航空システム工学科4年 髙橋 諒さん。
静岡県出身の高橋 諒さん。飛行機が空を飛ぶ不思議から興味をもちKIT金沢工業大学に進学しました。学びの中で飛行機の進化には制御が重要だと感じ、橋本研究室へ。卒業研究で取り組んでいるのは、フライトシミュレータを用いた操縦訓練効率についてです。課外活動では硬式野球部に所属。1年次から試合に出場し3年次にはプロ野球のスカウト関係者が見学に訪れたといいます。10月、25年ぶりに1部リーグ昇格を決め、課外活動を締めくくった高橋さん。
研究と野球ともに熱心に取り組む様子をご紹介します。
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大学院機械工学専攻博士前期課程2年 林 尚央人さん。
まもなく技術者として第一歩を踏み出す林 尚央人さん。東京からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学を決めました。生物の翼の空力特性などについてとても楽しそうに話をする岡本正人教授にも魅かれ、学部4年次から念願の岡本研究室へ。6年間の学びの集大成として取り組んだテーマは、とんぼなど小さな生物の翼が、突風を受けるとどうなるかというもの。その現象を解明し飛行機の安全性向上に応用できないかを探りました。風洞実験装置なども自作で取り組んだ林さん。
エンジニアのエキスパートをめざしたいと話す林さんの学びを振り返ります。
航空システム工学科2年 小玉隆之介さん。
昨年12月の「全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」で、KIT金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクトは、一般部門で5位入賞、加えて「ベストクラフト賞」を受賞しました。これは、機体の骨格を構成するバルサ材のかわりに、植物由来の先端素材であるセルロースナノファイバーをKIT革新複合材料研究開発センター(ICC)のサポートを得ながら、初めて複合材として使用。墜落時でも破損しにくい機体製作が評価されました。設計・開発を担当したのは2年小玉隆之介さんです。この次世代材料に早くから注目し、1年かけて製作に取り組んできました。今回の受賞は、次のステップに向けた良いスタートダッシュになったと話します。
航空工学についてさらに学びを進めていく小玉さんの「物語の始まりへ」プロローグです。
航空システム工学科3年 犬丸春希さん。
全日本学生室内飛行ロボットコンテストが、昨年12月に開かれました。これは、救援物資の投下や宙返りなど各ミッションを時間内に行って機体や操縦装置の性能を評価し総合得点を競う大会です。KIT金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクトは、一般と自動操縦の2部門に出場してともに総合5位に入賞しました。自動操縦部門機「Eclipse」は、今回、機体を傾けるのに使う補助翼エルロンを初めて搭載、飛行制御が大きく向上しました。パイロットで機体開発を担当した、犬丸春希さん。トラブルにも見舞われ残念な思いも残りますが、夢考房活動を通して新たな研究への思いも生まれてきたと話します。
KITチームの飛行シーンを犬丸さんのインタビューとともにご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 野村毅さん。
航空について学びたいと、KIT金沢工業大学航空システム工学科に進学を決めた、東京都出身の野村毅さん。学生時代に目に見える成果を残したいと、さまざまなことに意欲的に行動してきました。ターニングポイントとなったのが、SDGsの活動です。3年次に仲間と学生団体プロジェクト、SDGs Global Youth Innovatorsを結成。楽しみながら学ぶカードゲームの開発や、国連のイベントへの参加など精力的な毎日を送ってきました。航空の学びについてもチャレンジを止めない野村さん。学びの集大成のテーマは、吸音ライナに対する空力音響解析です。
SDGsと航空工学、野村さんの積極的な活動をご紹介します。