大学院機械工学専攻博士前期課程2年 西尾すみれさん。
医療機器に関心を持ち、ものづくりを通して多くの人を助けることができたらと、KITに進学した西尾すみれさん。ロボティクス学科を選んだのは、幅広く学べるからだといいます。入学後、生活支援ロボットの開発をめざす夢考房Robo Cup@Homeプロジェクトに参加し、課外でもロボットづくりに取り組んできました。4年次からは河合研究室で、機能的電気刺激を用いた運動制御に関する研究に取り組む一方、企業で半年間の産学協同教育「KITコーオプ教育プログラム」に参加するなど忙しい日々を送ってきました。
KITで自身の思いをかたちにするため、研究はもちろんいろいろな挑戦を続ける様子をご紹介します。
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大学院機械工学専攻博士前期課程1年 坂崎大氣さん。
7月、大阪・関西万博EXPOメッセで国際的なロボット複合イベント「World Robot Summit」が開催されました。その中心となるコンテスト、フューチャーコンビニエンスストアチャレンジに、KIT金沢工業大学ロボティクス学科 出村研究室のチームが出場しました。これは、ロボット技術により商品の陳列や廃棄品の入れ替えなどの業務に関する従業員の負担を軽減し、あらたな顧客サービスを提供する未来のコンビニエンスストア実現を目的とした競技会です。昨年の大会では、圧倒的な成績で優勝を飾ったチーム「Happy Robot」。今年は、大学院1年 坂崎大氣さんをチームリーダーにさらに進化させたロボットで大会に挑みました。しかし電装系のトラブルが何度もチームを襲い・・・。
大会会場で日々変わるロボットの状況にチーム一丸となって向き合う様子を、坂崎さんのインタビューとともにご紹介します。
ロボティクス学科3年 滝澤正美さん。
今年も「NHK学生ロボコン」が開催され、日本代表の座をかけて全国から厳しい審査をクリアした20チームが出場しました。KIT金沢工業大学夢考房ロボットプロジェクト「Team_Robocon」は、12年連続の出場。今年チームを率いたのは、3年 滝澤正美さんです。毎年新しいルールで行われるロボコンの今年のテーマは、ロボットバスケットボール。滝澤さんたちは、機械学習を初めて導入し、ドリブル、パス、シュートと完成度を高めたロボットで予選2試合に臨みました。見事な3ポイントシュートも決めましたが…。
再びの栄光を信じ、ロボコンの舞台に立った貴重な経験をしっかりと後輩たちに伝えたいと話す滝澤さんを、試合の様子とともにご紹介します。
ロボティクス学科4年 田中悠太さん。
未来のコンビニエンスストア実現を目的に、昨年11月に開催された自律移動ロボットによる競技会「WRS Future Convenience Store Challenge2024 」。商品の陳列や廃棄品の回収作業を自動化する競技で、KIT金沢工業大学ロボティクス学科 出村研究室のチームが、圧倒的な成績で見事優勝を果たしました。ロボットの設計開発、陳列タスクの制御、回路を担当した田中悠太さん。壊れにくく、修理しやすいロボットをめざし製作した1か月半でした。この経験は、技術者として一歩を踏み出す工作機械メーカーでも必ず活かせるはずと話します。
チームHappy Robotの活躍を田中さんのインタビューとともにご紹介します。
ロボティクス学科4年 青木心路さん。
9月、日本航空宇宙学会主催の全日本学生室内飛行ロボットコンテストが開催されました。これは、飛行ロボットの普及と航空産業を担う人材育成などをめざして行われているもので、今年で20回を数えます。マルチコプター部門には、KIT金沢工業大学ロボティクス学科の伊藤恒平研究室が出場しました。制御を担当したのは、4年の青木心路さんです。青木さんは、併設校の国際高専時代から伊藤先生の下でマルチコプターに取り組み、2022年の大会では3位入賞。KIT編入後もこの大会を成果発表の場に、高度制御の自動化に挑んできました。
仲間と作り上げた機体「ベンゼン」の挑戦を、青木さんのインタビューとともにご紹介します。