大学院機械工学専攻博士前期課程2年 林 礼真さん。
ものづくりが好きで、思い描いたものをカタチにしたいとKIT金沢工業大学機械工学科に進学した愛知県出身の林 礼真さん。学部時代の2年間は医工連携プロジェクトに参加、糖尿病患者に優しい血糖値測定キットの開発に取り組みました。この活動で出会った高野則之教授の研究室に所属後、林さんが研究しているのは、自然気胸について。工学的にその発症の原因を探ろうとしています。人間と似ている豚の肺を使って実験にあたり、研究成果は国内外の学会で発表しています。8月からはKITの提携校、米国・ロチェスター工科大学への約4か月間の留学も予定されていて、新しい経験が待っています。
将来はより多くの人たちに豊かな暮らしを提供できる技術者になりたいと話す林さんをご紹介します。
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大学院機械工学専攻博士前期課程1年 上阪彩名さん。
KIT金沢工業大学大学院1年の上阪彩名さん。今自身が思い描く将来像は、デザイン的な思考も兼ね備えたエンジニアです。小学生のころからプロダクトデザイナーに憧れ、高校で学びを進める中で材料や機械工学に関心をもち、KITに進学しました。所属する森本・林研究室で学部時代から取り組むテーマは、「VRによる工作機械のデジタルツインシステムの開発」。卓上サイズの工作機械の動きを仮想空間でも再現する最新技術の開発です。3月には早くも学会受賞と高い評価を得ました。
研究に打ち込む様子をはじめ夢考房の学生スタッフとして学生たちのモノづくりを支える上阪さんの姿をインタビューとともにご紹介します。
機械工学科4年 内村聖佳さん(2025年3月卒業)。
今春、KIT金沢工業大学を卒業し、念願だった工業高校の教師として第一歩を踏み出している内村聖佳さん。1年次から教職課程の学生による課外活動「教師としての実践力向上プログラム」に参加して、教師としての資質能力を磨き、模擬授業などで実践力を高めてきました。一方学びの集大成となった卒業研究テーマは、航空機の翼に発生する着氷現象について。その成果を3月に開かれた日本機械学会北陸信越支部で発表、学生賞受賞と卒業間際に嬉しいニュースとなりました。
内村さんの物理を好きになるきっかけがそうであったように、生徒たちに身近に溢れている物理現象のおもしろさを伝えたいと抱負を語る内村さんをご紹介します。
機械工学科4年 西川怜那さん。
自然界の生物のしくみや機能を模倣し、新たなものづくりに応用する技術、バイオミメティクスの研究に取り組んだ学生がいます。KIT金沢工業大学4年の西川怜那さんです。西川さんはカワハギの仲間、アミメハギのある行動に注目し、流体力学的側面から解明しようとしました。めざしているのは、水中ドローンのホバリング技術向上に応用できないかというものです。早い段階から機械工学科 福江研究室で活動をスタート、3年次に日本魚類学会での発表も経験しました。KITでいろいろな挑戦ができたと学生生活を振り返る西川さん。
卒業研究の様子をインタビューとともにご紹介します。
機械工学科3年 今井悠貴さん。
1リットルのガソリンでどれだけ走行できるか、究極の燃費を競う「Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」が今年も開催されました。今井悠貴さん率いるKIT金沢工業大学夢考房エコランプロジェクトチームは、今年こそ優勝をという気持ちを胸に活動を続けてきました。2016年の大会でデビューした自作エンジン搭載車輛「Welt」。今年は、クラッチ機構やエンジンの出力向上など改良を重ね大会に臨みました。初日の練習走行は2位の記録。今井さんたちは決勝でさらに走行距離をのばすべく大きな賭けに出たのでした・・・。
今年の夢考房チームを今井さんのインタビューとともにご紹介します。