究開発機関であるKIT金沢工業大学革新複合材料研究開発センター(ICC)に憧れて進学を決めました。学部4年次からは機械工学科の斉藤研究室で、成形不良の少ない複合材料をつくることを目的としたテーマに取り組み、国内外の学会で研究成果を発表。高い評価を得ています。CFRPに関する学生ブリッジコンテストでも優勝するなど複合材料への学びを止めない齋藤さん。
世界に通用するエンジニアをめざしたいと話す齋藤さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 杉若一輝さん。
ものづくりに興味があり、大学で専門的に学んでみたいとKIT金沢工業大学に進学した杉若一輝さん。杉若さんが、機械工学科、杉本研究室で4年次から続けているのは、流体工学を応用した尿路結石の破壊に関する研究です。医療界も注目するテーマに打ち込んできた杉若さん。研究成果は、複数の学会で発表。論文集の掲載も決定しました。わからないことに挑戦することが楽しいと話す杉若さん。来春、念願の医療機器メーカーで技術者としての第一歩を踏み出します。
将来はさらに勉強を重ね、機器開発の提案ができる人材になりたいと話す杉若さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 近藤京加さん。
岐阜県出身で大学院機械工学専攻2年の近藤京加さん。近藤さんが、自然界の不思議な構造を紐解きものづくりに応用する「バイオミメティクス」が専門の福江研究室で取り組んでいるのは、魚類の遊泳形態と流れに関する研究です。必要な実験装置は自作し、現在はめだかを使った実験と解析を行っています。
将来は、人間が使いやすい機械はもちろん、生き物にも優しい製品をつくっていきたいと話す近藤さんをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 鈴木健一さん。
群馬県からKIT機械工学科に進学した鈴木健一さん。学生生活の集大成となる卒業研究では、苦手な分野に敢えて取り組むことで自身の成長につなげたいと、切削加工を専門にする加藤秀治研究室を選びました。取り組んだのは難削材とされる鉛フリー真鍮の加工技術に関する研究です。真鍮は機械器具・日用品・工芸品などに広く使われていますが、削りやすくするために鉛を添加していることが課題となっていました。毒性のある鉛を含まない真鍮にいかに効率良く穴をあけることができるのか、9月の学会発表に向けて忙しい日々を送る鈴木さん。
将来はグローバルなプロジェクトに関わり、いろいろな製品を世の中に送り出したいと話す鈴木さんをご紹介します。