大学院機械工学専攻博士前期課程2年 林 礼真さん。
ものづくりが好きで、思い描いたものをカタチにしたいとKIT金沢工業大学機械工学科に進学した愛知県出身の林 礼真さん。学部時代の2年間は医工連携プロジェクトに参加、糖尿病患者に優しい血糖値測定キットの開発に取り組みました。この活動で出会った高野則之教授の研究室に所属後、林さんが研究しているのは、自然気胸について。工学的にその発症の原因を探ろうとしています。人間と似ている豚の肺を使って実験にあたり、研究成果は国内外の学会で発表しています。8月からはKITの提携校、米国・ロチェスター工科大学への約4か月間の留学も予定されていて、新しい経験が待っています。
将来はより多くの人たちに豊かな暮らしを提供できる技術者になりたいと話す林さんをご紹介します。
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大学院機械工学専攻博士前期課程1年 小枝 瞭介さん。
KIT金沢工業大学には、学部学科の枠をこえた学生たちが集まり研究開発を行っているクラスター研究室があります。大学院1年の小枝瞭介さんは、ここで季節や場所にとらわれることなく幅広く楽しめるVR型チェアスキーシミュレータの開発にとりくんでいます。設計製作担当の小枝さん、脚部分に曲げパイプを採用し操作性を高めることで、実際のスキーのターンを行う感覚により近いものを再現し、2月の成果報告会で発表、公開されました。大学院でもさらに研究を進めていきたいと話す小枝さん。
仲間と一緒に熱心に活動を続ける様子などをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 木村菜摘さん。
香川県からKIT金沢工業大学に進学した木村菜摘さん。6年間の学びの集大成として取り組んでいるのは、バイオミメティクス(生物模倣)の研究です。木村さんが対象としている生物は、狭いところを器用に泳ぐ習性をもつクマノミの一種。胸びれや尾びれのまわりの流れを数値流体力学で解析し、水中ドローンなどへの応用を探っています。観察実験用の水槽は、設計から製作までを自作、研究成果を国内外の学会で積極的に発表してきました。
社会人になっても探求心を持ち続けていきたいと話す木村さんをご紹介します。
機械工学科3年 名畑晴琉さん。
この秋開催された全日本学生フォーミュラ大会で、KIT金沢工業大学夢考房フォーミュラカープロジェクトは、目標としていた約20㎞の周回路を走行する動的審査エンデュランスを8年ぶりに完走しました。チームの努力が報われたと感慨もひとしおだったのは、テクニカルディレクターを務めた名畑晴琉さん。モータスポーツが好きでプロジェクトに参加しましたが、コロナ禍の影響もありメンバーも離れていくなど思うような活動ができない日々が続きました。走れる車づくりの前にチームの立て直しからスタートしたと振り返る名畑さん。
大先輩たちの大きなサポートも受け、1つの壁を乗り越えた夢考房チームの走りを名畑さんのインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 山下耕希さん。
栃木県で開催された第42回Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会。コロナ禍を挟んで2期連続2位のKIT金沢工業大学夢考房エコランプロジェクトの目標は、今年こそリッター2000Km達成と優勝。プロジェクトを率い、電装班リーダーも担当した3年山下耕希さんは、この一年、安定性の高い車輛をめざし改良を進めてきました。しかし大会初日、台風の影響で練習走行は中止に。追い打ちをかけるようにクラッチに不具合が発覚してチームは絶体絶命の状況に陥りました・・・。しかし大きなサポートがチームの走りを後押し、夢考房チームを表彰台へと導きました。
来年に向けていい課題が見つかったと話す山下さんのインタビューで、夢考房チームの大会を振り返ります。