大学院機械工学専攻博士前期課程2年 竹田沙紀さん。
富山県からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学した竹田沙紀さん。生物の機能や構造などからヒントを得てモノづくりにいかすバイオミメティクスへの興味と、何より未知の研究テーマに挑戦してみたいと岡本研究室に所属。取り組んでいるのは、小さな昆虫の翅に着目した超低レイノルズ数の研究で、これは開発が進められている火星探査機にも応用の可能性があるテーマです。実験装置は1年半かけて自作。成果をまとめた論文は、日本航空宇宙学会論文集に大学院1年で採択されました。
学びを深める中で新たな目標を見出し、誰も成し遂げなかったことにこれからも挑戦し続けたいと話す竹田さんをご紹介します。
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航空システム工学科3年 小玉隆之介さん。
全日本学生室内飛行ロボコンで、KIT金沢工業大学 夢考房小型無人飛行機プロジェクトが2部門に出場。ユニークデザイン部門では「折鷲」チームがSkyDrive賞を手にしました。「折鷲」は、翼が上下に折れ曲がる設計やアホウドリの特性を模倣した技術を採用、またプレゼンテーションでは火星での飛行にも触れ、その設計思想が評価されました。機体設計を担当したのは小玉隆之介さん。昨年の大会では、セルロースナノファイバーを初めて複合材として使用するなどアイデアを夢考房でつぎつぎと形にしています。
KITチームが作り上げたまさにユニークな機体を、小玉さんのインタビューとともにご紹介します。
航空システム工学科3年 横山兄さん。
この秋に開催された全日本学生室内飛行ロボットコンテストに、KIT金沢工業大学夢考房小型無人飛行機プロジェクトが2部門に出場。自動操縦部門では、ベストパイロット賞を受賞しました。この競技は、緊急物資の輸送などを想定し、滑走路への帰還や時間内でのミッション遂行、機体特性や自動操縦装置の性能評価などの総合得点で競います。横山 兄さんは、昨年の大会後から回路設計や制御プログラムに仲間と一から取り組み大会に臨みました。残念ながら優勝を逃しましたが、やれることは出来たと振り返ります。
全日本学生室内飛行ロボコンPart1。自動操縦部門に出場したKITチームをご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程1年 原田昌紀さん。
神奈川県からKIT金沢工業大学航空システム工学科に進学した原田昌紀さん。大学選びのポイントは、航空について学べることはもちろん、好きなものづくりが主体的にできる環境があることだったと話します。学部1年次から夢考房人力飛行機プロジェクトに参加。パイロットと電気操縦班として活動しました。現在は、電気推進用プラズマジェットの研究に取り組んでいます。電気と空気だけで飛ぶ人工衛星の実現をめざし、実験と解析を繰り返しながら学会発表も積極的におこなっている原田さん。
幅広い学びが成長につながった夢考房活動や、宇宙用プラズマ推進研究のパイオニアとして熱心に取り組む姿をご紹介します。
大学院機械工学専攻博士前期課程2年 谷口雄一さん。
宮崎県出身の大学院2年、谷口雄一さん。将来は次世代の飛行機開発に携わることができたらと、KIT航空システム工学科に進学を決めました。6年間の学びの集大成は、ジェットエンジンの騒音低減に関するもので、JAXAとKITの共同研究に参画して取り組んでいます。必要な実験装置は工夫を重ねながら自身で製作。指導する重工メーカー出身の廣光教授との出会いもとても大きいと話します。
研究や学生スタッフなど谷口さんの積極的な学生生活をご紹介します。