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応用バイオ学科4年 中濱安加里さん。
KIT金沢工業大学で納豆菌が持っている力に注目した研究に取り組んでいる学生がいます。応用バイオ学科4年の中濱安加里さんです。中濱さんは1年次から、納豆菌で農地の土壌を改良し、野菜の生育にいかそうという「ねばーるプロジェクト」に参加。袴田研究室所属後は、アンチエイジング効果も期待できる納豆菌由来のポリアミンの検出方法などについて取り組んでいます。目に見えない存在の微生物が、環境や食料など大きな課題の解決につながっていくことが研究の楽しさだと話す中濱さん。
大学院進学も決め、さらに深く学んでいきたいという中濱さんをご紹介します。
応用バイオ学科3年 長谷優月さん。
KIT金沢工業大学には、数学や工学、生物に興味を持つ学生が中心となって、実験計画から準備、実施まですべてをおこなう数理考房があります。その中の一つ、染色体解析プロジェクトでリーダーとして活動する長谷優月さん。1年次から参加し、染色体解析のeラーニングソフトを使いながら遺伝子や染色体などの理解を深める実験などに取り組んでいます。また2年次からはその熱心さが認められ、KITの加齢医工学先端技術研究所で、ゲノム編集のリサーチアシスタントとしてエイズ感染抑制のための研究を続けています。失敗の連続だが、その中の小さな発見がとても嬉しいと話す長谷さん。
大きなやりがいをもって研究にあたる様子をご紹介します。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 杉本恭子さん(2021年3月修了)。
この春から医薬品の原薬メーカーで社会人としてスタートを切っている杉本恭子さん。化粧品や製薬に興味を持ち、KIT金沢工業大学応用バイオ学科に進学しました。天然物創薬プロジェクトの活動を通じて微生物の扱い方や培養について実践的に学んだ杉本さん。小田研究室所属後は、医薬品や化粧品の原料など有用な物質を生み出すカビの胞子に着目。安価で大量生産可能なプロセスの開発などに取り組みました。研究成果は積極的に学会で発表、高い評価を得てきました。学び続けたKITでの6年間。
熱心に研究に向き合う様子とともにご紹介します。
大学院バイオ・化学専攻博士前期課程2年 石川蒼人さん。
麹菌が作り出す美白成分として化粧品などに使われているコウジ酸。大学院2年の石川蒼人さんは、その生産経路解明に向けて遺伝子レベルで研究に打ち込んでいる学生です。高校生のときから化学や遺伝子などに興味を持ち、仙台からKIT金沢工業大学応用バイオ学科に進学を決めました。学部時代には、納豆菌の力で農地の土壌改良をめざす「ねばーるプロジェクト」の1期生として納豆菌の可能性に注目した活動に取り組んだ石川さん。来春からは、食品業界で新しい一歩を踏み出します。
期待感と責任感をもって世界で先をいく研究テーマに熱心にあたる石川さんをご紹介します。